Neroliの日記

Neroliは好きな香り。大好きなフィギュアスケーター羽生くん、エンタメ(歌舞伎・映画)、初孫のことを日記に書いてます。

映画『トップガン マーヴェリック』※ネタバレあり

2022年07月28日 | 映画

映画『トップガン マーヴェリック』

3回目、初めて4DX観てきました!

 

 

荷物をロッカーに預けて

飲み物だけ持って席に着くと

座席数が少ないのもあって満席!

 

 

激しく揺れたり、後ろからドンと衝撃がきたり

熱風に雨どころか雪まで降ってきて💦

アラカン夫婦は座席にしがみつきながら見てました😅

 

 

シニア割りで入場料2200円

 

 

4DX以外は上映回数が多くて、入場料ももうすこしお安いから

予約なしで買い物ついでにふらっと見ることもできるお手軽さ!

映画の魅力を再確認しています

 

 

 

 

 

 

『トップガン マーヴェリック』

『トップガン』を見たことがない方でも文句なしに楽しめると思います!

 

 

もしかしたら

見たことがない方のほうが先入観なしに

映像の素晴らしさ、物語の面白さをストレートに感じることができるかもしれません・・・

 

 

 

 

『トップガン』を映画館で観たシニア世代は

懐かしさとかノスタルジックな感情が先立ってしまって💦

あまりにも年月が経って、年をとったせいかもしれませんが😅

 

個人的には、3回目で物語そのものの面白さがすーっと心に染みました

 

 

 

 

 

『トップガン マーヴェリック』

オープニングで「Top Gun Anthem」が流れ

空母で夕陽を背に指示を出すフライトデッキクルー達のシルエットが映し出されるとカッコよくて(涙)

懐かしすぎて(涙)

目頭が熱くなりました(涙)

 

 

 

「Danger Zone」が流れ

MA‐1にレイバンアビエイターのマーヴェリックがカワサキのバイクで

夕陽を背に滑走路のF/18と並走する見覚えのあるシーン(涙)

めちゃくちゃカッコいい(涙)

 

 

そんなオマージュとリスペクトをたっぷり見せられて

この映画は『トップガン』を愛するファンの期待を裏切りません!って宣言されたようで

一気に期待が膨らみました!

 

 

 

「もし僕がこの映画で人々を楽しませるなら、すべて実際に撮影する。

僕はF/A-18に乗る。

だからカメラリグを開発しなければならない。

長い、長い時間がかかる。」

 

 

トム・クルーズはアメリカ海軍航空部隊の全面協力のもと

パイロットを演じる俳優たちに(トム自身も)

5か月間のGを引き上げる厳しい飛行訓練を課したそうです

 

 

その結果

撮影に入る前に全員が自然に本物のパイロットらしく振舞えるようになり

実際に飛行中の戦闘機の後部座席に乗り込んで、気絶したり吐いたりせずに演技をして

その映像を自分で撮ることができるまでに!

 

 

そうやってできあがった戦闘機のシーンは

これまで見たことのない迫力ある映像で✨

臨場感があって、一瞬たりとも目が離せません!

 

 

お客さんに楽しんでもらえる映画のために

ストイックに体を張って頑張ったトムをはじめとする俳優陣に頭が下がります

 

 

 

教官になるもうまくいかず

僚友グースの訓練中の死をいまもひきずるマーヴェリックは

 

昇進を断わり、引退もせず

「僕はパイロットだ。それは職業じゃない。僕そのものだ」と

戦闘機パイロットの夢を捨てきれないまま、テストパイロットの身・・・

 

でも、夢を追う一途な気持ちは今も変わらない

 

映画への愛と情熱にあふれ、夢を追い続けるトム自身と重なります✨

 

 

 

海軍大尉となって、ガンで余命いくばくもないアイスマンのはからいで

不可能とも思える困難なミッション遂行のため

教官として再びトップガンに呼び戻されたマーヴェリックを

次世代パイロットたちはポンコツ扱い・・・

 

お手並み拝見とばかりに上から目線の彼らを

最初の飛行訓練でキリキリ舞いさせて実力を見せつける場面はスカッと胸がすきました!

 

音楽はThe Who「Won't Get Fooled Again」

カッコよかった✨

 

 

 

時代は変わり

次世代パイロットには優秀で男勝りなフェニックスがいたり

人種も多様で全員が個性的なのですが

その中にはグースの息子ルースターも!

 

 

亡くなった母親の遺言「息子をパイロットにさせないで」を守るために

トップガンの願書を勝手に破棄したマーベリックに対して不信感を抱いたままで

2人の間にはピリピリと緊張感が漂います

 

 

父親代わりになろうとしながらもどうすればいいかわからないマーヴェリックと

彼を誤解して意地を張るルースター自身もパイロットとしての悩みを抱えていて

ふたりの溝は埋まるんだろうかとヤキモキしますが💦

 

ふたりの”親子”の物語が新たに加わることで

長い空白の時間は、このために必要だったのかもと納得しました

 

2人の関係性はどう変わるのか

ものすごく見ごたえがあって大好きです!

