
今日は一日中雨。天候のせいか、ここ数日のストレスが溜まったのか、眠くて仕方ありませんでした。
さて、夜9時から日本テレビで放送された【スタジオジブリ物語】を観ました。
渡辺謙さんをナビゲーターに、宮崎駿、高畑勳を中心とするスタジオジブリの歩みを、そのずっと前の東映動画時代から、様々な映像資料等もまじえて辿ってくれて、なかなか見応えありました。大塚康生さんや小田部羊一さんへのインタビューも嬉しかったです。自分の世代だと、『ナウシカ』以前からほぼリアルタイムで彼らの作品とその歴史を見て来たんだなあ、と改めて感慨を覚えます。
進行役の謙さんが「未来への希望はいつでもある」という風にまとめたのは、当初からそうだったのか、今この時の状況を受けてのことなのでしょうか?
しかし──
『崖の上のポニョ』は、今後10年くらいテレビで放映できないでしょうね……
この作品について、自分はここで大いに批判しましたが、今となってはますます嫌悪が募るばかりです。
宮崎さんには「これでご満足ですか?」「これがあなたの望んだことですか?」と訊ねてみたいですね。
あれは要するに、ポル・ポトがやったようなことを「大自然サマ」の力を借りて成し遂げたいとか夢見ちゃった話だと思うので。どこぞの知事や反捕鯨団体代表の「天罰」発言とどう違うんでしょうね。
さて、それで──
「そこに楽園は現われましたか?」
追記:コメント欄 torov様のご指摘により、大塚康生さんのお名前を訂正しました。どうも大変失礼いたしました。torov様、ありがとうざいます。
で、早速なのですが、まず真っ先に一つ是非とも訂正して
頂きたい固有名詞が一つ。昔大学にいた頃から声優を目指して
いた頃にかけて、非常にお世話になったこともあり、いろんな
話をつぶさに聞かせて貰ったこともある恩師の名前を間違えて
もらうワケにはいかないので・・・。どうかここはきちんと
大塚康「生」さん、と訂正頂けると幸いかと。
【スタジオジブリ物語】を観た感じとしては久々にテレビマン
ユニオンの「手堅さ」を感じさせられる作り、でした。
構成がジブリ関連の著作もあり、かつて橋本治などとも番組を
作っていた浦谷幸良氏。初めの「ホルス」に至るまでの社会情勢
シークエンスが若干長く感じましたが、それらも含めて浦谷構成
なのかな、と納得。
ただ私の場合宮崎アニメを鑑賞する際の基本姿勢は「島本須美
主観」にならざるを得ないので、折角「赤毛のアン」まで触れたの
ならば、「赤毛のアン」のアン=シャーリー役オーディションに
立ち会った宮崎駿が最終選考に残っていた島本須美さんを気に入って
その後の作品(カリ城、ナウシカなど)に起用するあたりのこまかな
シークエンスを加えておいて欲しかった、とは思うのですが。
リアルタイムとして楽しめた宮崎アニメは「おもひでぽろぽろ」
までが精一杯なところでしたが、今観るなら「千と千尋の神隠し」
は観てもいいかも、と思えました。そのあたりが収穫。