
今日は21日。岩手にも大阪にも行かない夏休みが終わりました。一年に一度しか会えない妹と会えず、大阪のおじいちゃん(オトーサン)にお線香もあげられず、なんだか気持ちに区切りがつかない夏でした。
いつも以上に暑さがきびしくて身体もヨレヨレ。花に水をやってご飯を作るのが精いっぱい。外で人に会うこともしないので、身なりもかまわず、ぼさぼさです。
日曜日の散歩で出会った夾竹桃
そんなわたしに日曜日(16日)の朝、一通のメールが。図書の代表のNさんからで、内容は、20日から小学校が始まるので図書室の準備をして欲しいということと、今まで使っていたリクエストボックスをお隣の小学校の司書さんが欲しいと言っているのですがどうしましょう…という相談でした。
今までのパンダのリクエストボックスは、だいぶ傷んでいてそろそろ新しいものに作り替えないといけないなとは思っていたのです。でもそのパンダくんが新学期にお隣の小学校にお嫁入りしてしまうとなれば20日までに新しいものを作らないといけません。ひゃーっ、のんびり数独などに何時間も費やしている場合ではなかった。
とりあえずパンダくんをメンテナンス。図書室を木質化(杉に板で壁を覆う)する工事をしている間、今までの作品の一部を家に持ち帰っていてよかったな。
パンダくんの本を黄色に はげたところはボンドで修理
こうしてみると、くたびれてはいるものの、なかなかインパクトのある作品(?)になっていて、ちょっとだけ他所に行ってしまうのが惜しくなりました。これに負けないリクエストボックスを作らなければ。20日までに。超夏バテだけれど。
ノウゼンカズラは青空によく映える
前々から思い描いていたのは、エリック・カールの絵本「じぶんだけのいろ」のカメレオンくん。図書館で絵本を借りてデザインを写しておきました。
カメレオンくんは行くさきざきで色が変わってしまい、自分だけの色がないことを悲しく思っていました。暗い冬はグレーになって、とてもさびしそう。
春になり一匹のカメレオンに出会います。いっしょにくらすことにしたふたりは、行くさきざきでいっしょに同じ色に変わります。赤と白の水玉模様のキノコの上ではふたりいっしょに赤と白の水玉模様。幸せそうな表情の二匹のシーンで物語は終わります。

はじめは表紙の虹色のカメレオンを作ろうと思いましたが、カラー段ボールの工作用紙ではそのにじんだ感じの色がうまく出ないので途中であきらめました。最後のシーンの水玉模様のカメレオンくんを作ることにして、なんとか立体にしようと、とにかく薄い段ボールをハサミで何枚もカメレオンの形に切り抜きボンドで接着。余談ですが、山形の妹のところから送られてくる高級果物の「青森屋」さんの段ボールがこれには最適です。薄いのに密でしっかりしています。さすが高級果物は箱も高級。
百合がたくさん咲いている山の斜面
絵本では赤(実際はピンク)と白のドットになっていますが、白の段ボール用紙がないので、ピンクに黄緑色のドットにしました。これがわたしの中にはない奇妙な色合い。でもまぁ、時間もないのでどんどん続けます。キノコも作って箱の前面につけます。奇妙な世界だけれど、すこし道が見えてきた。
ここまでを夫に見せると、「もう一匹同じ模様のカメレオンを作らないと物語が完結しない。」と言うので、水曜日の朝、6時から「リクエストBox」のロゴと相棒のカメレオンも作りました。ウチは昼からしかエアコンを入れない主義(?)なので、汗だくでチョキチョキチョキチョキ、塗り塗り。
上から覗く相棒
昨日(20日)の朝は、相棒の前がさびしかったので葉っぱを作り、ようやく完成です。この日は小学校の新学期スタートの日。ギリギリで間に合いました。
午後から新旧リクエストボックスを携えて図書室へ。木質化工事を終え、新しくなった図書室は、杉の板が四方の壁全面に貼ってあり、とてもいい香りがします。でもディスプレイできるスペースがすごく広がって、それはそれでどうしたらいいものやら…。
とりあえず代表のNさんに見ていただきました。わたしとしては、色合いが奇妙な感じでよくわからない世界になったので不安だったのですが、とても喜んでもらいました。もともと喜び上手な人(いい意味で。わたしみたいにへそ曲がりじゃなく)で、本当にがんばって良かったなと思える反応をしてくれるので、わたしも嬉しい。
「ここにNさんが本屋さんのイベントのくじ引きで当てたカメレオンくんのぬいぐるみを乗せて完結です。」 と、わたしが言うと、Nさんは急いでぬいぐるみを取ってきて箱の上のスペースに乗せました。
「出会えたのねー。旅をしてやっと出会えたのね。なんか泣けるー。」
ぼやけてしまっているけれど、この一枚しかないので また撮ってきます
「じぶんだけのいろ」の世界がすぐわかってもらえるようだったら、成功です。一番のほめ言葉でした。そこから二時間半、図書室の整備や、学級文庫に入れる新しい本にシールを貼るなどして帰ってきました。送り迎えを頼んだ息子もついでに作業に加わり、力仕事や高い所の仕事など、けっこう役に立ったようで良かったです。
朝6時前のご近所 車も通らずとても静か
ひさしぶりの外の世界。夜はなんだか頭がハッキリしたままで、目をつぶれば段ボール工作用紙をチョキチョキ切っている映像が浮かぶし、なかなか寝付けませんでした(二時間スイミン!)。
適応力とテキトー力がわたしには必要です。カメレオンくんはすぐにまわりの環境の色に変わるけれど、わたしはいつでも切り替えが遅くて、渋々適応しようとすると今度はそこに固執してしまうのです。わたしがカメレオンだったら、ずるずるといろんな色が重なり合って、なんだかわからないものになっている感じかな。まったくねぇ…。

