最後の方を1時間位見たが予想通り議論がかみ合ってなかった。
無防備脳天気派と核武装過激派のののしり合いだ。
「核」と言うとテーマとして分かり易いのかもしれないがもう少し冷静に防衛に関して話し合うようにした方がいいのではないだろうか。
私個人は核武装するほどでは無いけど何らかの戦略的兵器は持つべきだと思っている。
戦略的兵器とは射程や航続距離が長く他国を攻撃できる兵器の事だ。
私の貧弱な知識でいくつかあげてみると
・巡航ミサイル
小型の飛行機のようなミサイル。個人的には最も現実的な選択だと思う。こいつの特徴は
小型で容易に運搬可能なので何処からでも発射できる。(潜水艦、船、飛行機、陸上)
3000キロ程度飛ぶ。
狙いがとても正確。極端な話、誰かの家というのも可能らしい。
こいつを日本中に分散配置すれば全部破壊するなんて不可能だ。
「何か余計な事をすると500発位飛んで行くよ」と言われればかなりの恐怖だ。
核もつめるけどその必要は無いだろう。
・ステルス爆撃機
レーダーに映らない爆撃機だ。巡航ミサイルと役目がかぶるので有効性に疑問があるが特徴をあげると
一旦飛んでしまうと存在を探知するのが不可能なので好きに攻撃できる
乗員に指示を与えて制御できるので途中で作戦の変更、中止が可能。
(ミサイルに中止なので戻って来いというのは無理)
バンカーバスターのような基地を攻撃する爆弾も使える。
普通の誘導爆弾が使えれば巡航ミサイルよりは安くつく。
てな感じで意外に使えるような気がする。
・原子力潜水艦
核燃料で動く潜水艦。
一旦、燃料を補給すると酸素と食料があれば数ヶ月は潜っていられる。
ミサイルとかを大量に装備できる。
値段はかなり高そう。
巨大な鉄の塊なので最近は磁気センサー等で存在を検知されてしまうらしい。
(この点はステルス爆撃機とは逆になっている)
他にもICBM、航空母艦というのもあるけど余り現実的とは思えない。
こういう議論だとマニアックになってしまい一般受けしないしアメリカもやって欲しくないんだろうな。
核反対とか賛成と言って結局何もしないというのが他国にはありがたいのかもしれない。
しかし、もうそろそろ「核は反対だけど」「防衛はこう考える」というのを言い出してもいいと思う。