シャープが今大ピンチと聞く。少し前までは液晶で不動の地位を誇っていたのに。
シャープ製品はけっこうお気に入りがある。なぜかシャープには日本人のソフトな気持ちをつかむコンセプトやデザイン力があると思う。
その一つに今でもなでまわしている可愛い計算機。ELSI MATE CT-5550。これは旦那から結婚記念日のプレゼントだったと思う。
1978年、昭和53年製だからもう34年も前のものだ。
大きさはほんの縦7.7cm、横5.8cm、厚さ1.5cmで女性の小さな手にしっかり収まるかわいらしさ。
パチンとしまる蓋付きで、ちょっと重くて、持ってて嬉しい気分になる。
むかし小田急の貴金属売り場の横にあった精密機器のメンテ窓口に、お金持ちそーなおばさまがそれは素敵なライカの小さなカメラを持ってきてあれこれ店員に具合を話してる。そのカメラ、金色をしていた。宝石をはめた高級腕時計なんかより、ほんとに魅惑的なカメラだった。
そんなカメラにはおよびもつかないが、ELSI MATE は日本の誇る美しい電子機器だと思う。見ても持っていても嬉しい気分になる。
とはいえ実用性ではこちらの目と指先が追い付かなくて、ふだんはカシオのSL-1000L(これも15年選手)
計算機能だけでなくて世界時計もアラームもストップウォッチもついてる。
何より上蓋の世界地図が「どこまでもあなたのお伴に!」って言ってるみたいなのだ。
こんな和みの電子計算機を作ってくれるシャープ、再起を心から祈ってます。
再生シャープのおしゃれで可愛い製品を待ってるよ!
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