道無き道を、もっと自由に。

ヒーロー大好き。映画、読書の感想や日々のあれこれなどなど。ヒーローショーのリポートも時々。猫2匹います。

V/H/S ネクストレベル

2015-01-17 20:10:55 | ホラー映画





以前観た「V/H/Sシンドローム」の続編です。





が、前作とは話繋がってませんので、こっちから観ても大丈夫。


例によってネタバレ&グロ画像アリです。気を付けてね。






探偵をしている男性のもとに「大学生の息子と連絡がつかなくなったので様子見てきてくんない?」との母親からの依頼が入ります。


助手(兼彼女?偏頭痛持ち)の女性と共に大学生が住む一軒家(豪勢な大学生だな)に進入します。



居間らしき部屋には多数のテレビモニターと、散乱する多数のVHS、パソコンも残されておりました。


探偵さんは助手の女性に「パソコン調べて。俺他の部屋見てくるわ。」と言って助手を居間に残して部屋を出ていきます。

パソコンを調べつつ、なんとなーくそこらのVHSをデッキに入れてVHSを見始める助手。



第1話。
事故で片目を失った男性がカメラ付義眼装着の手術を受け(男性が見た物は全て記録される模様。実験体になるかわりに手術代はタダみたい)、帰宅したら今まで見えなかったもの(幽霊)が見えるようになっちゃって、

同じく人工内耳を装着後、霊の声が聞こえるようになった女性が家に押し掛けてきて、そいつがまたタチ悪い叔父さんの霊まで連れて来ちゃって、事態が余計おかしくなる話。



第2話。


彼女が作った朝ご飯も無視して公園(森林公園かな。めちゃ広い)に自転車でかっ飛ばしに来た男性。ヘルメットにカメラ取り付けて、さぁ、走りまくるぜ!と思ったらゾンビに襲われちゃって、な話。


あたし的にこの第2話と第3話が傑作だった訳ですが、この第2話目がただのゾンビに襲われてゾンビになり~の、そっから人を襲い~から~の、


トツギーノ。


にならなかったのが素晴らしいのよ。




切なかったよ。全私が泣いた。


ここまで助手が見た所で探偵さんが居間に戻って来ます。いつの間にか鼻血出してる助手。
「いつもの偏頭痛か?」
と探偵さん。
「そうかも。」
と助手。


いつもあるはずの薬を切らしてたかしたらしく、探偵さんは薬を買いに薬局へ。


居間にチラチラ大学生の姿が現れては消えます。


志村!後ろー!


第3話。


とある怪しげな信仰宗教団体の施設にインタビューで乗り込んだ取材クルー。


そこに主人公の男性の彼女が、浮気相手の子供出来ちゃったり、信仰宗教の教祖が急に「時は来た!」とか言って色々おっ始め出したりとんでもなく収拾つかなくなる話。



血塗れ教祖がこの後驚愕な事になる。



やりたい放題やっちゃった!てへ☆(≧∀≦*)ノ

て感じ。
素晴らしかった。

普通見せないとこ全部見せてくるんだもん。




ここまで観た所で探偵帰宅。
倒れて死んでるっぽい助手の姿にオーマイガー。

側に落ちてるVHSに
「これを観て」の文字。

そのテープをデッキに入れる探偵。
チラチラ見える大学生の姿。

志村ー!後ろ後ろー‼︎


第4話。

冒頭から犬が出てきて嫌な気配を察したわてくし。

他の方の感想ブログ見たら犬がなんか可哀想な事になるらしく、すっ飛ばし確定。
よって、観てません。



見終わった探偵。
傍のパソコンの動画を見ます。
そこには大学生の姿が。

「ここまで見てくれてありがとう」


言い残してピストル自殺。



その直後、大学生の家に進入して来た探偵と助手の姿が映ってた。



ハイ。
ラストは想像付きますね。



てな事で、個人的には前作より面白かったと思いました。
4話目見てないけど。


第2話と第3話が傑作でした。
4話目見てないけど。







吸血鬼ゴケミドロ

2015-01-16 20:38:59 | ホラー映画





また、なんつーもんを借りてきたんだかね、あたしゃ。



1968年、日本のホラーです。
ジャケ写の男性は歌手でもあるらしいですね。






今回もネタバレありです。



どっかの国に向かって飛行中の日本の旅客機。

時限爆弾を持ち込んだ奴がいるとの一報が機長に入ります。


客の手荷物拝見させてもろたけど、なんもでてこーへんねん。


なんとそこには先日とある閣僚を暗殺して指名手配中のライフル魔も乗っていたのです!ババーン!





