Neroliの日記

Neroliは好きな香り。大好きなフィギュアスケーター羽生くん、エンタメ(歌舞伎・映画)、初孫のことを日記に書いてます。

北京オリンピックデイリーハイライト「五輪にかけた思い」羽生結弦インタビュー

2022年02月16日 | フィギュアスケート

2月14日毎日新聞夕刊記事

 

2月14日の記者会見後に行われた北京オリンピックデイリーハイライト

五輪にかけた思い

羽生結弦インタビュー

書き起こしです

 

 

ー 今日のデイリーハイライトは羽生結弦選手から。前日の公式練習で足を痛めながらも挑んだクワッドアクセル。オリンピックにかけた思いを語ってくれました

 

失礼します。よろしくお願いします。



― 初めて明かしたのは、フリー前日に負った深刻な足の捻挫。痛み止めをのんで、本番に臨んでいました



正直言って、歩くのも痛いと思います。走るのなんて、痛み止め飲んででも、いたっ・・・って思いながらやってましたし、今日。でも、それでも、体を痛めつけてでもやりたい表現であったり、見てもらいたい演技があるので。


― その逆境の中でも力を出せたのは周りのサポートがあったからでした


あの怪我があって、周りの方々がたくさんたくさんサポートしてくださって。さらにより一層力をくださって、ある意味すごく集中できました。今までにない力でアクセルに挑めたと思いますし、ほんとに皆さんの思いがじかに伝わった、そんな瞬間だったなって僕は思ってます。


― 四年間追い続けてきた4回転半ジャンプの挑戦については


きっと、僕は、その努力が報われたとは思わないですけど、でも僕は今の自分のフィギュアスケートにずっと誇りを持とうと。ずっと誇りを持っていられると思えるような四年間だったと思います。成功させたかったなっていう気持ちはもちろんあります。そのために、努力し続けてきたと思ってますし。でも、あれが羽生結弦のアクセルとしての・・・4回転半・・・なのかなっていう感じもしてます。


― 気になる今後については


皆さんに何か感じてもらえるような、羽生結弦のフィギュアスケートは、羽生結弦にしかできないスケートだなって。そういう世界だなって。そして、この人は、やっぱりオリンピックで二連覇した人間なんだって、そう思ってもらえるような、演技をし続けたいなって思ってます。正直言ってしまうと、あの・・・あの怪我がなければ、あのアクセルにはなれなかったなって思ってます。それはネガティブな意味じゃなくて、すごくポジティブな意味で。あの怪我があって、周りの方々がたくさんたくさんサポートしてくださって、さらにより一層力をくださって、で、僕自身もすごく集中できてましたし、なんか、もう注射を打ってもらって完全に痛みを飛ばしていただいて、できる状態だったので、なんかある意味すごく集中できました。今までにない力でアクセルに挑めたと思いますし、ほんとに皆さんの思いがじかに伝わったそんな瞬間だったなぁって僕は思ってます。

 

― まさに今できるベストみたいなものを出したっていうところだと思うんですけどどうでしょうが、もっと時間があれば、もっといいものにできるっていうか、もっと成功に近づけるっていう思いもあるんでしょうか、そこら辺いかがでしょうか

 

そんな簡単なものじゃないです、正直言っちゃうと。そんなに、そんな簡単にできるんだったら僕はできてると思います。だから・・・わかんないですけど、うーん・・・まぁ成功させたかったな、っていう気持ちはもちろんあります。そのために、努力し続けてきたと思ってますし。でも、あれが羽生結弦のアクセルとしての・・・4回転半・・・なのかなっていう感じもしています。

 

― 羽生さん、ソチ、平昌、北京というふうに経験されて、それぞれ臨む思いとか、感情ってそれぞれ違うと思いますが、羽生さんにとってのオリンピックっていうものはどういうものでしょうか

 

うーん・・・平昌までは頑張れば報われる場所だったんですけど、幸せになれる場所って思ってましたけど、まぁ今回は報われたなとは、やっぱりいろんな方の気持ちとか、いろんな方の言葉とかそれを聞いても、やっぱ・・・心の底から思えるほど強くはないです、うん・・・。ですけど、たぶん今回が一番たくさんたくさんサポートしていただいて、きっと誰よりも万全な状態で、誰よりも幸せな状態で、ほんと、これ以上ないって状態で試合に挑めたので、そう意味ではそれを受け取り切れなかったのは、申し訳ないし、その方々に本当は金メダルをかけたかったなっと、ほんとは4Aを見せたかったなって思いますけど、でもそうやって僕の演技が、出来上がったんだって言う気持ちもあります。

