石川淳著『新釈雨月物語』のなかで、印象に残った話をもうひとつ紹介します。「菊花の約(ちぎり)」は、おおむね次のような話です。馬鹿正直を絵に描いたような学者、丈部左門は世渡り下手な人物でし...
本日喫茶店に入る前に横浜駅の有隣堂で文庫本のコーナーを一周。岩波文庫の「雨月物語」(上...
「菊花の約」は江戸時代の歌人、国学者、読み本作家である上田秋成が書いた「雨月物語」の中の一篇。...