スッチーちゃんを人質にハイジャックしちゃって、銃で機長を脅し
「進路を沖縄に変更しろ!」と要求。


その途中謎の発光体とすれ違い、その途端旅客機のエンジン損傷して、どこだかわからん土地に不時着します。


生き残ったのは副操縦士、スッチーさん、ハイジャック犯、時限爆弾持ってる自殺志願の青年、次期総理大臣候補の偉そうな政治家、その政治家にお金横流ししてる武器会社社長とその妻(実は政治家の愛人でもある)、旦那をベトナム戦争で亡くし、遺体に会いに行く途中だったアメリカ人の未亡人、宇宙学?研究者のおっさん。…これで全員だったかな?



食料も水もないし、不時着した場所がどこかもわかりません。


みんな助かりたい一心で好き勝手し放題。

副操縦士だけが気がしっかりしてるわ、勇敢だわ人間出来過ぎつーくらいイケメン。


不時着した旅客機の側にアダムスキー型なUFOが停まっていて、何故かハイジャック犯が引き寄せられ



額ぱっくり開きーの



はぐれメタルみたいなデロデロがその隙間からハイジャック犯の中に入りーの



その後ハイジャック犯は吸血鬼に!

この俳優さん顔が濃すぎて怖い怖い((( ;゜Д゜)))


次々皆の血を吸っていきます。


もー、このくだり説明大変なんで割愛。



とにかく最後まで出来た人間の副操縦士とスッチーさんだけが生き残り、助けを求めて歩きまくり



やっとこ料金所を見つけましたが


皆吸血鬼ゴケミドロに血を吸われた後でしたー!



どこもかしこも死体だらけ。

もうとっくに地球はゴケミドロに侵略されていたのです!まぁ、怖い!



多数のアダムスキー型UFOが地球に向かってきて







終。




人間達が戦争ばっかしてる間に、宇宙人は侵略していたのよー、っとかゴケミドロはんが言うてはりました。


殺し合いなんかせんと、同じ人間なんやから皆仲良くせなあきまへんで!
…と言うメッセージ?


…ですかね。


作り物感満載なのが逆に良かった感じ。
真面目に観ちゃったよ、あたしw


なにげにあのはぐれメタルみたいなデロデロが動き可愛かったよ。





海外向けジャケ写。オサレ。


ビデオドローム

2015-01-15 20:40:06 | ホラー映画


「スキャナーズ」と同じ、クローネンバーグ監督・脚本作品と聞いて借りてきましたよ、っと。





あらすじめんどいから、よそから引っ張ってきたのを貼ります。




今回もネタバレ&グロ画像たんまりアリですよー。


さて。
それでね、ビデオドロームの出所を、盗撮得意な社員に頼む訳よ。


一緒にビデオドローム観てるうちに元々Mっ気あった恋人はおかしくなって
「あたしもビデオドロームに出たい」とか言って行方不明になり。



マックスも現実なんだか幻覚なんだかわかんない状況に追い込まれていきます。






テレビに行方不明になった恋人が現れて↑こんなんなっちゃったり





なんかお腹いづい(違和感あるな、の意)と思ったら拳銃もビデオも飲み込んじゃうし。


ちょっぴりグロいドラえもん状態のマックス。


要するに、

ビデオドローム見ちゃうと脳神経に異常をきたすの?よくわからんけど、脳腫瘍が出来て、それが幻覚をもたらすらしい。


どんどん幻覚と現実の境目がなくなっていくマックス。


元々、ビデオドロームを作った博士なる人はテレビ伝道師みたいな人。

相棒が裏切り、既に殺されていましたの。


相棒がマックスに突然接触してきて、急に変な装置をマックスに被せたり、なんだか訳がわからんのですよ。



実はビデオドロームの出所を探らせてた社員は、博士の元相棒と組んでまして。


相棒のおっさんから渡されたビデオをマックスに渡し、観せて実験体にしていたのですよ。


2年もかけて!



マックスの幻覚は進みに進み、頭の中で声がし始めます。

ビデオドロームに死を!邪魔なやつは殺せ!と。



自分のお腹にしまった拳銃を取り出したら、腕と同化しちゃった!





「AKIRA」の大友克洋氏もこのシーンに影響を受けたらしいです。「スキャナーズ」の頭パーン!もらしいけど。



自社の重役2人を殺し、元社員も殺し、


次なるターゲットは博士の元相棒。



拳銃で何発か撃っただけなのに、何故かグズグズになっていく博士の元相棒のおっさん。




脳味噌が煮凝りみたいで綺麗なんすけど!


