今や企業の経営者層では正社員の割合を少なくし、非正規の社員を多くして人件費の抑制に余念がありません。さらには、下請け虐めも同じ発想・思考から来ている様です。
一方では、社長の報償が少ないと増額している大企業もあり、一見して矛盾していると感じます。
若者たちは何時何時に路頭に迷うかも知れない不安や恐怖を抱えて、ジレンマに陥り日々の焦りと窮状に苛立っています。その精神・意識が他者へ及び感応して邪悪な者たちは振り込め詐欺などへと駆り立てると感じます。
雇用してから「死ぬまで働け」と言う職場に於ける待遇の遣り方では、本当に効率も良くて良い仕事が出来るか疑問でありミスが続発したり、劣悪な待遇で病気になったり自殺をする人も後を絶ちません。
東南アジアとかその他の新興国による、人件費が安い労働力を活用したライバル他企業との競争にはコストダウンを余儀なくされて、安易な方法で弱い立場に在る雇用を軽んじ人件費を抑制する政策を優先した結果であり、これは幹部以外の下っ端に位置する従業員の人権や人財を軽んじて切り捨て、人の命を粗末にし毀損する「三方良し」を無視した卑怯な方法であると言わざるを得ません。
これは、丁度、かって太平洋戦争に於いて戦況は不利となり敗戦色が濃くなる末期で追いつめられた時期に、肉弾攻撃として人間魚雷などの命と引き換えにした特攻隊・予科練で、国の人財(命は宝)を粗末にし毀損する無謀・悲惨で劣悪な方策を取ってまで、攻防戦を継続させようとする当時の上層部の狂った人々と考え方は同じであろうと思います。
つまり、上に立つ人々が本来は率先して民衆に手本となる様な考え方と言動を示し、上も下も同じ様に痛みや苦しみや悲しみを分かち合おうとしないで、下の者たちに何時も犠牲を強いて上層部の人たちは利益優先や勝利を目指し自らの安泰・安全を求めているとも言えます。
この様な邪悪な思考や言動はネガティブなカルマを生じて、負のエネルギーとして蓄積されて、やがて解放される時が訪れます。
そして日本の国家(政府)も企業も予期せぬトラブルが発生したり巻き込まれて、人件費を削減したより大きな損失を被り大コケをして破産とか身売りとか上層部に居る支配層の人々は、皆が入れ替わらざる時期が来る事を余儀なくされたり、或は病気や事故とか災害などに遭ったりして、下の者たちが味わった苦痛・苦悩・辛さや悲惨・窮状・絶望を自らや愛する家族などと味わう事になるのです。
思考や言動は力とかエネルギーであり、科学や物理で学んだ様に作用とか法則に基づきます。力には反作用も働きます。エネルギーは不滅であり他の形に変移し循環するのです。
カルマは「力とエネルギー」が合体・混合した存在であり、あるサイクルのスパンを経ると何らかの形態を伴いながら解放へと動き出し現れます。
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