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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

今日のおでかけ

2022-09-11 21:20:35 | 雑記
ときどき
昨夜は窓を開けて寝たところ、明け方などかなり涼しく感じました。
今日も気温は低めで、エアコンなしで過ごせました。昨日より雲は多めでしたが、洗濯物はよく乾きました。
このところ日曜朝の習慣はEテレで【日曜美術館】を観ること。録画しておいたNHKドラマ『プリズム』再放送も観ました。

午後は娘のところへ行く約束をしていたため、お昼は軽めに。
バス停へ向かう道でも待っている間も日傘は必要なくなりました。風も爽やかで、残暑が長かったとは言え、秋は少しずつやって来ているんですね。

娘の家では、例によってYouTubeで【QuizKnock】動画など見せられ(いえ、面白いんですけどね)、そこから二人で近くのカフェへ。今日はアイスではなくホットのカフェオレを頼みました。
それから駅前ショッピングセンターへ行き、探していた雑誌を書店で買いました。
夕食はインドカレーのお店で。珍しくナンではなくライスを頼んだところ量が多くて……全部食べましたが、お腹が苦しいです。いつも自分が食べるご飯(お米)の倍はあったと思います。でも、おつまみ類ともに美味しくいただきました。
食後はスーパーやドラッグストアで買い物。駅前で娘と別れ、バスで帰りました。今日はあまり待たずに乗れて良かったです。

帰宅後は、その後のTV視聴や明日また早くに出かけることなど考え合わせて、即シャワーしました。
というわけで大河ドラマ『鎌倉殿の13人』視聴。

三代将軍実朝の妻として、後鳥羽院の従妹である千世姫が嫁いでくることとなる。どこか浮かぬ顔の実朝の心を救ったのは、母・政子が書写した和歌集。その中でも特に惹かれたのは、父・頼朝の詠んだ歌であった。実朝にとっては、初めて父を身近に感じられた瞬間だったかもしれません。
そして義時の許には三人目の妻のえが。彼女の裏の顔を知る泰時は心配でならず、親友(?)三浦義村もそれを見抜いた模様だが……

その頃、北条時政・りく夫妻は息子・政範の突然の死に沈んでいた。表向きは京で病死したと伝えられていたが、実は毒を盛られた疑いもあり、平賀朝雅の怪しい動きを畠山重忠の息子・重保が目撃もしていた。
そのことで朝雅を問い糺し、更に義時等の評定衆や父・重忠にも伝える重保。しかし朝雅は先手を打って、重保こそが政範を毒殺したと、りくに讒言する。
畠山父子へ憎悪を向けたりくは、畠山討伐を時政に持ちかける。さすがの時政も即断はできず、義時と時房に相談するも、新たな戦を避けたい彼らは当然ながらそれを拒否。迷う時政にりくは、このままではいつか北条も梶原や比企同じように滅されると訴える。

吾妻鏡に記された平賀朝雅と畠山重保の口論に北条政範の暗殺説を組み合わせて、畠山討伐にこう繋げたかと感心しました。時政・りく夫婦の横暴も権力欲の暴走として描くかと思わせて、最終的には妻や子や家族への想いから来る「情の暴走」だったとするのが巧いです。牧の方(りく)が実朝を廃し、平賀朝雅を将軍の座に据えようと企んでいたという話は取り上げませんでしたね。両者の親密な関係と、それゆえの危うさは描かれていましたが。

