企業様車両、日野デュトロ、高所作業車両
何日か前にエンジンチェックランプ点灯で臨時入庫してきた車両です。
診断結果は、VNT異常。どうしても使いたいとの事で帰られていきました。
おそらく出力制限(フェールセーフ)が入るので乗りずらいかと・・・・・・。
と言う事で引き取り入庫です。
このタイプのターボ車両は何台か作業してますが、弱いのですかね?
電気式のアクチュエーターが壊れるのだと思います。けど単体で出ないんですよ。そっくり交換です。
タービンブレードを点検すると軸方向のガタは有りませんが、縦方向にガタが有り丁度良かったと思います。電気式アクチュエーターのカプラーにアクセスできないので、オルタネーターは外しです。(単体点検するにもここまで外さないとできません)
外れました。
ターボの故障も多いですが、このエンジンの弱い場所
エンジンオイルクーラーです。写真では見ずらいですが、冷却水の漏れた後が有ります。
今ならとても作業しやすいですし、ついでですね。
説明するとオイルクーラーの交換の了解をいただきました。O/Hキットでもいいのですが腐食も有りましたので、全部交換です。
長方形のところにエンジンオイルが通ってまして、その周りを冷却水で適温に調節してる仕組み。中央の出っ張ってる所にエンジンオイルエレメントが付きます。
このゴムのパッキン(Oリング)が入る場所が4か所ありまして、エンジンオイルの通り道になってます。広い部分は冷却水が入っている部屋。
エンジンオイルクーラー待ちです。
また、よろしくお願いします。