 

― 故郷仙台市とか、被災地への思い、ファンへの思いっというのはいかがでしょうか

 

僕は・・・皆さんに問いかけたいです、ちょっと。僕は・・・皆さんの何かになれましたか、って。これまで金メダルを持ってきて、結果というもので恩返しできたと思ってますけど、今回は何も持ってこれなかったなって思っているんで、皆さんの何かになれてたらいいなぁって、ん・・・たとえそれがものじゃなかったとしても、たとえそれが演技そのもだったとしても、たとえそれがたった1回の4Aという挑戦だけだったとしても、皆さんの何かになれてたらいいなって思ってます。うん・・・今まで僕は、信じてきた道を突き進んできた先には、信じてきたものが常にあって、うん・・・今回今まで進んできた道を超えるぐらいの努力をひたすらしてきて、そしたら、信じたものはそこに存在しなかったので、正直苦しいなって思うんですよ。でも命を張った頑張りだったとしても、それがすべて報われるわけではないんだっていうことを、僕は僕自身でやっと学べたのかなぁって思ってて、それはたぶん今後の人生の中ですごく大切な経験だったと思いますし、それが・・・オリンピックという舞台で、そしてそれを皆さんに見届けてもらえて、そういう意味では本当に良かったと思ってます。

 

― 試合の後とかに、羽生結弦のスケートいいなって思ってもらいたいっていうふうにおっしゃったとことが何回かあったか思うんですけども羽生選手本人が思う羽生結弦のスケートって、今どんなスケートですか?

 

うーん・・・まぁ言葉で簡単に表せないですよね。全部が羽生結弦らしいなって自分の中では思っているので。なんか今回のフリーもそうですけど、生き様とかそういったものが出てくれているんじゃないかなって僕は思っています。

 

ー 生き様ですか?

 

うーん・・・這いつくばったり・・・押しつぶされたり・・・そんなことばっかだったなって振り返ると思うんですけど、でも、今回の演技で自分の生き様は見せれたなって思ってはいます。

 

― この4年間って、羽生選手にとってはどのような4年間、どのような時間だったでしょうか?

 

ひたすら夢を追い続けて・・・身体を壊して・・・いろんなものを懸けて・・・そこまでした掴み取ろうとした・・・4年間だったと思いますし、きっと・・・僕は・・・その努力が報われたとは思わないですけど、でも僕は、今の自分のフィギュアスケートに、ずっと誇りを持とうと、ずっと誇りをもっていられと思えるような4年間だったと思います。

 

 

 

 

ひと言、ひと言噛みしめるように

思いを語ってくれました

 

お疲れのところを、申しわけないなと思いながらも

知りたいと思う自分もいて💦ファンって身勝手だなと思います

 

 

一挙手一投足がいちいち話題になる人気者

羽生くんの気持ちはおかまいなしで💦申し訳ないです

 

 

愛情豊かでサービス精神が旺盛な羽生くんは

どんなときもオリンピック2連覇のフィギュアスケーター羽生結弦として

期待に応えようと頑張ってるんだなーって(涙)

いろんな感情が渦巻いてるだろうに

ちゃんと整理しながら話していて、頭が下がります

 

 

喪失感の深さは

羽生くん以外、誰にも分らないし

羽生くん本人だって想像できなかったかもしれないし

胸が締めつけられる(涙)

 

 

オリンピック2連覇のフィギュアスケーターとしての誇りが

不撓不屈の精神だったり素晴らしい演技の原動力だったと思うと

羽生結弦の頑張りに心から感謝、感謝です(涙)

 

 

平々凡々に生きてきた自分が

長い人生で大きな喪失感を覚えたのはン十年前💦

 

遠くに住む父親が病気で突然この世を去って

毎晩布団にもぐって泣いて

何年経っても悲しみが癒えなかったことを思い出しました(涙)

 

 

バカの一つ覚えみたいに💦

がんばれ、がんばれって言い続けてきたけど

いまは、無理しないでほしいなと思ってます💦

 

 

できることなら

「羽生結弦」を褒めて、ねぎらいつつも

できればちょっと距離を置いてみたり??

羽生くんの気持ちのおもむくままに、のんびり過ごすことができたらいいけど

ムリかな・・・

 

 

なによりも

ゆっくり休んで、心と体を労わってほしいなと願っています