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我が闘…いや迷走 ~生き地獄巡り一巡目~

忘れな君 われらの恋 すみれの花咲くころ -完結-

~続き~




其れなので実際に雀を食べてみた。食べちゃいたいくらい可愛いので。
料理が運ばれてきた感想はと云うと…


南米で発見された宇宙人のミイラみたいだ(オイッ)。


何だろう、食欲をそそらないと云うか自分みたいな珍味好きなら
気にせず食べられるが、そうじゃない人は微妙かも。


味は甘辛いタレで香ばしく焼かれていて小骨も気にせず
バリバリと食べられるし臓物もクリーミーな感じ。
酒の肴にはもってこいだね、でも…やっぱり小さいよなぁ。



…だから追加でウズラもオーダーしてみる!!


味付けも雀と同じタレ。雀よりも二回りぐらい大きいの。
甘辛いタレにはビールが合うよね。
昼間から申し訳ない、呑む。 クゥーッ!!”(*>∀<)o(酒)”

ある程度、空腹を満たした後に伏見稲荷を脱出。
次に来る時は伏見山まで登ろうと決意。



そして…かれこれ路線バスにどれくらい揺られたのだろうか。
最終目的地のある大原に到着。脳内に此の昭和歌謡が再生される。
大原と云えば三千院。



女ひとり/デューク・エイセス



大原と云えば『しば漬』。だから紫蘇畑が広がっている。
今更ながら後悔ですよ、漬物好きとしては。
是非とも本場のしば漬をお土産に買っておけばと。
あー、しば漬食べたひ(バブル時代のムーブ炸裂!!)。

其れは其れで目的の場所にいざ行かんと勇ましく…したものの。
アッチへウロウロ、コッチヘウロウロ。
自分、初見の道程に自信がある時だけ迷うムーブ発生(笑)。



なんだかんだ最初の小川の流れる辺りまで舞い戻る。
茶屋の看板を見つつ途方に暮れる自分。
…だがしかし、視界の中に違和感を感じる何かを発見。

此の和が多き風景の中に何かあるのだ。
取り敢えず情報源になるのか分からんが近付いてみる。



ねぇねぇ、此れって『マリアの心臓』の看板!?
英字表記でマリアの字が読み取れる、こんな低学歴な自分にも(笑)。
其の文字の下には『←』と。此の川沿いの小道を進めばいいのか?



其の看板を頼りに歩めばアンティークな自転車と天使像が。
もう此の耽美な匂いがプンプンしてきたような。それよりもさ…


直ぐ其処だったのかよっ。(゚o゚; 
看板が小さくて分からんかった(爆)。



そんなこんなで川沿いをテクテク歩いてく、テクテクと。
そうすると一軒の古民家が視界に入ってくる、平屋建ての。
近付いていくと其の周りにはオブジェがチラホラと飾れている。



…此処だ、此処だよ!!大好き過ぎた『マリアの心臓』!!
記憶が確かなれば初めて通ったのは前身の『マリアクローチェ』。
確か大江戸線『新御徒町』駅の近くでガレージを借りてやってたの。
某白塗りバンドの当時のライブ仲間に連れてかれたのさ。

其の仲間はロリータファッションかつゴシックな方々ばかりだから。
本当の理由は自分が其処の近所に住んでたから、ついでに呼ばれた感じ。
今考えるとWデートに呼ぶって…鬼畜の所業だよな(笑)。

まあ、何か知らんが暇だったんだよなー、当時は。
時間は恐ろしい程あるが金が恐ろしい程なかったけどね(笑)。
そんな自分の昔話はどうでもよくて(なら書くな)。


それはそうと結果的には目的の市松人形には出逢えた!!


…と思う(オイッ)。だって渋谷の頃よりも人形の数が増えているんですもの。
大広間には理路整然と年代物の市松人形がズラリ。
其の子達の前に正座して(どうしても和室だと正座する)鑑賞。

廻りに人が居なかったからいいものの、ずっと市松人形を眺めニコニコ。
他の部屋の大御所作家さんの関節人形やアンティークドール
(特に仏間の等身大の天草四郎関節人形は圧巻だった)を鑑賞しつつも
其の度に戻って来ては一体ずつ市松人形の目の前に正座しては
ただただ何も考えずに一人の世界に没頭。


…客観的に考えなくても気持ち悪いね!! (;^ω^)


あと家屋の奥にある居間にも市松人形がわんさかと。
家具調テレビや炬燵やら和風な箪笥や家具等で統一された
いわゆる昭和なレトロな感じを再現された部屋にもいっぱい微笑んでる。

此処にも何度も繰り返し出入りしてはボーっとしていた。
絶対、市松人形に魅入られてる自分が此処に居た(苦笑)。


…嗚呼、満足満足。恐ろしい程に耽美を満喫した。
まだ完成してない部屋(どうやら自力で改装してるらしい)もあり
此れからからも通うの確定!!



今回の旅に連れていった相方、折り畳み自転車。
ちょっと初動で計画が頓挫したので役に立たなかった(苦笑)。
初日の京都市内散策のみ。次は頑張ってくれよな。
 




~完~
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