![]() | MOVIE STAR (ムービー・スター) 2006年 12月号 [雑誌]イン・ロックこのアイテムの詳細を見る |

美女四人の表紙に鼻の下を伸ばしつつ、お目当ては【渋系!オヤジ俳優大特集】なる、何ともはやなタイトルの特集だったりします。
「ムービー・スターが厳選したオヤジ俳優」たちは、ジョニー・デップを筆頭に、ヴィゴ・モーテンセン、ダニエル・クレイグ、アーロン・エッカート、ショーン・ビーン、ジェラルド・バトラー、クライブ・オーウェン、そして我らがヒュー・ジャックマン氏と言った面々。オ、オヤジって、ヒュー様が?
アーロン・エッカートって、もう38歳だったのね(ヒューと同い年)。でもやっぱり「オヤジ」じゃ気の毒。実はこの人の顔もけっこう好みです。
レイフ・ファインズとピーター・ウェラーも載っていましたが、この人たちをこんなカテゴリーで括るのは、キャリアを考えるとあまりに失礼なのでは……?
ところで、バトラーさんが "300" のキャスティングに際し、「英国俳優はフィットネスに熱心じゃないから」と二の足を踏むスナイダー監督と会って、コーヒーショップでいきなり脱ぎ出して、上半身裸になって見せたって、ホントですか!?
で、ヒュー記事は、インタビューによる構成で、カラー2ページ、モノクロ2ページ。
しかし、インタビュー自体はweb記事で読んだことのある話題ばかりで、もしかして、これは単独のインタビューではなく、それらの記事の寄せ集めでは?という疑惑も覚えます。
もっとも彼は、あちこちのインタビューで似たような質問をされ、似たような答えを返しているので、これもその類いかも知れません。
『X-MEN:ファイナル ディシジョン』の話、『ウルヴァリン』について、『ボーイ・フロム・オズ』のこと、ゲイ疑惑、シドニーのスポーツ・クラブで受付のバイトをしていた時、或る女性に見初められ、エージェントを紹介して貰った話──海外記事では自称 "white witch" として知られるこの女性、『ダンス・ウィズ・ウルブス』でアカデミー撮影賞を受賞したディーン・セムラーの奥さんアニーさんだったんですね。
顔写真はセムラー氏自身が撮ってくれたそうで、デビュー前からラッキーな人だったんだなぁ、と改めて思いました。
あとは、例のコアラの着ぐるみバイトの話や、007にまつわる噂(の否定)、『ファウンテン』のこと、『スクープ』のこと……
画像は、映画スチール以外に、ケルシー・グラマー、ハル・ベリーという『ファイナル ディシジョン』共演者と共にフリート・ウィークに来た時のもの、メルボルンの公園でAvaちゃんをだっこしているもの(これも保存してありますがアップしないでおきます)、"The Prestige" プレミアのもの(デボラさんと)、そしてNYの街角で携帯で話しながら歩いているもの……でした。
メルボルンのよれよれパーカーと例のだんだらマフラー、そして色の合ってないベルトもアレですが、NYの写真がまた、いつものプーマのキャップと……いや、言わないでおきます。
ともあれ、内容自体は充実しているので、あちこちのニュースサイトや芸能サイトに散らばっていた話題や情報をまとめて読むには最適でしょう。
でも、見出しタイトルが「僕はシドニー育ちだよ、ゲイ扱いなんて慣れっこさ」っていうのはどうなんだ?(笑)
まあオーストラリア、特にシドニーはゲイに寛容な土地柄として知られていますしね。
以前、別のインタビューで読んだ話では、「ストレートなの、ゲイなの?」と訊かれて「ストレートだけど」と答えると「あ、そう。じゃあね」という感じで、「実際シドニーじゃ、その程度のことなんだけどね」なんだそうです。