MAXimp倶楽部

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くて安い食事の話

乾燥中コラム(8)UV釜

2009年06月22日 | 燃えないゴミ
”ジェルは爪に優しい”という表現がサロンの説明にありました。
おそらく、パウダーとリキッドをミクスしてつくる
スカルプチャアに比べて若干オフ(外し)が楽である。という意味でしょう。

このミクスチャは義歯をつくるときに使用されるものと同一です。
人の歯として、物を噛める位の硬度がありますので、
バッファー(削り)の際やオフ(外し)の際たいへんな力がかかります。

ジェルはそれに比べると若干力がかからない。それが、
爪に優しいと表現されているみたいです。

ジェルと呼ばれているのもには、
バイオジェルとか、カルジェルと称して
こっちのほうがさらに爪に優しいとかなんとか表現されていますが、
どの波長の紫外線に反応して硬化するかだけの違いです。

要は、バスタブと下水道をジョイントするときに使う
紫外線硬化接着剤と同一のものです。

ミクスチャタイプのレジンにしろ、紫外線硬化接着剤にしろ、
人体に直接触れた場合は水で流し、石けんで洗いなさい。
と注意が促されています。

同一のものであるにもかかわらず、ネイルのジェルとして
販売されているのもには、そんな注意書きはみあたりません。

これが、ジェルと呼ばれるものの実態です。
もともと、人の爪に直接乗せて平気というのはいささかデンジャラスです。

ネイルサロンの文化はアメリカから輸入されたものなので、
アメリカ製品が多く、健康被害にたいする考え方も日本とは少し
違う気がしています。なんせ、すべては自己責任のお国柄ですから。

こういった危険を伴う作業は、身代わり分身の上でやるのがMAXimp流です。
危ない素材や臭気。紫外線はみんな分身模型の上で行いましょう。

”健康被害にあわないためにも公認のネイリストが施術するのサロンで”
という表記も気になるところです。いくら技術的に卓越していても、
使用する素材の使い方に問題があれば健康被害はまぬがれません。

自爪のダメージをカバーしながらお客さまに接している
プロのネイリストも大勢いらっしゃいますが、お仕事上口外は
決してなさいません。

わたしもサロンでバッファーの際、痛いことを伝えましたが、
ネイリストさんに、「これくらいは平気。わたしも痛い」って。。。

たかだか{おしゃれ}ですから
そんなもので別にかまやしないんですけど、
されど{おしゃれ}じゃあないですかねぇ?

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アンサイクロペディアによると。
PETには悪魔がすんでいる。とかですが、
家のUV釜もそうじゃないのか。と思います。

ネイルサロンで使用されているものとちがい、
照射時に扉を閉めます。ですので、中でなにが行われているか
本当のところはわからないのです。

ところが、釜から出すと、カッチカチです。

このカッチカチを利用して、
細いリボンを下着からむしりとり、指輪にしました。
中央のキラキラには、菜種のブリオンも乗せました。
元々はやわらかいリボンですが、まるで雨細工の質感です。

となりの指には、スタンダードに、
銅線とキラキラの指輪です。これ、製作時間約3分。

そのとなりは。{現実}とかかれた指輪。
仏訳すると、{遠離一切顛倒夢想}今の気分です。
色紙でできています。※フランス語じゃなくホトケの訳ね。

UV釜。今までの常識ではくっつかなかった物どうしがよーくくっつきます。
一家に一台UV釜。奥さま!いかがでせうか!?

UVの影響のない蓋付タイプでーす。