新日だまりの樹

喉摘者の日常を綴っていこうと思います、
このブログが多少でも皆さんに理解を深めていただく一助になればと思います。

クラリネット! 

2015年01月31日 | 日記
「日だまりの樹 No.16」 喉摘者が声を取り戻す方法は大きく分けて4通りがあります。ひとつは大方の方がイメージされる、電気喉頭(EL)などの器械を用いた発声です。三笠宮様(ひげの殿下)が講演されていた映像は覚えている方も多いと想います。もうひとつは最近NHKで放送されたハートネットTV「自分の声を取り戻す」で与謝野馨さんが出演されていましたが「シャント法」という方法で回復されていました。詳しくはヨミウリドクターにも掲載されていますので見ていただければと思います。そして銀鈴会が行っている食道発声です。食道発声は機械を使わない、練習すれば経費もかからない。というメリットがあります。あとひとつの方法は「笛式人工喉頭」の4通りです。たた笛式は関西で採用されているそうで詳しいお話は分からないので調べて見て下さい。
銀鈴会はボランティアの患者さんたちが指導して下さるのです、何故かは以前お話したように健常者の方にはイメージはできても感覚は分からないからです。
食道の粘膜を振動させること???イメージは楽器演奏です、それも木管楽器、クラリネットを吹くときにリードを振動させる感覚ににています。かえってわかりにくいか。


温泉いいね!

2015年01月29日 | 日記
「日だまりの樹 No.15」 喉摘者はお風呂に入るのも一苦労なんです。私は温泉もそうですが家でも肩まで浸かって暖まるのが好きでしたが今は肩まで浸かるのは当然無理です。知り合いの方にお話ししたところ「いや半身浴のほうが身体に良いのですよ、私はいつも半身浴にしています」なるほど。喉摘者のテクニック、できるだけ新しいタオルを暖めて気管孔にあてる。ある意味ネブライザーになります。タオルを暖めて肩に当てると暖まります。シャワーも気を遣います。滴が気管孔に入ると大変苦しいのです。すぐ肺ですから誤嚥でむせるよりひどい目にあいます。滴がかからないようにパッチを紹介して下さった方がいらっしゃるので詳しくは後日ご紹介したいと思います。患者さんにはとても有効な情報だと思います。勿論ですが水泳や潜るのは御法度です。温泉気持ちいいよね!(地獄谷野猿公苑より)


スピーチコンテスト

2015年01月24日 | 日記
「日だまりの樹 No.14」 銀鈴会では、スピーチコンテストが開かれます。私もダメモトと参加させて貰いました。業界ではよく知られている話ですが「靴のセールスマン」の話をさせて貰いました。引用ですが
[南の島に派遣された2人の靴のセールスマンの話し、ある靴の会社から2人のセールスマンが南の島に派遣されました。島に上陸したら、彼らはすぐに気づきました。なんと、その島の人たちは、靴を履いていなくて。みんなは裸足で生活していました。
その夜、二人のセールスマンは社長に、別々に電話で報告しました。ひとりの人は
「社長、この島では靴は売れません。なぜなら、誰も靴を履いていないから」といいました。
もうひとりのセールスマンは「社長、ここでは靴が売れます。なぜなら誰も靴を履いていないから」といいました。
二人のセールスマンが見た現実は同じ。そしてその根拠となる理由も同じでした。でも二人の結論はまったく正反対だったわけです。
この二人の「ものの見方」の違いはどこから生まれたのでしょうか?
あなたはこのどちらを選びますか?]


熱物、鍋焼きうどんが食べたいけど?

2015年01月22日 | 日記
「日だまりの樹 No.13」 食事はどうされているのですか?とよく聞かれます。基本的にドクターから食べてはいけないと言われたものは特にありません。実は食道の新声門と言われる部位は手術で細くなっているので、なるべく少量、よく噛んで食べるが基本です。私の経験では「しない」食べ物が食べにくいのです。椎茸は良いがエノキはつらい。高い牛肉は良いが安いビーフはつらい、生ハムは飲み込むタイミングが分からない。そうこの時期は鍋焼きなんかいいですよね、しかし熱物はだめなんです。何故か?フーフーができないのです。そばやうどんがすすれないのです。吸い込む感じで食べるので汁が垂れるので汁物もだめなんです。最後は丼物がだめなんです。どんぶりを掻き込むような食べ方、口にほおばって食べられない。少しずつだから丼じゃないね。


クリーンアップ

2015年01月21日 | 日記
「日だまりの樹 No.12」 喉摘者は気管孔を綺麗にしておく必要があります。私は医薬用のワセリンを使っています。会の人は綿棒とオリーブオイルなど様々です。またこんな時期は加湿に心がけます。ネブライザーで吸飲をしてケアしています。ネブライザーは耳鼻科に行った時にマウスを口に当てて吸飲する機械があるのはご存じですか?個人向けに小型のネブライザーが市販されているのです。ケアは大事ですね。
このサイトもやっとクリーンアップできましたのでまた見ていただければと思います。