その後マックスは何故か港へ行きます。



接収船に乗り込み、へたり込むマックス。


そこに突然現れたテレビ。

映っているのは行方不明の恋人。



「あなたはやることは全てやったわ。最終段階に進むのよ。大丈夫、やり方は教えてあげる」と、マックスが自分のこめかみに拳銃を当て、引き金を引く映像を見せます。


その途端テレビバーン爆発!ブラウン管から内臓でろ~ん。





その後その通りにマックスは自分のこめかみに拳銃を当て…



引き金を引いて





劇終。



難解!



ビデオドロームは現代で言う所のインターネットかな?

ちょっと20年くらい世に出すのが早かったかなぁ…。

公開当時はその難解さ故にサッパリサッパリだったらしいですが、DVD化してから人気出たらしいですね。


比喩的造形は素晴らしい。
マイケル・ジャクソンの「スリラー」を手掛けた方が携わってるらしいですね。







クローネンバーグの言いたかった事は分からないでもない。
でももう何回か観ないとおバカなあたしには理解出来ないなぁ。



でも面白かったんだよね、何故か。

嫌いじゃないわ、こういう難しいの。



なんとか意味を理解しようと、既に観た方の感想ブログを読みまくったらみんな


「考えるんじゃない、感じるんだ!」
って書いててワロタwww


考えずに画面ぼーっと観るのが正解なのかもね。





チェンジリング

2015-01-15 12:52:50 | ホラー映画


アンジェリーナ・ジョリー主演の方じゃない方の「チェンジリング」です。





1980年くらいのホラーかな?幽霊屋敷モノです。


タイトルの「チェンジリング」とは、ヨーロッパの古い伝承で、「取り替え子」て意味らしいです。


何故このタイトルなのかはラストに近付くにつれて判明します。(今回もネタバレありです。)



有名な作曲家のジョンは、突然の交通事故で妻子を亡くします。

家族の思い出の詰まった家を引き払い、親友の紹介でとある大学(多分音大かな)の臨時教授を勤める為に引っ越します。


親友の奥さんが「うちに一緒に住みませんか?」と申し出るのですが、

「一晩中ピアノを叩ける所が良い」と断ります。

「それなら」と、奥さんの知り合いに歴史保存なんたら協会に知り合いがいて、そこで不動産もやってるから紹介するわ、と。

どんだけ良い人なんだよ、奥さん。


そこで紹介されたお姉さんに、すんげー豪邸を紹介されます。





特に派手な演出はないのですが、ヒタヒタ迫る空気感が素晴らしい。





まず最初は謎の音が家中にし始めます。



この音が



ドォウン…ドォウン…ドォウン…


って感じの鈍く重い音。


その音は上から聞こえるような?



ジョンが出掛けようと外に出た時に窓ガラスが割れて破片が飛んできて

見たら知らん部屋があるわけですよ。


調べる為に2階に上がったジョンは隠された屋根裏部屋があるのに気付きます。

埃と蜘蛛の巣まみれのその部屋には車椅子が。そしてオルゴール。



その後も続く怪音。


夜、階段を覗いたジョンのところにあるモノが落ちてきます。





亡き娘愛用のボールです。




ジョンはボールを川に捨てますが



案の定、ボールは戻ってきます。





他にも勝手に蛇口が開きまくったり、謎の音は毎日するし~で、

豪邸を紹介してくれた歴史保存なんたらの女の人のもとへ行きます。

そこにいたおばはんがジョンに

「あの家は人を拒む家です」
とだけ言うて、あとはなんも教えてくれへんねん。




過去になんかあったんやな⁈と気付いたジョンと歴史保存なんたらのお姉さんは独自に調査開始。
この辺がただの幽霊屋敷モノとは違うところよね。

恐怖感がないのよ。謎の音も、ボールも、誰かが何かを訴えてる感じ。


霊媒師読んで録音しつつ降霊会したら理由判明。



その昔(50年前くらい?)そこに住んでたある家族。


足の悪い息子がおりましたが、母親が亡くなった後、入り婿の父親は息子を屋根裏部屋に閉じ込めます。


母親の父はめっちゃ金持ちなんだけど、娘婿が気に入らんかったらしく、巨額の財産を孫に相続する手続きをします。


もし万が一孫が亡くなった場合は慈善事業に全額寄付。と。


巨金に目が眩んだ父親は息子を風呂に沈めて殺し(ドォウン…て音はこの時苦しみもがく少年が浴槽を叩く音なんだよ!これわかった時ぞわ~ってした!)、その後孤児院から同い年くらいの男の子をもらい受け、「足の治療の為」と遠方に住まいを変えます。


そこから帰ってきたら足治ってましたー!
しかも10年も20年も経ってたら顔も変わっててもおかしくないから、周りは皆気付かない、と。


「取り替え子」のタイトルはここからきてる訳ですね。



替え玉息子はその後立派な議員さんになります。


降霊会のテープに殺された少年の声が入っていたのに従い、ジョンと歴史保存なんたらのお姉さんは少年が埋められた場所を探し当て、掘り返します。





出たー!