早朝の散歩 稲が黄金色に光ってる 朝陽を背にわたしと夫
いつも以上に暑さがきびしくて身体もヨレヨレ。花に水をやってご飯を作るのが精いっぱい。外で人に会うこともしないので、身なりもかまわず、ぼさぼさです。

そんなわたしに日曜日(16日)の朝、一通のメールが。図書の代表のNさんからで、内容は、20日から小学校が始まるので図書室の準備をして欲しいということと、今まで使っていたリクエストボックスをお隣の小学校の司書さんが欲しいと言っているのですがどうしましょう…という相談でした。
今までのパンダのリクエストボックスは、だいぶ傷んでいてそろそろ新しいものに作り替えないといけないなとは思っていたのです。でもそのパンダくんが新学期にお隣の小学校にお嫁入りしてしまうとなれば20日までに新しいものを作らないといけません。ひゃーっ、のんびり数独などに何時間も費やしている場合ではなかった。
とりあえずパンダくんをメンテナンス。図書室を木質化(杉に板で壁を覆う)する工事をしている間、今までの作品の一部を家に持ち帰っていてよかったな。

こうしてみると、くたびれてはいるものの、なかなかインパクトのある作品(?)になっていて、ちょっとだけ他所に行ってしまうのが惜しくなりました。これに負けないリクエストボックスを作らなければ。20日までに。超夏バテだけれど。

前々から思い描いていたのは、エリック・カールの絵本「じぶんだけのいろ」のカメレオンくん。図書館で絵本を借りてデザインを写しておきました。
カメレオンくんは行くさきざきで色が変わってしまい、自分だけの色がないことを悲しく思っていました。暗い冬はグレーになって、とてもさびしそう。
春になり一匹のカメレオンに出会います。いっしょにくらすことにしたふたりは、行くさきざきでいっしょに同じ色に変わります。赤と白の水玉模様のキノコの上ではふたりいっしょに赤と白の水玉模様。幸せそうな表情の二匹のシーンで物語は終わります。

はじめは表紙の虹色のカメレオンを作ろうと思いましたが、カラー段ボールの工作用紙ではそのにじんだ感じの色がうまく出ないので途中であきらめました。最後のシーンの水玉模様のカメレオンくんを作ることにして、なんとか立体にしようと、とにかく薄い段ボールをハサミで何枚もカメレオンの形に切り抜きボンドで接着。余談ですが、山形の妹のところから送られてくる高級果物の「青森屋」さんの段ボールがこれには最適です。薄いのに密でしっかりしています。さすが高級果物は箱も高級。

絵本では赤(実際はピンク)と白のドットになっていますが、白の段ボール用紙がないので、ピンクに黄緑色のドットにしました。これがわたしの中にはない奇妙な色合い。でもまぁ、時間もないのでどんどん続けます。キノコも作って箱の前面につけます。奇妙な世界だけれど、すこし道が見えてきた。
ここまでを夫に見せると、「もう一匹同じ模様のカメレオンを作らないと物語が完結しない。」と言うので、水曜日の朝、6時から「リクエストBox」のロゴと相棒のカメレオンも作りました。ウチは昼からしかエアコンを入れない主義(?)なので、汗だくでチョキチョキチョキチョキ、塗り塗り。

昨日(20日)の朝は、相棒の前がさびしかったので葉っぱを作り、ようやく完成です。この日は小学校の新学期スタートの日。ギリギリで間に合いました。

午後から新旧リクエストボックスを携えて図書室へ。木質化工事を終え、新しくなった図書室は、杉の板が四方の壁全面に貼ってあり、とてもいい香りがします。でもディスプレイできるスペースがすごく広がって、それはそれでどうしたらいいものやら…。
とりあえず代表のNさんに見ていただきました。わたしとしては、色合いが奇妙な感じでよくわからない世界になったので不安だったのですが、とても喜んでもらいました。もともと喜び上手な人(いい意味で。わたしみたいにへそ曲がりじゃなく)で、本当にがんばって良かったなと思える反応をしてくれるので、わたしも嬉しい。
「ここにNさんが本屋さんのイベントのくじ引きで当てたカメレオンくんのぬいぐるみを乗せて完結です。」 と、わたしが言うと、Nさんは急いでぬいぐるみを取ってきて箱の上のスペースに乗せました。
「出会えたのねー。旅をしてやっと出会えたのね。なんか泣けるー。」

ぼやけてしまっているけれど、この一枚しかないので また撮ってきます
「じぶんだけのいろ」の世界がすぐわかってもらえるようだったら、成功です。一番のほめ言葉でした。そこから二時間半、図書室の整備や、学級文庫に入れる新しい本にシールを貼るなどして帰ってきました。送り迎えを頼んだ息子もついでに作業に加わり、力仕事や高い所の仕事など、けっこう役に立ったようで良かったです。

ひさしぶりの外の世界。夜はなんだか頭がハッキリしたままで、目をつぶれば段ボール工作用紙をチョキチョキ切っている映像が浮かぶし、なかなか寝付けませんでした(二時間スイミン!)。
適応力とテキトー力がわたしには必要です。カメレオンくんはすぐにまわりの環境の色に変わるけれど、わたしはいつでも切り替えが遅くて、渋々適応しようとすると今度はそこに固執してしまうのです。わたしがカメレオンだったら、ずるずるといろんな色が重なり合って、なんだかわからないものになっている感じかな。まったくねぇ…。

早朝の散歩 稲が黄金色に光ってる 朝陽を背にわたしと夫