平凡な日常がある幸せ・・・

介護によるストレスのはけ口として始めたブログですが、介護が完結し、また、被災後に取り戻せた平凡な日常を綴ることに・・・

ショートステイ

2011-05-15 | 介護
基本的に市役所は、被災者に対して何もしてくれませんでした。

それでも、福祉課だけはいろいろ面倒を見てくれたおかげで、緊急措置として、

父を短期で入所させてくれる施設を探してくれました。

父の面倒を見ていると、片付けなどやらなければならないことが全然進みませんので、

大変助かりました。


一か月毎の短期で、とりあえず三か月という契約ができました。

一か月目に一日だけ戻るということで、継続されるのですが、その一日が・・・


施設のヘルパーさんや面会に行ってくれた親戚の話では、認知症の方もまともで、とても元気だと

言ってました。

ところが、迎えに行くと、クルマに乗り込むだけでも一苦労、間借りしていた家の駐車場から玄関までの

数メートルを歩くのもやっと、高めの上り框を上げるのも一苦労でした。



入所中に風邪をひいたらしくて、鼻水はだらだら、喘息はひぃひぃぜぇぜぇ。

処方された薬の副作用か、下痢までする始末。

入所前は30分おきぐらいにトイレに行っていたのに、一時帰宅中一度もトイレに行きませんでした。

すっかりオムツにしてしまうようになっていたのです。

しかも、下痢の為か大きい方もやってしまうのでオムツ交換がより大変になってしまいました。


オムツ交換時も、“マグロ状態”で完全人任せ、家族からしてみれば、まともどころか明らかに悪化している

と感じました。

本人の意向も聞かず施設に預けたことに対するいやがらせなのか、一か月ぶりに家族と暮らせる気の緩みなのか

定かではありませんが、どうにもお手上げ状態です。


間借りしていた部屋は座敷なので、食事も畳に座布団となりますが、座っていられなくなっていました。

右手で箸を持ち、左手で食卓にしがみ付いていれば起きていられるけど、茶碗を持つとスゥ~っと転がってしまいます。

寝たまま食べさせようかとすれば嫌がるし、座イスは使いたがらないし・・・

結局、食べ終わるまで、脇から押えてなければなりませんでした。


足掛け三日、二晩だけでもいっぱいいっぱいとなっており、施設に預かってもらわないととてもではありませんが

面倒を見る自信がなくなってしまいました。


本人は勿論、家族としても不本意ではありますが、このままでは在宅介護をしても、共倒れになってしまうので、

期間満了後、正式に入所できるように申請することにしました。


現在も仮住まいですが、その後のことを考えても辛い決断となりました。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
介護職員してます!施設はね (40の手習い)
2011-05-15 22:35:26
嫌がらせしてるわけじゃないよ

一人一人対応できるでけの人手はありません

お気の毒しかいいようがないね

ひと月もベットに寝てると立位が不可能になり
ますしね

オムツになったのもトイレ誘導の手間をはぶいた結果だとおもいます
親父様をせめないであげてください
正式に入所できるといいですね
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そうかも (puka)
2011-05-16 05:48:15
おっしゃるとおりかもしれません。

以前はオムツや尿瓶に用を足すことを拒絶していたのですが・・・

施設に送って行って、ベッドの上で食事をする時は、普通に座ってたべていましたので、ベッドの上だけの生活に順応してしまったのでしょうね。

なんか、悔しい気もします。
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