ぼくぽてちん忘備録

a chainless soul
ずーっと夏休み

遁走記㉝(オサ)

2023-08-29 04:10:00 | 日記
【オサ】
「私もいい歳になって、このまま終わる(こんな社会を残すこと)のが悔しいんです」

こいつ、、、顔も言うこともかっこよすぎんだよな
いつもぶーたれる私の話を、いつも爽やかに聞いてかっこいいことを言う
いつもはお手本じみたことばっか言っちゃって、
だからいつも文句言ってきてた
Facebook上でも、公人(オサ)相手なのに憚らず罵倒したこともある
それでもいつもこの顔(文字)で爽やかに返してくる

初めて会ったのはコロナ禍の緊急事態宣言中
確か土日のどちらかで、彼の職場(庁舎)は丸々一棟無人
町にも人がいない中、いきり立って単独で突っ込んでいった
約2時間近く一方的に話したが、模範的な回答しかしてくれず、
ただ、今考えれば知らないことも多かったのだろう、
後に歌舞伎町の「フカザケ」(深夜酒類提供店舗)をNHKが取り上げてくれるまでになった

この人は、学習好機に敏で何気ない会話の中にコトバを、たくさん拾ってくれていたのだろうなと
いつもサシで話を聞いてくれ、メモしてくれる

ただ、この日この人が初めて感情的になっていたように思える
そう、初めて会った時から、むしろそれ(コロナ)を機に、日本はこんなに変わってしまって
この国の破綻を合理的に説明できる唯一の町が彼(オサ)が率いる歌舞伎町なんだろう
歌舞伎町が特殊なんじゃない
この国はとっくに終わってんだよ
夏休み中、捜査が入る前に会えてよかった

【会社】
そう、会社の夏休みを2週間とってみたの
試験的に
会社の機能の不具合?歪み?のチェックという意味も兼ねて
そうして昨日終わった
結局何もなかった
徹底的な記録と危険予測の蓄積された膨大な情報量とそれを怠らなかった日常に改めて感謝する
一人輪番で出社している経理部長と静かな事務所でよく話す機会を持てたことは有益だった
うちの会社は、稀にみる強く、しなやかな組織なんだと思う
たった一つの醜悪を除けば

【オサ】
もとい、わたしの今回の提言はこの町の今の人たちには背信的行為だと思う
だから、誰も巻き込みたくなかった
そして極めて感情的に陳情した
それに対して感情的に返してくれた
表面的には「爽やか(彼)vs生意気(私)」いつも通りだったと思う


【ウチ】
疲れ帰って、
目の前のネクタイ(ダサい。センスが全くない。)に向かって、
問う:お前ならどうする?
きっとこう:さくちゃんだったら一人で動きなよ、ムカつくんだろ?
まぁもう動いちゃってんだけど
どうだクルクル。やっぱりおれは私人で良かっただろう
肩書なんか持つもんじゃないよ鬱陶しい
あなたが久里浜でくれた肩書で充分なのよ


【オサ】
たくさん反抗しましたが、あなたがオサで良かったです
改めておめでとうございます
あなたは肩書を行使できる人だよ
それでもわたしは生意気ですが、どうぞ引続きお引き受けください
おれより強かでおれより強い人

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