警察来たりで大変な騒ぎに。


ジョンはやれることは皆やりました。

しかし殺された少年はまだ不満なようで。



今やすっかり爺さんになった議員さんは、ジョンが探り入れてんのを知って揉み消そうと画策しますが、


派遣した刑事が謎の交通事故でお亡くなりに。


ジョンは議員のもとへ行き、真実を話しますが、じいさんな議員は聞く耳持ちませんの。



もういいじゃん、ジョン。君は頑張ったよ。


打ちひしがれ豪邸に戻るジョン。


その頃、ジョンを訪ねてきた歴史保存なんたらのお姉さんは豪邸に入って車椅子に襲われます。


そこにジョン帰宅。


確かめに屋根裏部屋に向かおうとするジョンですが、謎の強風に阻まれ、1階に落とされてしまいます。






血だらけで動けないでいると、急に階段から火が!

そしてそこにはいないはずの爺さん議員が現れ、ふらふら階段を上って行きます。


勢いを増す火の手。


こりゃあの爺さんに議員になんかあったんじゃ⁈


と、2人で爺さん議員の住む場所に駆け付けた時には時既に遅し。


爺さん議員は突然の心臓発作で死亡した後でござんした。




その頃豪邸は炎上。


一晩中燃え続け、焼け跡には何故か燃え残った車椅子とオルゴール。






オルゴールの蓋がひとりでに開き、曲を奏でてTHE END。




ヒューマンドラマ寄りのサスペンス・ホラーでしたな。



なんだか哀しいお話でございました。
なかなかの傑作と思いますよ。

怖がらせるだけ怖がらせるホラーが今は多いけど、こういうのもたまには良いんじゃないのかな。







怪奇!吸血人間スネーク

2015-01-14 22:28:56 | ホラー映画



こりゃまたカルトなのを借りてきちゃいました。

だってもう最近のは見尽くした感がありましてん。





すげージャケ写w


しかもあたしが生まれる前の映画よ、あーた。


1973年の映画です。
ネタバレとちょっと怖い画像アリです。




爬虫類研究してるちょっと危ない博士が、「ヘビ毒に対する血清だから!」とか嘘こいて助手の男の子に毎月謎の液体を注射。

博士は氷河期が来る!て信じてて、生き残る為に人間を爬虫類にしちゃおう、て考えてるのね。


爬虫類になった人間なら知性を持ってるし、氷河期に耐えられるじゃん!みたいな。
つーか、蛇は冬眠しちゃうんじゃあ…。


まぁ、それの実験第一号の結果がジャケ写の彼です。





良いね!この如何にも70年代のホラーって感じ!


失敗作な彼は800ドルで見世物小屋に売られちゃうの。オーマイガー。


新たなる助手が欲しい博士は、友達(嫌味な大学教授)に頼んでデビット君を紹介してもらいます。


しかしこのデビットさんと、博士の娘が恋仲になっちゃう。





なかなか可愛い娘さん。


もちろん、デビット君にも謎の注射実験はされ始めます。





ラストではデビット君はこんな感じから









…と、みるみるうちに変化。



色々あって娘さんや嫌味な大学教授が博士のしていることに気付くんだけど、


嫌味な大学教授は博士にムッコロされ、



失敗作の蛇っぽい人を見て、助手第一号だと気付いた娘さんがお家に着いた時にはもう遅くて。




デビット君は立派なキングコブラに!


博士はなぜか前から飼っていたキングコブラに噛まれて死亡。訳わからん。



デビット君は何故かマングースと格闘なう。
そこに娘さんと、色々勘付いた警察到着。


娘さんは

「オー!ノー!デビット!オーマイガー!」の叫び声連発。








はい、ヲワリ。







工エエェェ(´д`)ェェエエ工


何この底抜けなラスト!



73年の映画にしては色々頑張ってるのに!


この映画、とっても最後が残念て今も言われてるみたいですね(^_^;)


しかも全然吸血しませんw


昔はTVで普通に放映されていたのを観た人も多いらしいですが、

「見世物小屋」自体もう今の日本では難しいですからね。

「フリークス」とかね。
「フリークス」はラストびっくりだった。あれは良かったよ。


スネークさんにももう少しラスト頑張って欲しかったものです。


出てくる蛇さん達は本物らしいので、爬虫類好きさんはそれを目当てに観るのも良いかと。





ブルーの目のキングコブラ、綺麗です。