新日だまりの樹

喉摘者の日常を綴っていこうと思います、
このブログが多少でも皆さんに理解を深めていただく一助になればと思います。

食道再建

2015年04月11日 | 日記
「日だまりの樹 No.41」 食道再建の方は食道の入口部、括約筋を摘出しているため、単純喉摘者が新声門とする食道入口部の狭い部分がありません。また、頸部を押さえないと声が出にくく、効率よく振動して声を出すことが難しいという難点があります。そのため、発声時に頸部を指で押えて狭い部分を作り、振動部を作る必要があります。 食道への空気の取込み状況は、食道入口部の広さにもよりますが、再建部に縫合された咽頭部の状態が大きく影響するようです。以前は、食道発声は困難とされていましたが、最近では頸部を手で押さえて発声することで単純喉摘者と大差ない割合で食道発声を修得しているという調査結果が出ています。(銀鈴会HPより引用)最近は食道再建の方の方が多くなっているそうです。食道再建の方は発声の時に空調の蠕動運動が起きたりして発声出来なくなることもあるようです。私の場合は単純喉摘なので逆に空気の飲み込みを食道が邪魔したりする動きをするので飲み込みが問題です。いや理解力がない訳ではありませんから!また男女比で言うと圧倒的に男性比率が高いので昨年度は女性会員はいらっしゃらなかったということもありました。写真は世田谷資料館です。


日々精進?

2015年04月09日 | 日記
「日だまりの樹 No.39」 今週の銀鈴会はテレビ局、新聞社、雑誌社からの取材の対応に大変そうでした。今日は週刊朝日の記者さんが取材に来られました。若い女性記者さんでしたが、初心クラスから上級クラスまで参観され、上達していく様を目の当たりにされて、修学する喉摘者の大変さを実感された様子でした。でもしっかり発売日を告げてアピールもぬかりなく流石です。そんな中でも教室は平常通り行われています。日々精進です?


つんくさんが

2015年04月04日 | 日記
「日だまりの樹 No.38」 今日のヤフーニュースでつんくさんが声帯摘出手術を受けたことを近畿大学の入学式で開示されたことが報じられました。歌うことを職業にしていた方が声を失うことを覚悟し決断されたことすごいと思います。喉摘者として同じ立場の人間として心からリスペクトします。


入学式

2015年04月03日 | 日記
「日だまりの樹 No.37」 4月といえば今週も桜が満開でお花見された方も多いと思います。この時期思い出すのが入学式、皆さんも半世紀近く昔のことですが中学の時のこと覚えてますか?クラスに顔見知りの子は何人かいるけど隣の子も前の子も知らない人ばかり、なかなか声をかけられない。どきどきしながら声をかけた思い出。そう銀鈴会もみんな知らない人同士です。上級クラスや先生方も皆同じように知らない同士から少しずつ知り合いを増やしたのです。皆さんも是非自分から声をかけて知り合いになってください。同じ悩み、痛みを知っているし、色々それぞれの人が工夫していることもあります。きっと参考になることもあると思いますよ。