お願いが、怒った。

そろそろ、マルクは限界にきたみたいで、



マルク　「さあ！

　　　　　みんな、小屋に戻れ！」

まるで、羊飼いの番犬みたいに、みんなを小屋に追い込んでしまいました。

みんなも、草を食べて、タケノコを食べて、少し遊んだので、逆らわずに入ります。

でも、



例のごとく、マイペースのアルちゃんは、ふらふら出歩こうとします。

マルク　「だめ！」

アル　　「あっ、そう・・・」

かわいそうに・・・ね。

それにしても、すっかり、夏向きの小屋になってしまいました。

あの畳のところから覗いてみると、



ウランちゃんがすぐに気付いて飛んできました。

ウラン　「マルクの意見も聞いてあげないとね。

　　　　　丁度、お昼寝したかったし。」

ウランちゃん、エライです。

こちらも、



アル　　「マルクも、ちょこっと可哀想だしね。」

アポ　　「僕も、男なんだ。」

そうね。みんな、ちゃんとわかっているようです。

それじゃ、私もちょっと寄り道して戻ります。



そろそろ、食べごろです。