「日だまりの樹 No.46」 皆さんは普段これは飲み物だから食道にいれよう。これは空気だから気管へ。こんなこと考えている人はいませんよね!健常者の場合、口に入れた飲食物は喉から食道を経由して胃へ、口や鼻から吸った空気は喉頭と気管を経由して肺へと自然に仕分けられているんです。これは、喉頭蓋の開閉と食道入口部の締まりや緩みがうまく連動し、逆コースへは行かないように調節されているからです。つまり、食道の入口部は、もともと出来るだけ空気を食道や胃の方へは入れないように働く仕組みになっているのです。
ところが、喉摘者は「食道発声」のために空気を食道に入れようと言うのです。中には、最初からうまく出来る人がいますが、元来、自然の条理に反したことですから、最初は誰でもなかなかうまく出来ないのが普通です。私の場合は単純喉摘なので食道が抵抗するのです。激しいときは目がくらむような・・・少し大げさ。
喉と肺がつながっていない喉摘者の場合、口に含んだ空気を一気に飲み込めば、空気は食道に押し込まれる以外ない筈です。
ところが、多くの場合、健常時代の習慣が拒否反応として働き、食道へ入れようとする空気が鼻腔へ逃げてしまい、食道入口部をゆるめて空気を食道へ取り込むことが、なかなか出来ないのです。(銀鈴会のHPから)
反対に食道再建の人は飲み込みはいいんです。出す時が問題なんです。(画像は西洋シャクナゲです)
ところが、喉摘者は「食道発声」のために空気を食道に入れようと言うのです。中には、最初からうまく出来る人がいますが、元来、自然の条理に反したことですから、最初は誰でもなかなかうまく出来ないのが普通です。私の場合は単純喉摘なので食道が抵抗するのです。激しいときは目がくらむような・・・少し大げさ。
喉と肺がつながっていない喉摘者の場合、口に含んだ空気を一気に飲み込めば、空気は食道に押し込まれる以外ない筈です。
ところが、多くの場合、健常時代の習慣が拒否反応として働き、食道へ入れようとする空気が鼻腔へ逃げてしまい、食道入口部をゆるめて空気を食道へ取り込むことが、なかなか出来ないのです。(銀鈴会のHPから)
反対に食道再建の人は飲み込みはいいんです。出す時が問題なんです。(画像は西洋シャクナゲです)