東日本大震災と福島原発事故から11日で2年になります。3号炉爆発時に生成された放射能雲(プルーム)は風に乗って殆どは南東に流れ、 危険極まりない放射能物質の大半は太平洋上に落下しました。
複数の気流ルートの内で、フクイチ原発事故後に於ける各地の測定から、飯舘村、伊達丘陵を経て福島市に達し、浪江経由で中通りに出て、阿武隈川に沿って放射能気団が南下し、那須から郡山、日光、方面の栃木、群馬に向かう放射能気流団ダクトルートが成立し存在することが明らかになっています。
たぶん現在に至るまで、このルートでもセシウムの垂れ流し飛散・拡散が続いていると予想され警戒が必要です。桐生市北部から尾瀬、浅間山方面にも気流ダクトが向かっています。軽井沢方面も危険です。住むにはリスクが高い地域でしょう。
他の気流ルートは日時による風向きの違いから、いわき市から水戸方面に向かい、分かれて館林から高崎や沼田と南魚沼方面に向かうルートと、つくばや柏・松戸とか東京へ向かうルートが存在するようです。
放射能物質のヨウ素131が最も大量に放出されたのは3月11日夜から20日頃のわずか10日間で、水素(核)爆発の起きた瞬間でした。極めて軽い希ガスのヨウ素は全世界を駆け巡った筈です。日本だけでなく北米の子供達にも広範囲で大規模な甲状腺被曝を与えた筈です。
フクイチ原発事故によるヨウ素放出の9割が3月11日~20日に出て希ガスで軽いため地球上すべてを汚染しましたが、政府でヨウ素対策が行われたのは4月に入ってヨウ素がほぼ消えてからでした。日本中、特に酷いのは東日本のすべての子供達がヨウ素被曝させられたと言えます。
つまり、その時ヨウ素はすでに全国の子供達を被曝させ尽くしていたのです。結果は5年後から出始めるでしょう。
事故後に関東周辺では寿命15分のため宇宙線以外は殆ど検出されない筈の中性子が何処ででも検出されるようになりました。これは中性子を出す核燃料が関東全域を核汚染していると言うことを意味するのです。これはプルトニウムとウランで恐ろしい核種です。
地図 放射能気流団ダクトルート---この元ニュースは削除されてます。
http://star.ap.teacup.com/psitact/img/1362922500.jpg
セシウム137の土壌中の分布地図
http://star.ap.teacup.com/psitact/img/1363007118.jpg
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