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【映画】死刑にいたる病…ヤトマの掟

2023-06-18 10:52:35 | 映画
本日は、2023年6月18日(日曜日)です。



以下は、映画鑑賞記録です



「死刑にいたる病」🥯
監督 :白石和彌
出演 :阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典
制作年:2022年
制作国:日本🇯🇵



2023年6月10日(土曜日)のAM3:40頃までにかけ「Netflix」で鑑賞しました。



概要
櫛木理宇の小説「死刑にいたる病」の映画化。
大学生の筧井雅也(岡田健史)は、祖母の葬儀のために実家に帰り、そこで実家に届けられていた自分宛の手紙を見つける。差出人は連続猟奇殺人犯として服役中であり、かつて雅也がよく通っていたベーカリーの元店主 榛村大和(阿部サダヲ)だった。
雅也は、榛村の手紙に書かれていた内容どおり、榛村との面会に向かうが、槇村は、立件された殺人のうち、他のターゲットとなった16〜17歳の少年少女達とは一人だけ異なる被害者24歳の根津かおる(佐藤玲)だけは、自分の犯行ではないと語り、雅也にこの事を調べてほしいと持ちかける。



感想
(以下はネタバレ注意)
原作は未読。
映画は、深夜に観ていたのだけど、面白くてついつい最後まで観てしまった映画。
(結果、途中までの面白さほど、オチは面白くないと思ってしまったわけですが)

話すだけで洗脳されてしまいそうな…というか洗脳されてしまう…殺人犯と面会するうち、彼の意のままに動かされ、
観客のこちらも、真面目で罪のない少年少女ばかりを狙って、拷問の末殺してしまう、忌むべき連続殺人犯の話に聞き入るという恐怖のお話。
怖いけど面白い系です
途中までは、概ね「羊たちの沈黙」を観ているような感じですかね。

最後の方は、操られていたはずの岡田健史演じる大学生が、この“レクター気取り”に見える阿部サダヲ演じる殺人犯が人を操るために行っていた狂言を見破り、この殺人犯の殺人動機は…
ともすれば、真面目で普通の子ばかりを狙ったのも、コンプレックス故なんじゃないか
結局は、単に人身把握に長けた壊れた人物ってだけで、さしたる美学もないんじゃないか
ぐらいまで貶めるというオチ(という若干、締まらないオチ)なのかとも、一瞬思わせるんだけど。

阿部サダヲの企みには、更に奥があって、無関係と思っていた彼女が阿部サダヲと繋がっていた💦💦💦という、ホラーで終わる💦💦💦という。
このオチも唐突ではなく、宮崎優演じる彼女のそれまでの演技やら、中学時代の同級生だったという伏線もちゃんとあります。
…良くできた脚本です


桜の花びらか何かを撒いている回想シーンのアレが、被害者から剥がした爪💦💦💦っていう、象徴的なシーンも怖かったです。

…あと、中山美穂の恐らくそこそこ頑張って保とうとしているにもかかわらず、イケていない歳の取り方も、世代的には恐怖です💦


あとは…阿部サダヲの評価が一段変わる映画でもあったんじゃないですかね。
今まで殺人犯の印象など無い阿部サダヲですが(私が知らないだけなんだろうけど💦)
その芸名の元になっている人物方向の役…というより凶悪さでは遥かに行きすぎた…役を演じています。
この、信頼させ心を掌握した後、拷問と殺害に至る殺人鬼…もしも被害者に、有名子役2名…芦田愛菜鈴木福…もアテていたら、各層にトラウマ必至の、更なる問題作になったんでしょうが…バカな意見でした…作品性がズレてきますよね。
(ちなみに私「マルモの掟」は、未鑑賞です。)


点数は5点弱(5点満点中)です。



では、このあたりで



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