「羽生の個人的な勝利だった」元祖“4回転王”ティモシー・ゲイブルが羽生結弦の“4アクセル挑戦”を絶賛したワケ《独占インタビュー》(田村明子)#フィギュアスケート #figureskate #羽生結弦 #北京五輪 #Beijing2022 #TEAMJAPAN #鍵山優真 #宇野昌磨 https://t.co/gOnuJKaYf8
— Number編集部 (@numberweb) February 22, 2022
Number Web「羽生の個人的な勝利だった」元祖”4回転王”ティモシー・ゲイブルが羽生結弦の”4アクセル挑戦”を絶賛したワケ《独占インタビュー》
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1998年3月に試合で史上初の4回転サルコウを成功させ、1999年のスケートアメリカでは一つのプログラムで3度の4回転を降りた最初のスケーターとなったティモシー・ゲイブル。2006年に競技引退後、コロンビア大学、ニューヨーク大学大学院を卒業し、現在グーグルで働く彼が、独占取材に応じた。北京五輪での羽生結弦の4アクセルへの挑戦、そしてこれからのフィギュア界を担う選手たちへ送ったメッセージとは――。
【一部抜粋】
ゲイブルは、試合で複数の4回転を演じるには身体能力だけではなく、精神力が重要であることを強調する。
「自分の経験から言うと、3度の4回転をプログラムに入れる責任を背負うというのは、身体的な限界よりも、精神的に全く違うプログラムを演じることなんです。コーチは選手を身体的にトレーニングをすることはできますが、こうした大技をやっても全体が崩れないと自分を信じることができるかどうか、というのは別なものなのです」
羽生の4アクセルへの挑戦は、どう感じたのか。
「あれほど危険な技に責任を持ち、本気で挑戦して、残りのプログラムをほぼノーミスで滑り切ったというのはすごいこと。ぼくはきっと彼にとっては、あれが個人的な勝利だったと思っていますし、とても高く評価しています。ぼくだったら、100万ドルもらってもやらなかったでしょう(笑)。回ってみる勇気がなかったと思う。ぼくの世代のスケーターたちが冗談で、4回転アクセルをやったらどうだろうという話をしたことがあり、みんなでバカ言うな、そんなの実現不可能だよ、と言ったものでした。それほどの技にユヅは挑戦したわけです」
「ユヅの成し遂げたことは無くならない」
羽生は後に足首の捻挫をしていたことを告白したが、ゲイブル自身も現役時代、試合で合計76回の4回転を成功させた代償は、身体に来た。
「ぼくは25歳で競技を引退しました。当時は、身体がもう治癒しなくなっていたのです。実際には最後のシーズンの前の世界選手権で、すでに限界が来ていたと思う。だから精神的にはまだまだ戦えるのに、身体が自分の求めているものを演じられなくなってきているというアスリートの気持ちが、すごく良くわかります。
でもユヅは2014年から8年間、世界のトップを保ち続けてきて、未だにどの大会でもメダル候補です。彼がどのくらい続けていくつもりかわからないけど、未だにこれだけ強いというのは信じられないこと。彼が得た2度のオリンピック金メダル、世界タイトル、記録は無くならないものなので、誇りを持ってほしいです」
「現在の男子は、20年くらい前の女子のような良い状況を創り上げています。それは息の長い競技キャリアを続けて、その成長、進化する過程をファンたちが目撃できるということです。クリスティ・ヤマグチ、ナンシー・ケリガン、ミシェル・クワン、マオ・アサダもそうでしたが、ファンたちが長い間、感情移入して選手のキャリアをフォローすることができるというのは、このスポーツにとって大事なことです」
息の長い競技キャリアを続けて、進化する過程をファンたちが目撃できる
ファンたちが長い間、感情移入して選手のキャリアをフォーローすることができるスポーツ
ほんとにそれ!
フィギュアスケートファンは推しの選手に感情移入しまくってますもん!
お金を惜しまず応援してるファンも多い!
