木の広場

植物や小さな生き物たちを、写真付きで日記風書いてみたい。

広場716

2013-07-16 | 広場の楽しみ

7/16 明るい曇り 最高気温 20.4℃

 

林は霧の中 

 

夏の一瞬の静けさと涼しさ  

 

夏の露

夏の露葎が底の広葉かな       虚子

露涼し形あるもの皆生ける       鬼城

露涼し鎌にかけたる葛の蔓      蛇笏

 

 

 


広場715

2013-07-15 | 広場の楽しみ

7/15 明るい日が射す曇り 最高気温 22.6℃

 

夏の海 珍しく大型の貨物船が入っている 

 

      

 

夏の海

夏海の澪標のいろいろ面白や     虚子

夏海へ燈台径の穂麦かな        蛇笏

夏じほの夕とゞろきとなりにけり   万太郎


広場713

2013-07-13 | 広場の楽しみ

7/13 晴れ 

 

さくらんぼ

茎右往左往菓子器のさくらんぼ       虚子

舌に載せてさくらんぼうを愛しけり    草城

桜桃のみのれる国をまだ知らず     鷹女

均斉に桜桃並ぶ心安からず        波郷

実桜やピアノの音は大粒に          草田男


広場712

2013-07-12 | 広場の楽しみ

7/12 晴れ風爽やか 最高気温 23.8℃

 

サクランボが色づいてきた、もう少しで甘さも増してくるだろう。 

 

マローの花が咲いた 甘い香りがする

 

白い花のハーブとアップルミント

     

 


広場705

2013-07-05 | 広場の楽しみ

7/5 曇り 最高気温 25.8 ℃

 

蕗の青臭い香りが懐かしい  夏の色である  

 

卯の花のこぼるゝ蕗の広葉哉      蕪村

沢水の川となり行く蕗がくれ       虚子

近江より雪来て蕗に降らす雨       楸邨


広場704

2013-07-04 | 広場の楽しみ

7/4 雨のち曇り 最高気温 22.3℃

 

丁度イチゴの花が咲き、朴の花が咲き、馬鈴薯の花が咲いている。

夏本番なのだ。

 

苺の花    

つぶしたる苺流るる乳の中      虚子

思ひ出や苺が乳に混るとき     烏頭子

 

朴の花    

朴の花しばらくありて風渡る      虚子

壷にして深山の朴の花ひらく     秋桜子

 

馬鈴薯の花 

馬鈴薯の花に大小の雲垂れぬ     楸邨

馬鈴薯の花の日数の旅了る      波郷

 

 

 

 


広場703

2013-07-03 | 広場の楽しみ

7/3 風爽やかに明るい日が差す曇り 最高気温 23.2℃

 

爽やかな風が走りぬけてゆく   

 

俳句

雲の峰

雲の峯いくつ崩れて月の山      芭蕉

雲の峯四沢の水の涸れてより     蕪村

川下何事もなき川上の雲の峯     万太郎

雲の峯塵の都に立ちにけり       虚子

 

 


広場702

2013-07-02 | 広場の楽しみ

7/2 快晴 最高気温 25.7℃

俳句

夏衣

夏衣未だ虱をとり尽くさず       芭蕉

庵に在りて風飄々の夏衣       碧梧桐

あはれ妻人の夏衣を縫ふあはれ   久女


広場701

2013-07-01 | 広場の楽しみ

7/1 晴れ 暖か 最高気温 23.5℃

 

 

夏の日は海を照らし         

 

夏の日

焼岳は夏日に灼けて立つけぶり    秋桜子

岩を攀ぢ天の夏日の小さゝよ      辰之助

森のトンネルは涼を呼び   

 

涼し

此あたり目に見ゆる物はみなすゞし  芭蕉

涼しさや鐘をはなるゝかねの声     蕪村

口紅のいさゝか濃きも涼しけれ     万太郎

 

若葉も涼しげ