新日だまりの樹

喉摘者の日常を綴っていこうと思います、
このブログが多少でも皆さんに理解を深めていただく一助になればと思います。

ビックリ!!

2015年02月27日 | 日記
「日だまりの樹 No.27」ビックリ!!ある会員さんの質問が{マラソン大会に出たいのですが?}という内容でした。回答はプロテクター(気管孔の保護用)をしっかり外れないように準備すれば臨床的には問題はないそうです。酸欠よりは過呼吸に気をつける必要があるということでした。また長距離の飛行機に乗る場合も気管孔の保護が大切だということでした。機内は乾燥しているので・・・もっと驚いたのは「スカイダイビングは出来ますか?」という質問が?私は喉摘者でなかったとしても「何が悲しくてそんなことするの???」と思います。そこで回答は万全を期せば論理的には可能だそうです。


なるほど!!

2015年02月24日 | 日記
「日だまりの樹 No.26」先日の家族座談会で「なるほど」と思ったことは色々ありました、以前コラムでもタンの話をしましたがお医者さんはタンとは言わないそうです気管液(気管分泌液)というそうです。タンというと汚い物、悪い物というイメージが強いのですが、実は大変私たちにとって良いことをしてくれているのです。気管に入った菌やほこりを繊毛で外まで運んでくれているのです。なるほど「お代官様」という呼び方はしない方が良いのか。そういえば喉摘者という言い方、一方で健常者という言い方は逆に上目線にも感じたことがありました。ただ障害者という言い方も使いたくないです。以前神父になった同級生がハンディキャッパーという英語は良い言い方だと言ってましたが「なるほど」と思います。イメージはさわやかにしたいですね


家族座談会

2015年02月22日 | 日記

「日だまりの樹 No.25」 昨日はスピーチ発表会と家族座談会でした。顧問の福田先生がウイットに富んだ診断やアドバイス、会員さんの不安な気持ちや辛さも気の持ちようで変わる物です。いいねと思います。ただここで文字として表すとその場の雰囲気、反応は伝わらず要らぬ誤解や解釈を生むかも知れませんのでここではひとつだけお話ししたいと思います。ある会員の方から「毎日晩酌でビール500mlを5,6本飲んでいますが周りから減らせと言われますが・・」先生は酒はやめた方がいいと言うのは簡単です。私はその量がその人にとって適量ならやめろとは言いません。問題はQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を考えるからです。これはやめろ、あれはダメという医者は薮?先生「いいね」。しかしやはり3リットルは飲み過ぎだよね 

鉛筆の太さ

2015年02月19日 | 日記
「日だまりの樹 No.24」 先日の教室で気管孔のお話がありました。気管孔は人によって大きさや位置はだいぶ違うようです。私は大きい方ですが小さい方もいらっしゃいます。大きさは7ミリ、鉛筆の太さくらいあれば問題がないそうです。しかしタンが堅くなって気管孔が狭くなったり、年をとって狭くなったすることがあるので手入れは重要です。昔青っぱなの子供が鼻の下をガビガビにしていたなんて話はありますが気管孔にたんが堅くなってかさぶたのようになるので取り除く必要があるのです。ネブライザーで吸入すると柔らかくなるのでガーゼや綿棒で取り除くようにしています。
薬剤は耳鼻科などで頼んだりできます。私は生理食塩水と純水で調整した液剤を使用しています。主治医の方に相談してください。


摂理

2015年02月18日 | 日記
「日だまりの樹 No.23」 銀鈴会で出会いのことをお話ししましたが、出会いがあれば別れもあるのは自然なことです。命あるものはいつか逝くのも摂理です。まして会の人はみなガンと闘っているのですから・・ただやっとお話しして仲良くなった方がしばらくお顔を見かけなくなると心配です。ある会員の方とは帰り道が一緒で親しくなりましたが、その方から先の検査で転移が見つかり今度再手術とのことをお聞きしました、言葉は見つかりません。「頑張って」「大丈夫だよ」かけられる言葉ではないです。ただうなずいて背中に手を・・心の中でまた会えるよきっと。先日ある方からとても素敵な言葉をもらいました。「今日も心さやかな一日を」 やさしい気持ちになれます。