piebald's blog

ポニーと馬と私が作るブログです。

もの思う秋。

2007-09-30 23:25:20 | インポート


 パイは浮かない顔をしています。今年の夏やり残したことでも、考えているのでしょうか?いつまでも、暑さが続きそうだったのに、一気に涼しくなって、もっと水浴びをしておけばよかったとか、思ったより、スイカが貰えなかったりとか?でも、それだったら、今年の夏は、放牧場が変わって、そっちの探索ばかりしてたから。それなりに、運動も、美味しい思いもしたはずです。
 明日から、衣替え。ポニーたちも、徐々に冬毛になっていきます。夏の過ごし方の影響もみられるでしょう。一生懸命草を食べていたから、ふかふかの冬毛が生えてくるんじゃないかな。



 太郎  「僕が悩んだら、相談に乗ってくれる?」

 ユーロ 「丁度良かった。
      疲れたから、首に乗ってあげる。」

 太郎  「そうじゃないってば。」



父です。

2007-09-29 23:48:32 | インポート

 今まで、パイと太郎に、ブログを任せきりにしていたマルクが、今日の担当だそうです。
 マルクの取り柄は、写真写りのいい事です。以前はがりがりに痩せていたのですが、ドルと入れ替わりに放牧されたら、見違えるようになりました。やることは、三枚目ですが、写真に撮ると、すごくバランスのいい馬に見えます。顔も、写真の方がいいですね。連銭葦毛とはまだいえませんが、周りの雰囲気とは、とてもよく合います。また、眼差しが、何かを訴えるようで、おねだり上手です。
 行動の方は、脱走して、警察のお世話になったこともあったり、あまり感心できることは・・・・・。

 マルク 「もうちょっと、褒めてくれてもいいのに。」

 リラ   「これ以上、何を言えって?」

でも、好奇心は衰えず。

2007-09-28 22:02:22 | インポート

 パイは、2歳です。サラブレットなら、もう人を乗せて走っています。でも、ここのポニーの大きさでは、大人を乗せるのは酷です。まだ、骨も蹄の辺りしか、発育が終わっていません。リピッツアも調教は5歳からだそうですから、まだまだ、遊んでいられます。この日は、子牛に興味が湧いたみたいです。馬と牛は、どういう言葉を使うのでしょう。パイのように、牛に興味を持って近づいているうちに、意思が通じるようになるのでしょうか?脳波とか計ることができたら、どんな結果がでるのでしょうね。
 でも、判らない方がいいかもしれません。『今日は、忙しいから帰ってね。』とか、『疲れたから、もう、乗らないで。』なんて、言われたら、従わなければなりません。



 太郎 「え、えぇ。
      じゃあ、今まで、僕の言ってたことは、
      通じてないの?」

 パイ 「牛と同じくらいは、通じてるよ。」

大きくなりました。

2007-09-27 23:19:17 | インポート

 太郎は母の元に飛んでいってしまいましたが、パイはゆっくり歩いて帰ります。といっても、馬の足。足元の悪さもあって、私は、ずっと後方です。パイは時々こうして待っていてくれます。虫を払ったり、あちこち匂いをかいだりしながら、気にしてくれます。
 パイが子馬だったころ、太郎のように、母が帰っても、ひとり残って遊んでいました。そのころは、誰もパイに付き合わず、帰りはひとりぼっちです。私が、この写真に辺りまで送ってあげました。木々の間を抜け、ここを通り抜ければ馬小屋があります。ここまでくると、子馬だったパイは、一気に走り去りました。
 でも、姿が見えなくなって、私が、直売所に戻り始めると、また、走って来るのです。おそらく、母の顔を見て、安心すると、来てくれたのでしょう。止まることなく走り続けて、ユーターンして、また、母の方に帰り、今度は、途中で、立ち止まり、私を見送ります。そこからは、私のことも、リラのことも見えたのでしょう。今では、臆することなく、好きなように行動します。



 太郎  「みんなが、せっかちなんだね。
       今度はゆっくりしてこようね。」

 ユーロ 「いいけど、そうしても、
       太郎は、きっと、居残るよ。」

さあ、帰るぞ!

2007-09-26 23:59:00 | インポート
 これも、見ずらい写真ですが、手前がパイのお尻で、前方の日の当たる所の白黒が太郎です。

 パイがはっきり帰るそぶりを見せたとたん、太郎は一目散に走り出しました。もしかしたら目に涙を浮かべていたかもしれません。もう少し近くに行こうとしましたが、私の前をパイがノンビリ歩いています。ポニーの幅しかない道なので、先に行くことはできませんでした。それでなくても、太郎は、あっという間に走り去ろうとしていました。なんでもいいから、パチリでした。

 馬は、帰る時は、少しでも、早く戻ろうとしがちです。人が騎乗していても、馬の好きにさせてしまうと、馬場の入り口に近づく時は、早くて、遠ざかる時は、ゆっくりになる馬がいます。馬場の中で、馬を下りるときは、入り口を背にして見せないようにします。競技場では、常歩(なみあし)で、ゆっくり退場するようにします。乗馬する時は、馬の本能ではなく、人がしっかり支持しなくてはなりません。でないと、人も馬もけがをします。



  太郎  「お母さん、会いたかった。」

  リラ   「10分位しか経ってないでしょう。」