S☆1
羽生くんのノーカットインタビュー
書き起こしです
TBS上村アナ:さて北京オリンピックまではあと26日となりました
ということで、今夜は新春特別企画です
オリンピック3連覇がかかる羽生結弦選手
北京への思いを明かした貴重なインタビューをノーカットでご覧ください
ナレーション:怪我の影響で8か月ぶりの実践となった全日本
圧倒的な強さを見せた羽生結弦はオリンピック3大会連続で代表に内定
その翌日、各メディアの取材が許された
限られた時間の中、羽生が明かしてくれたのは4回転半ジャンプとオリンピック3連覇の本音
そこで収録時間7分25秒のすべてを届ける、羽生結弦ノーカットインタビュー
伊藤アナ:まずはオリンピック3度目の出場おめでとうございます
羽生くん:おめ・・・ありがとう、っあはははは、おめでとうございますって言っちゃった
伊藤アナ:いやもうご自身にとって特別な舞台でしょうから、おめでとうって自分に声をかけるくらいかもしれませんね
羽生くん:それはないかな、はは、いや正直、頭まわってないんじゃないかな。
あのーそうですね、やっぱ昨日全力で出し切ったんで疲れてはいると思うんですけどまぁなんかこういう取材受けてるときに、あ、やっぱオリンピックだなって思いますね。
伊藤アナ:テレビ局各局まわってインタビュー受けてってことですね
羽生くん:そうですね、なんかやっぱオリンピック金メダル獲った時ももう寝る暇もなくずーっとこういう感じでやってたんで、なんとなくそれを思い出したりして楽しい気分にはなりますね。
伊藤アナ:そうですか
ま、ほんとに前人未到の4回転アクセルっていうものへ挑戦されて、体、足の状態ってどうですか
羽生くん:まぁなんかもちろん痛み止め飲みながらやってることは間違いなくやってはいて、でもまぁそんな強いものは飲んでなくて、平昌オリンピックとかに比べたらもうほんとに3分の1くらいですんでるので、まぁ人間が飲める、人間が飲めるっていうか推奨されてる量ですんでるので、まだ全然大丈夫ですね。
ただ、まぁ間違いなく蓄積されてるダメージだったりとかまぁちょっと全日本に向けて無理した部位とか多分あると思うのでしっかりケアしながら何よりもオリンピックまで4回転半跳びたいという気持ちが強くありますけど、早く練習したいって気持ちもありますけど、出れなきゃ意味ないので、練習できなきゃ意味もないですししっかりやっていきたいです、はい。
伊藤アナ:昨日内定が決まった直後の会見で出るからには勝つっていう言葉があってその間にこぅ少し間が3秒くらいですかね、あったかと思いますが
羽生くん:あはは、はい
ナレーション:それは北京オリンピックに内定した直後、記者会見でのことだった
※ここで「全日本で勝ち取りました。出るからには勝ちをしっかりと掴みとってこれるように」
北京五輪代表発表会見での羽生くんの映像と言葉が流れる
ナレーション:決意を口にするまでの3秒間脳裏によぎった思いは
羽生くん:やっぱ覚悟が必要でぅーん、いやーやっぱり勝つっていうことってそんな簡単じゃないんですよね。
昔は勝つためだけにやってたんですけど、今は勝つためだけにやってない自分がまぁ少なからず存在していて、でもオリンピックって勝たなきゃいけない場所なんですよ僕にとっては。
たとえそれが3連覇っていう自分が思い描いてなかったものだったとしても、でもオリンピックに出るからにはやっぱあそこは勝負の場なんで勝たなきゃいけないと思ってるんですよ。
だからその覚悟がお前にあるかって問いながら、ぅん、言ってたと思います。
伊藤アナ:その問いかけた答えがあの勝っていう言葉
羽生くん:まぁ結局4回転半降りたいのはぅーん、勝ちたいからなのかなって最終的には。
ま、オリンピック、オリンピックってやっぱ勝たないとほんとに意味がないんですよ自分は、特に自分は。
皆さんにとっては、それ、なんだろ、僕の気持ちを全然押し付ける気持ちは全くなくて、ただ僕はやっぱりほんとに2連覇っていうものを人世懸けて追い続けて、で、ほんとに色んなものを積み上げて2連覇を掴みとって 今度は3連覇っていう、なんかそこまで考えてなかったんでもしかしたらもしかしたらそれが消え去ってしまうんじゃないかとか思ってもいるんですけど、ぅーんでもやれるんだったら獲ってやろうじゃねーかって、なんか自分に言い聞かせながら、うん、やってます。