 

 

 

3回目は登場人物全員の心情がすごく響いて

一番泣けました(涙)

 

 

 

チームの絆を深めるために

訓練をさぼってビーチでアメフトに興じる場面

男性は上半身裸でムッキムキ!

いかにもアメリカらしく陽気にはしゃぐ姿がカッコいいのですが✨

それは命がけの苦しい訓練を忘れたほんのひと時・・・

グッときました(涙)

 

 

驚くのは、そこに彼らのオヤジ世代のマーヴェリックが入っても違和感がないこと!

軽やかな動きと鍛え抜かれた肉体✨

スゴイです✨

 

 

パイロットの腕は確かだけれど相変わらず無鉄砲なマーヴェリックに手を焼きながらも

上官や周囲の人々が、徐々にその熱い思いと行動力にほだされて

いつのまにか彼を後押し!

 

厳しくも温かく見守る姿がみんなカッコよかった✨

寡黙で多くを語らないんだけど、視線とか表情から心情が伝わって泣けました(涙)

 

この映画には心底嫌な人間は一人も出てこないところも、あり得ないけど大好きです!

 

 

 

 

次世代パイロットたちのライバル関係や友情

バーを経営するシングルマザーでマーヴェリックのかつての恋人ペニーとマーヴェリックの恋の行方

ペニーと娘アメリアの母娘の絆

 

 

多彩な人間模様がエモーショナルに描かれているから

誰が見ても、共感したり感情移入できる部分があるのも

大ヒットの理由の一つかなと思います

 

 

 

テンポよく次から次に見せ場があって✨

泣いたり笑ったり

 

想定外のドッグファイトに手に汗握ってハラハラドキドキした後は

すべてがハッピーエンド✨(涙)

 

あっという間の2時間11分✨

とにかくおもしろい!!✨✨

 

憂さが全部吹き飛びます❣

最高でした✨✨

 

 

 

 

 

 

 


MTV独占放送 2021年公開ドキュメンタリー完全版「オアシス ネブワース1996」

2022年01月12日 | 映画

2021年公開ドキュメンタリー完全版

映画「オアシス ネブワース1996」

MTV独占放送

※画像はお借りしました

 

 

 

当時人気絶頂だったオアシスのライブドキュメンタリー

総指揮はオアシスの主要メンバーだったノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガー兄弟

 

2日で25万人動員!

熱狂のライブ映像に

メンバーと、ライブに参加した10代から20代の若者の

当日のコメントと現在のコメントが流れ、舞台裏の映像も流れて

 

オアシスをリアルタイムで聴いていたファンの方なら

文句なしに感動!楽しめる作品だと思います

 

 

1996年といえばアラカンは子育て真っ最中でライブどころか音楽もほとんど聞いてなくて💦

CMによく使われる「Whatever」くらいしか知らなくても

映画から、ノエルの作る楽曲とリアムの歌声とキャラクター、オアシスの魅力が伝わりました

英語がわかる方なら、楽曲のよさをもっと感じると思います(当方は英語わかりません💦)

 

 

映画の中の若者と同じくらいのとき

ほとんど手ぶらで💦野外ライブに出かけて

土砂降りの雨でずぶ濡れになっても平気だったな・・・と懐かしくなりました

 

古い球場でのライブ

夕陽が落ちる時間に登場したオオトリ、今は亡きマイルス・デイヴィスの

シンディ・ローパーのタイム・アフター・タイム、

マイケル・ジャクソンのヒューマン・ネイチャーを生で聴いたときの感動は鳥肌もの!

古すぎて?どこをさがしても映像が残ってないのが残念です💦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


クリント・イーストウッド監督 実話映画「リチャード・ジュエル」

2021年12月06日 | 映画

ひさしぶりに映画「シンプル・プラン」を見直してみようと番組表をチェックしたついでに

たまたま録画した実話映画「リチャード・ジュエル」

とてもよかったです!

