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【映画】グラスホッパー…ジャニーズゴリ押し、雰囲気重視の変なセリフ、筋の通ったドラマ等の要素をまとめて何とかした力作

2023-04-23 14:38:26 | 映画
本日は、2023年4月23日(日曜日)

先程、お昼ご飯を食べに「青空みあん」まで行って、ただ帰ってきました。


(帰り道に「ベスト電器」にガンプラチェックで寄ったけど、買い物は無し)


2023年4月30日 22:10追記:この日、2023年4月23日(日曜日)は、今記事をアップした後の時間、「Prime Video」「ヘンゼル&グレーテル」を鑑賞しました。)



以下は、映画鑑賞記録です



「グラスホッパー」🦗
監督 :瀧本智行
出演 :生田斗真、浅野忠信、山田涼介
制作年:2015年
制作国:日本🇯🇵



2023年4月12日(水曜日)の夜と、13日(木曜日)の夜、2回に分けて「Netflix」で鑑賞しました。



概要
伊坂幸太郎の小説「グラスホッパー」の映画化。
渋谷のハロウィンイベントの日、若い女性 百合子(波瑠)は、ジャックランタン🎃の扮装をした迷子になった男の子と出会う。男の子を交番に届けようとしていた頃、薬物漬けの男が運転する暴走車がスクランブル交差点に突っ込む事件が発生、男の子を庇った百合子は、他の数人と一緒に犠牲になり命を落とす。
後日、百合子の婚約者で、教師の鈴木(生田斗真)が、百合子が事故にあった現場に行くと、そこで“犯人は別にいる、フロイラインの寺原親子を調べろ”と書かれたメモを拾う。その後鈴木は、教師をやめフロイラインという会社に新入社員として入社し、真相を探ろうとする。



感想
「ブレット・トレイン」鑑賞後、「ブレット・トレイン」の記事を書くため情報を調べていたら…
「ブレット・トレイン」は、伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」が原作。
伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」は、同著者の「グラスホッパー」の続編。
そういえば日本映画で「グラスホッパー」ってあったな。
…と探して観たのが、この映画です。

これも「ブレット・トレイン」同様に、複数の殺し屋が登場する、殺し屋バトルもの。
冒頭の波瑠が登場するあたりの描写では、重厚な物語になるのかという雰囲気があったのですが、全体像はそんなことも無く…割とイカれた映画でした。

「ブレット・トレイン」を観た際、「おそらく原作小説は…未読ではあるけど…こんなにイカれたものでは無いだろう」とか考えていたのですが、この映画「グラスホッパー」から判断するに、原作自体も(多分)“そこそこ”にイカれた話だったようです。

で、この映画「グラスホッパー」では、

吉岡秀隆演じる、
オーラや個性を消して雑踏に紛れ、ターゲットを道路に押して事故に遭わせる押し屋。
…このキャラはまだ現実っぽい話の延長線上…イカれていない部分のキャラだったのですが。

浅野忠信演じる、
目を見せると、ターゲットとなった相手は、言われるがままに自殺してしまうという超能力を持った自殺屋=鯨。
このキャラは、更に、過去に殺した人間がずっと見えるという特殊体質の持ち主。
…ここいらでイカれ設定が如実に登場「おやとなります。

山田涼介(生田斗真に加え、更にジャニーズ色が加味)演じる…
ナイフ使いの無双な殺し屋=蝉。
相棒は、仕事をとってくる役の村上淳演じる岩西。
山田涼介は、しじみが空気を吐き出すのを見て生きてる云々言うイタいキャラ。
村上淳は、大物アーティスト ジャック・クリスピンのセリフとかを引用するイタいキャラ。
(ジャック・クリスピンとか知らんと思って調べたら、原作から登場する架空のアーティストとのこと)
このイタい二人の部分は、古き悪きアングラ系というか、サブカル深部というか、ヌーベルバーグに憧れた系というかの…雰囲気重視、意味不明系日本映画の台詞回しを揶揄するネタなんかな(だとすれば原作からのネタなんでしょうが、ガチでは無く揶揄だと思う。)
浅野忠信とか、山崎ハコとかの起用も含めてネタよね😅
「千鳥のクセがすごいネタGP」で、しずるがやっているネタと同様の事がここでも行われているようです。

佐津川愛美というよく知らない女優さん演じる…
鈴木の教え子だという若い女性。
実は、毒殺専門の殺し屋💉で、「ブレット・トレイン」に出てきたザジー・ビーツと同じキャラ“スズメバチ”🐝なんだと思われます。

菜々緒演じるヤクザの女も、殺し屋ではなかったはずですが割と殺します。
「ブレット・トレイン」の原作「マリアビートル」では、「ブレット・トレイン」ブラッド・ピット演じるレディバグ🐞…の元になったキャラクター名が“七尾”という事なので、私の頭の中が、勝手にバグっております🌀
“レディバグ”“バグっております”で更にバグって…🌀🌀

等々、殺し屋各位が登場。
彼らが絡み合って、だんだん変な話になっていく塩梅です。


ジャニーズからの、日本芸能界へのゴリ押し営業力(と裏の力)が働いた映画であり…

意味わからんセリフや描写のある、古き悪きアングラ映画風の雰囲気も味わえながら(個人的には味わいたく無いけど)💦

超能力だの霊だの、個性的な殺し屋だのと、過剰なエンタメ要素も加味。

一応、生田斗真波瑠吉岡秀隆麻生久美子子役💍…ラインで正統派のストーリーも抑えられつつ。
「ブレット・トレイン」には、ここが意図的に無かった気がする😅)

…と、おそらく原作通りなのでしょうけど、この盛りだくさんで、本来異質な要素の数々が、が、何故かまとまってしまった変な映画でした。
その点で頑張りが見えます。
これが出来るとなると、日本映画も成熟してきたものだと、更に見直さないといけないのかも知れません


点数は4点(5点満点中)です。



蛇足
蛇足1:押し屋と加害車両
吉岡秀隆がターゲットを押して加害者になった車両…
ソニー損保に入っていたりしないのかな…とか考えて観ていました。

蛇足2:村上淳と浅野忠信
上記、蛇足1同様…元配偶者関連ですが…
村上淳浅野忠信の対決時、私の脳内には、UACHARAが浮かんでおり、それ風のデッキが組み上がった感。

以上です。



(当ブログ内の関連記事)
2023年04月22日 【映画】ブレット・トレイン…真田広之の諺は劇中の指摘同様伝わりづらい



では、このあたりで



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