ポピータイム 

しあわせへの近道・周り道・散歩道 ー変わらないで欲しい大切なものー Kurara 公式ブログ

セピア色の写真たち

2024-06-29 12:00:08 | Kuraraストーリー
セピア色ではないのに、セピア色に染まってる写真
わたしの小さな頃の写真たちだ
紙に映し出される写真だ
今は、デジタルで加工もできるのだろうが
この本物のセピア色に染まった写真には勝てないと思う

時間と共に映し出される紙の写真
なぜか、湾曲してくるのが不思議だ
そこに、映ってるのは、幼い自分、そして、とても若い父
私は、転げるかのように笑ってる
三脚を立てて、慌てて私の隣に走って来る父の姿が面白かった
そう、記憶してる
「あー失敗だ!!」と何回か繰り返されたのも
幼い私には、とても面白かった

一枚の一場面の写真から色んなことが回想される
全部ではないけれど、いくつになっても、幼い頃のことを
こんなに鮮明に覚えてることがあるのが不思議だ

父が写真機を持ち、お出かけとあって、私は、一張羅のおめかしをしている
わくわくしながら、着替えをして、父の車に乗り込んで
「早く!早く!」と云っていた自分
『さぁ!出発するぞ!!』
エンジンをかける父の声が、すぐそこに聴こえてくるようだ

セピア色の写真たちが、色褪せない想い出を連れて来てくれた




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