なんかでも、その3連覇を獲るためには間違いなく4回転半が必須になってて、それを成功させないと僕は心の中から勝ったって言いきれないと思うんですよね、平昌オリンピックのフリーが終わった時みたいに。
伊藤アナ:はい
羽生くん:あんときはもう勝ったって思ってたんで。
もちろんいろんな可能性はあったと思いますけど自分自身勝ちきれたと思ったんで。
だからまたあんとき以上に自分の心の中から勝てたって思いきれるように、自分の演技だけでそう思えるようにまた突き詰めて練習したいと思います
ナレーション:インタビュー時間残り3分
4回転半ジャンプの話題に
この前人未到の大技は今の羽生にとって挑戦という言葉以上の特別な意味を持っているという
伊藤アナ:ファンの方からは見たいという声もあれば体への負担考えて心配だっていう声もあったり、どういう風にとらえてますか
羽生くん:まぁそうですね、ぅーん難しいなとはやっぱ思います。
たぶんきっと一番感じているのは僕なんだと思います。
見てくださる方々もたぶん難しいなっていうことはわかってくださってるとは思いますし気持ちをすごく寄り添わせてくださってるのもわかるんですけど、でもなんか昨日、今日とまぁ過ごしてみて、やっとみんななんか心の底から4回転半降りてほしいなって思ってもらえるんじゃないかって、なんか思ってます。
いままでは、ぃや確かに夢は叶えてほしいと、けど、降りたらやめちゃうんだよなって怖さみたいなものがたぶん皆さんの中にたぶんあって、たぶん報道してる方々の中にもあって、だから、だからこそ僕が全日本来た時にオリンピック出ますって、その覚悟できましたって言った時にすごくみんな嬉しそうにしてくれて、なんかそれも嬉しかったんですよね、あーこんなに望まれているんだなって。
で、なんか僕自身のスケートってもうなんか僕の手から離れきってるわけではないんですけど、皆さんのものなんだなって。
だから、もちろん最後滑りきるのは僕ですし、最後まで頑張りきるのは僕なんですけど、なんか皆さんが期待してくださってる姿を僕は全うしていきたいなってやっぱり思います。
それが4Aであってオリンピック3連覇であると思います。
伊藤アナ:ほんとに、昨日の会見でも皆さんのためにって言葉もあったりして、これまでの過去のオリンピックとはちょっと違う気持ちの持ち方ですかね
羽生くん:まぁ僕自身が心から、じゃオリンピックに出場することを望んでいたかって言われたらそれが今までの人生の中でなかったので、そう考えるとやっぱり一番は皆さんのためなのかなと。
でも今までの競技人生全部振り返ったなかで、一番よかったのは皆さんのためにって、誰かの幸せのために滑ったときが一番よかったんで、それを信じてまた自分を追い込んで頑張りたいと思います。
伊藤アナ:ほんとに楽しみにしています
羽生くん:ありがとうございました
伊藤アナ:ありがとうございました
羽生くん:これからも応援よろしくお願いします
伊藤アナ:こちらこそよろしくお願いいたします
羽生くん:ありがとうございました
伊藤アナ:ありがとうございました
羽生くん:すごい頷いてらっしゃった
伊藤アナ:いやもぅ、ありがとうございました
羽生くん:また五輪まで頑張ります
【以上】
羽生くんにとってオリンピックは勝ちを掴みに行く場所
生半可な気持ちでは臨めないから
覚悟が決まるまで、北京オリンピックへ明言しなかった
でも
オリンピックへの迷いはあったとしても
常に羽生くんが考える史上最高のプログラムの完成を目指して
羽生くんのすべてをフィギュアスケートに捧げて
世界中のファンに幸せを与えて続けてくれてたから
勝手だけど(すみません!)
競技者にとって最高峰の舞台であるオリンピックに羽生くんが出ないなんて
そんな役者不在のフィギュアスケートなんて全然想像できなかったから💦
ほんとにもう嬉しくて嬉しくて
羽生くんに心から感謝です!!
週明けは願掛けのお参りをしてきます
4Aが必ず成功して
羽生くんの夢が叶いますように
羽生くん、がんばれーーー!!
※下書き消してませんでした、ごめんなさいm(__)m