夏休みをいかがお過ごしですか? 今日は、映画と音楽のお話をちょっとだけ書きますね。
もう数年前のことでだいぶ経ちますが、wowowで放映されてたまたま観てドップリ浸かってしまった映画があるんです
ちょっと切なくてセクシーなアメリカ映画『恋のゆくえ”The Fabulous Baker Boys”』です
恋愛映画のような邦題になっていますが、内容的には都会で生きる男女3人の人生のほろ苦さと葛藤を描いています
全編に流れるジャズナンバーがとってもステキで、ドップリ浸かってしまった大きな理由の一つになっています
1989年製作アメリカ映画
原題:ファビュラス・ベイカー・ボーイズ
監督:スティーヴ・クローヴス
製作総指揮:シドニー・ポラック
撮影:ミハエル・バルハウス
音楽:デーヴ・グルーシン
出演
スージー:ミシェル・ファイファー
ジャック:ジェフ・ブリッジス
フランク:ボー・ブリッジス
≪あらすじ≫
ジャックとフランクのベイカー兄弟は“ザ・ファビュラス・ベイカー・ボーイズ"というジャズピアノデュオで
生計をたててきたが、時代の流れでピアノだけの演奏では飽きられはじめる
そこで、女性ヴォーカルを加えて活動の立て直しをはかることを決心し、オーディションを行う
パッとしない応募者ばかりの中、最後に遅刻してきたスージーの歌声に2人は…
彼女が加わり、仕事のオファーも多くなり順調に船出をするのだが…
ジャックとフランク役の2人は実の兄弟俳優です
ミシェル・ファイファーは、シンガー役として吹き替えなしでたくさんのスタンダードナンバーを自ら歌っています
人生のほろ苦さを抱えて生きる男女3人の葛藤が、音楽にのせ都会の孤独を演出した大人の映画で
ミシェル・ファイファーのひと味違った倦怠的なジャズフィーリングに、めちゃめちゃ酔いしれました
by Kanon