そうDEATHね!!
皇紀弐千六百七拾参年如月壱拾四日(木)

さてさて此処は何処でしょう?
此処はお江戸日本橋、越後屋呉服店…いや後の三越である。
此のライオン像に跨ると幸福になるという都市伝説があるが
其れを実践しに来た訳ではない。そんな度胸はナッシング。
周りにキャラに合わないとケチョンケチョンに言われようが
どうしても見たい展覧会があるのだ。
キッカケは思い出せないが大好きな画家さんの。

本日のお目当て『生誕100周年記念 中原淳一展』。
うわぁー、此処まで来るのがどんなに辛かった事か。
隣の展示場の催し物はスウィーツの販売。
今日は例の日である。ぎぶみーちょこれーと。
こんな日に男一人で歩いているから店員さんも哀れんだのか
「いらっしゃいませ。」とも「いかがですか?」とも声を掛けぬ。
背中には冷たい視線が矢の様に突き刺さる。
畜生、世間様の風が身に滲みる。
まるで木枯らしの様だ(被害妄想)。
…そんな下らない事はどうでもよくて
中原淳一さんの絵もそうだが考えかたも好きな自分。
こんなに楽しみな展覧会はそうもない。
やはりと云うか場内は現在進行形の乙女と
当時を懐かしむ昔は乙女だった人達で溢れかえっていたよ。
男性客は希なんだよな。確かに中原淳一のファンに出逢った事がない。
其の希な男性客なのに寒さに負けて黒いダウンジャケットを羽織り
ニットのキャスケットを深々とかぶりマスク、そしてメガネ。
完全に其の場の空気をぶち壊しているのは本人でも分かる(笑)。

(注:一部は撮影OKです、念の為)
中原淳一のデザインするドレスやワンピース等、
スタイリッシュなデザインだけど可愛い。
大人でもない子供でもない少女に対してのファッションを生み出す人。
全然、今でも通用するデザインだと思う。
只、可愛いけれど着こなすのは難しそう、うむむ。
みんな腰をかなり絞ってあるのよねぇ。
でもお洒落は一にセンス、二に努力だと思うの。
ただただ流行ばかりを追うのではなく
自分に似合った服装を選ぶ、そして流行はメインではなく添え物程度。
それぐらいでかなりのお洒落さんに大変身。
あと昔、縁のあったロリータファッションを愛好している乙女が
自分に言い放った一言が未だに妙に覚えてるの。
服を体型に合わせない。体型を服に合わせる。
気に入った服があるとダイエットし始めるのよ。
只でさえ細い乙女なのに。
ロリータはフリルやら中にパニエを穿いたりするから
細くないと太って見えてみっともない。
だからダイエットするんだと。
細身をキープどころか気に入った服のサイズに合わせると。
ファッションセンスのない自分でもΣ(゚Д゚)ガーンときたよ、良い意味で。
お洒落も努力と根性だな。女の子って大変だなと。
「坊主に似合うのはコレしかないだろ!?」と
一時期、作務衣ばかり着ていた自分が恥ずかしくなった(苦笑)。
嗚呼、元気でやってるんかなぁ(遠い目)。


こういう事を提案していたとは知らなかった。ふ、不覚。
少女のための少女らしい部屋造りの提案。
今では当たり前のような事を数十年前に提案してて感心。
押し入れをクローゼット風に改造、ロフトベッドみたいに改造…。

自分はコレが見たかったのよ!個人的メインイベント!!
彼の作品『七人のお姫さま』の表紙絵のドレスを
再現したと小耳に挟んだもので行くしかないと思ったのよ!!
いやぁ、お見事。素敵過ぎる。
ドレスを見て感動したのなんて初めてだぁ。 (;ω;)
オラ、生きてて良かっただ(誰の真似?)。
最後に撮影禁止だが出口付近に展示してある中原淳一氏への
各界の著名人のメッセージ色紙を拝見していたら不覚にも泣きそうになった。
やはり影響を受けているんだなと感動した。
世界を股にかけて活躍するファッションデザイナーや
漫画家さんに画家さんに俳優の皆様…。
少女のために絵を描いたり物語を書いたりし娯楽を創作し
少女のためにファッション・お洒落の重要性を説き、
そして提供もして指導もする。
しかも少女のために素敵な部屋造りまで提案。
中原淳一氏は今で云うマルチクリエイターだろうな。
夢を与える作業を喜んでしていたんだろうね。
素敵な時間をありがとうございました。

で、本日の収穫。誰にもらったって?
たまたま買い物した有楽町の某アンテナショップのお姉さん。
サービスで配ってた。
う~ん、逆に切なくなっただけ。
傷口に塩を塗られたみたいだ(笑)。