「日だまりの樹 No.41」 食道再建の方は食道の入口部、括約筋を摘出しているため、単純喉摘者が新声門とする食道入口部の狭い部分がありません。また、頸部を押さえないと声が出にくく、効率よく振動して声を出すことが難しいという難点があります。そのため、発声時に頸部を指で押えて狭い部分を作り、振動部を作る必要があります。 食道への空気の取込み状況は、食道入口部の広さにもよりますが、再建部に縫合された咽頭部の状態が大きく影響するようです。以前は、食道発声は困難とされていましたが、最近では頸部を手で押さえて発声することで単純喉摘者と大差ない割合で食道発声を修得しているという調査結果が出ています。(銀鈴会HPより引用)最近は食道再建の方の方が多くなっているそうです。食道再建の方は発声の時に空調の蠕動運動が起きたりして発声出来なくなることもあるようです。私の場合は単純喉摘なので逆に空気の飲み込みを食道が邪魔したりする動きをするので飲み込みが問題です。いや理解力がない訳ではありませんから!また男女比で言うと圧倒的に男性比率が高いので昨年度は女性会員はいらっしゃらなかったということもありました。写真は世田谷資料館です。
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