世襲で幼いころから舞台に立つ役者さんの成長を見守って応援する歌舞伎の世界に近いものも感じますが
そこは競技の世界
得点がでて、順位がつけられてしまうから
ファンは大喜びしたり、大泣きしたり、時には恨み節まで💦
愛してるがゆえとはいえ、好き勝手なこと言ってしまって申し訳ないです(涙)
でも、ここまでなら多くの競技にもよくあるファン感情ですまされるかなと思ったりもしますが
よく確かめもしないで的外れな発言をする有名人にここぞとばかりにのっかって何年たっても恨み節??
推しじゃなくて自分の無念を晴らすため??
それはさすがに体がもたない・・・アラカンは自戒を込めて言い聞かせています💦
オリンピック前の2月2日毎日新聞記事
日記に書きたかったのですが、書けないままでした
自由に技を繰り出して個性をアピールして「クール」かっこよさに勝ちを見出していたのが
98年長野オリンピックで五輪種目に採用されてからは
高得点を目指して技の回転数を重視する「高回転時代」が始まり
自由に自己表現する本来の魅力が薄れたとの声も聞かれる
技の見栄えよりも単に高回転する傾向が見られ、金メダルをとった平野歩夢選手も大会前に
「自分のいる場所は競技性の強い、行くところまで行っているような状態。昔の景色と違ってきているし、
その中での戦いにもなってくる。
心から楽しむだけではなく、皆が結構しんどい思いをしてやらなければならないところもある。」と語り
戸塚優斗選手も
「以前より自分のスタイル、かっこよさを出しにくい部分もある。
出したい気持ちはあるが、回せないと勝てないのも現実で難しいです。」と
スノーボードやスケートボードなどテレビ映えするアクロバティックな技が魅力で、
若者の支持を得てきた新興競技「エクストリーム(過激な)スポーツ」をIOCが新競技に採用した背景には
若者の五輪離れへの危機感がある。
IOCの収入の約7割は巨額の放映権料に支えられている。
将来的な視聴者を確保するためには、若者の関心を呼び起こす競技が必要だった。
IOC関係者は「今後、各競技の視聴率や世界的な普及の状況などによって、
実施競技の入れ替えは激しくなる」とみている。
しかし得点を争う競技性に傾斜したことでもともとのかっこよさが二の次になったスノーボードのように、
本質の変化に対する反発も否めない。
日本オリンピック委員会(JOC)関係者は
「スノーボードやスケボーも従来の五輪の伝統競技の枠組みに収まると、若者の人気を失いかねない。
そうなればIOCは次の時代の若者向けの競技に乗り換えていくだろう。
理念なく、視聴率を重視して競技を入れ替えていくことはアスリートファーストではない」と訴える
【北京・小林悠太】
毎日新聞「北京オリンピック、米視聴者数は過去最低 NBC、平昌から平均42%減」
人権問題で中国への感情悪化、コロナ禍の影響が否めないにせよ
IOCは、これでまた、新たなエクストリームスポーツを五輪競技に採用するんでしょうか?
中国に関して思うところはあっても
大好きな羽生くんが出場するということで北京オリンピックを楽しみにしている部分が大きかったし
テレビ大好きなシニア世代の夫も同じだったと思います
アラサー世代の息子とお嫁ちゃんはというと、仕事が忙しかったり時間がないのもあって
オリンピック前は関心なさそうにしていましたが
それでも、羽生くんに感動したり、スピードスケート高木菜那選手に号泣💦
始まってからは、普段見ることのない競技をテレビで見ていたようです
オリンピック競技は視聴率次第!
フィギュアスケートのルール改正もNBC視聴率のため?
おかげで、スノーボード同様、競技本来の面白さを感じなくなったファンも少なくないはず・・・
4年後のミラノオリンピックで競技はどうなっているでしょうか?
4年前には想像もできなかったコロナ禍と
中国への政治的ボイコットの中で開催された北京オリンピックは
スポーツの祭典らしからぬ大会となり
開催中にスポーツの公平性が問われる問題が起きたりと
残念に感じることもありましたが💦
競技に参加した選手の皆さんにとっては
夢の場所、最高の晴れ舞台であることにかわりはなかったと思います
TEAM JAPANの選手の皆さん、熱戦と感動をありがとうございました!
ほんとうにお疲れさまでした!
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— Number編集部 (@numberweb) February 22, 2022