密かにそんな陰謀が進行しているとも知らず、御所にあって所在ない思いを抱いていた実朝は、泰時を伴い、お忍びで和田義盛邸を訪れる。義盛とその家の開けっぴろげな空気には安らげる模様。
そんな実朝たちに、義盛は屋敷の一画に寄寓していた歩き巫女を紹介する。
この歩き巫女、オープニングでいきなり大竹しのぶさんの名前がクレジットされてびっくりしました。事前情報も予告もないサプライズです。
巫女は、泰時の「双六嫌い」を指摘して、かねてより視聴者の間で囁かれていた上総介広常の転生説を補強し、実朝には「雪の日は出歩くな」と、甚だ不吉な予言をする。そういう「視聴者だけは知っている」ことが、目の前の彼らにとっては話半分の占いでしかないというのも面白いです。
一方で巫女は、実朝が人知れず悩みを抱えていることも見抜き、しかし「その悩みはおまえ一人のものではない。遥か昔もこれからも同じことで悩む者がいることを忘れるな」と励ましてもくれる。涙を浮かべる実朝。
この実朝の悩みが、誰にも語れぬ「忍ぶ恋」、更に現代でいうところの「クィア」なものなのではないか?と、ツイッターで指摘されていました。もしかしてそうかも……後で録画を見直してみます。実朝公は自分の子は残さなかった人ですし。

さて、愛する妻のためいよいよ畠山討伐を決意する時政だが、執権といえども単独でそんな命令は出せない。それには将軍自らの花押を捺した下し文が必要だと義時から諭され、いったんは引き下がる。
その実朝が姿を消したと、御所では皆が右往左往していた。が、以前「鹿鍋パーティー」に参加していた八田知家が、和田邸から鎌倉殿を連れ戻す。
思わぬ騒ぎになってしょんぼりする実朝だが、三善康信の優しい言葉に触れ、再び政子書写の歌集を手に取る。もしかして、同じ「悩み」を持つ人を歌の中に見つけられないかと思ったのかもしれませんね。
そんな実朝の許にに物陰に潜んでいた時政が近づき、或る書面に本文を見せないまま花押を押させようとする。

父がそんなことをしているとは知らない義時は、はるか武蔵国まで畠山重忠を訪れ(鎌倉→秩父地方はかなり遠いと思います)酒を酌み交わしていた。義時としては言いがかりのような理由で討伐などしたくない、鎌倉に起請文を提出すべしと要請するが、重忠は、むざむざ討たれに出かけたりはしない、或いは攻め込まれたとしても戦うのみと答える。日頃冷静で忠義一途の重忠も、やはり坂東武者だった。前半で、これまで殆ど示すことのなかった「怪力」を見せたりもしていましたしね。
本当に鎌倉を守りたいのなら真に戦うべき相手は……という重忠の問いに「それ以上は」ととどめる義時だが——

サブタイトル「苦い盃」とは、実朝の婚姻を指すとも、政範暗殺の件のようにも、あるいは義時と重忠が酌み交わした盃であるとも思えます。重忠が言う義時の戦うべき相手とは、父・時政なのか、それとも牧の方や平賀朝雅の向こうに見え隠れする朝廷なのでしょうか。

また今回、かなり意識的にシェイクスピアを引用していましたね。時政とりくの『マクベス』性は以前から指摘されていましたが、このたび登場の歩き巫女は、はっきりマクベス(とバンクォー)に予言を与える魔女でした。しかし、ツイッターを見て気がついたことですが、実はこの人は「二人目」の魔女。一人目は、比企家滅亡後、善哉(後の公暁)の前に現れた比企尼その人です。そして、彼女たちが予言をする相手は「マクベス」ではなく、源氏(頼朝)の血筋の者たちばかり。それも今のところ公暁と実朝というのが……「三人目」は誰に対してどんな予言をするのでしょうね?
一方、平賀朝雅の振る舞いはイアーゴーを思わせました。りく殿は「善人」ではないけれど、鎌倉や御家人たちのパワーゲームを楽しみ、他人を操ることに快感を覚えていた人が、息子への愛ゆえに、近しい人物が保身で為した讒言に惑わされてしまうというのが、怖くもあり少し悲しくもあります。

大河ドラマの後は、Eテレで【クラシック音楽館】。前半はアメリカの作曲家特集で、後半は新首席指揮者ファビオ・ルイージ特集第2弾でした。
今日はその後、久しぶりに【関ジャム完全燃焼】も観ました。

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