 

 

 

監督は御年90歳!(撮影当時89歳)のクリント・イーストウッド

アラカン世代には懐かしの「ダーティー・ハリー」をはじめ、数々の映画に俳優として出演

映画の面白さを知り尽くしたクリントイーストウッド監督と

「ハンガー・ゲーム」のビリー・レイ脚本

スリリングで胸が熱くなる展開に一気に引き込まれました

 

 

1996年アトランタオリンピックが開催される中

お祭り気分の大勢の人々で賑わうオリンピック公園の記念コンサートで実際に起きた凄惨な爆破テロ

 

 

主人公のリチャードは法的執行官への強い憧れと尊敬から警備員の仕事に就き

コンサート会場で不審な荷物を発見して通報

中身が爆弾とわかるや、ひとりでも多くの人を助けたい一心で

大きな体に大汗をかきながら必死に走り回って人々を避難させ

多くの命を救ったことで一躍、英雄視されます

 

 

ところが

リチャードに偏見を持つ前職の上司である大学学長の善意?の電話から

リチャードに爆弾犯の先入観をもったFBIは、確証もなしに真犯人と決めつけて強引に捜査を進め

あげく、捜査情報を野心家の新聞記者にリーク!

 

情報をつかんだ地元紙は地元紙で確信もないままに

フェイクニュースを特ダネとして大きく報道

リチャードは真犯人に仕立て上げられてしまいます(涙)

 

 

マスメディアの扇動で真実が捻じ曲げられて拡散する怖さ、

それを見聞きした人々が確証もなくデマを鵜呑みにしてしまう怖さ

 

誰でも簡単に情報を発信することができて

受け取る側も悪意なく拡散してしまうことがないとは言い切れないネット社会ならなおのこと

悪意があろうがなかろうが、いとも簡単に人権が侵害される怖さを感じます

 

 

 

誤った正義感をふりかざして

人権を無視した強引な捜査をするFBI(かつてのダーティー・ハリー!)と

突然手のひらを反すメディアや人々に腹が立つし

リチャードに同情しつつも

 

前半はどこか釈然としないまま、物語が進みます!

 

 

というのも

子供の頃から太った体型と容姿をバカにされ続けたリチャードは

自尊心がどこか希薄?

怒っているのか笑っているのかはっきりしない曖昧な感情表現で、どこへ行ってもナメられるし

生真面目すぎて融通が利かない不器用な性格

おまけにガンマニアで税金を滞納してたり

ジャンクフード好きでお腹を壊しやすかったり💦

 

 

本質は正義感にあふれ

鋭い観察眼があって気が利くし

とても優しい性格で親思いだけれど

 

 

非礼なFBIに怒るどころか

嬉々として捜査に全面協力してるように見えたり

しゃべるなと言われても余計なことをペラペラしゃべって

犯人だと疑われかねない情報を与えてしまったり💦

 

どうもイライラさせられる💦

 

 

 

そんなリチャードを最後まで信じて助けてくれたのが

弁護士のワトソンとアシスタントのナディア、友人のデイブ、そして母親ボビの4人

 

 

英雄となった息子を誇りに思い、幸せそうなボビから笑顔が消えて

不安で苦し気な様子は痛々しかったけれど(涙)

 

悪くなるばかりの状況に苛立つ息子に涙して

意を決して、普段口数の少ないボビが多くのメディアを前に演説

息子の無実を大統領に泣きながら訴える場面は

同じ母親として、号泣😭

勇気をもって息子のために闘う姿勢を見せたボビを心から称えたくなりました(涙)

 

 

そしてリチャードを救う立役者が弁護士のワトソン

かつて一緒だった職場で、新米備品係のリチャードを彼だけはバカにせず

一人の人間として普通に接したことから弁護を依頼されますが

 

感情的で、一見弁護士らしからぬラフな格好

権威や肩書きにおもねることなく、自身の直感を信じて弁護を引き受けます

 

 

FBIに怒るどころか、かばうかのような発言までするリチャードの煮え切らない態度に

どうして怒らないんだ!とキレながらも

利害関係抜きに、無罪を信じて寄り添いながら熱く奔走!

 

 

信頼できる数少ない人物とリチャードの心温まるエピソードが

順を追ってとても丁寧に描かれていて、4人に好感が持てるからか

リチャードのこともだんだん理解できて

いつのまにか全力で応援してました!

 

 

 

映画の終盤

ふたりで司法当局を訪れて、FBIと対峙する場面

リチャードはこれまでとは別人!

容認できないことは自分の言葉ではっきりきっぱり伝えて

確信をついてFBIの鼻をあかしたのは

 

拍手喝さい!

胸がすく思いでした!

 

そして

自尊心を自ら守ったリチャードがひとまわり大きく頼もしく見えました

 

 

 

容疑が完全に晴れたとわかり

カフェでドーナツをほおばりながら、例の表情で!うれし泣きするリチャードが愛おしくて(涙)

ワトソンの優しい労いの言葉に、またまた号泣(涙)

 

最高のコンビだわ(涙)

 

 

最後の最後にもう一つ嬉しい出来事が待ってるのは映画を見てのお楽しみ!

 

 

重い内容でありながら

ほっこりしたり涙したり、笑ったり怒ったり

楽しめて泣けて、後味は良好!

 

おすすめの映画です

 

 

 

あらすじは映画.com「リチャード・ジュエル」でご覧ください