雨
日曜日は雨で寒々しく
なんとなく縮こまりながら
TVマラソンのチャンピオンシップを見る
走るのは苦手なもののマラソンを見るのは好き
雨中を走る女性選手達を
すごい頑張りだなと思うばかり
思いもかけずせりあいのレースで
見応えありました
またコースが昔の仕事場だったところを
何度も巡るので飽きもせず
雨に濡れた建物に道路に見入って
懐旧の念に浸ったのでした
懐かしいといえば
前ブログの本『黄色い家』は三軒茶屋が舞台で
これもまた懐かしい所でした
以前区民劇団に応募して劇に出たりしていた時
共に演じる側だったT子さんが実は小説も脚本も書く方で
(当時82歳)
「月が出るのを待ちながら」というのを書いて
タウンホールで上演(彼女が演出)出来ることになり
私も出させて頂くことになり
稽古場が資金不足で区民センターや集会所を転々としました
下馬あたり、玉川あたり、用賀、成城など
その折々三茶は馴染みの場となり懐かしい所となったような
ここに小説「黄色い家」の登場人物も生活していたのかなと
種々雑多と今更ながらその場の特異性を
ぞわぞわと思います
でも主人公(また周りの人達)が
愛されることを知らない人達であるのではないかと
思う時
それは私だって同じだったからこそ
稽古にうろうろしたのではないかと
今になって思うのです
ー雨は余計なことを考えさせてしまうー