のち
このところショッキングな訃報が続いていましたが、自分としては、昨夜伝えられた俳優の夏夕介さん死去のニュースが最も衝撃的でした。
テレビ版『愛と誠』の……と伝える記事が多いようですが、私にとっての夏さんは『特捜最前線』の叶旬一刑事です。
「特捜最前線」俳優・夏夕介さん死去
『テレビドラマ「特捜最前線」などで知られる俳優の夏夕介さん(本名・田浦久幸)が27日、胃がんのため死去した。59歳だった。通夜は30日午後7時、告別式は31日午前11時、東京都国分寺市並木町2の33の13の鳳林院で。喪主は妻のめぐみさん。
夏さんは熊本県出身。昭和44年に芸能界デビュー。テレビドラマ「純愛山河愛と誠」でヒロインの相手役をつとめて人気を集めた。その後も「宇宙鉄人キョーダイン」「特捜最前線」などのドラマに出演、映画や舞台などでも活躍した。妻のめぐみさんは元女優。長女は宝塚歌劇団の娘役、愛花ちさきさん。』
同じ『特捜最前線』で桜井刑事役だった藤岡弘、さんの談話も出ています。もちろん放送当時、藤岡さんのお名前に「、」などはついていませんでした。
「夏夕介さん死去は映像界の損失」藤岡弘、さん
『俳優の夏夕介さん(59)が27日、死去したという知らせを受けて刑事ドラマ「特捜最前線」で共演した俳優の藤岡弘、さん(63)は「あんないい俳優が亡くなるなんて…。経験を積んだ俳優の死は、映像界にとって大きな損失」と語った。
2人はともに刑事役で出演。藤岡さんは「歴史的な番組(特捜最前線)でご一緒できたが、熱心な俳優でした。お互いに番組に愛着を持ち、ものすごく真剣に台本を読み、よく意見交換したことが今でも、目に焼き付いています」としんみりとした様子。
「知人から悲報を聞いたときは、私より若かったのに、これからじゃないか…と胸がつまった。番組を終えた後はお会いするご縁はなかったが、特捜最前線のころのイメージしか浮かんできません」と言葉を詰まらせた。』
桜井さんにそう言って貰えて、叶さんとしても少しは浮かばれたかも、などと思ってしまいました。
本日の読売新聞朝刊にも記事が出ていましたが、使われた写真がいつのものであるかは、一目で判りました。
それこそ叶刑事として特捜にレギュラー入りした(それ以前にも数回ゲスト出演したことがあります)、1980年1月「警視庁番外刑事」のスチール写真です。
このエピソードをリアルタイムで観たことはなく、だいぶ後になって、他のファンのかたからビデオテープで見せて頂きました。
あの頃、夏さんはまだ20代だったはずです。もう30年も前のことなんですね。
一度大病をされてからは、テレビや映画のお仕事はあまりなさらず、舞台や美声を活かしたナレーターなどを中心に活動されていたようですが、それでも公式サイトを拝見しては、お元気そうなお姿に安心していたのですが……
実は『特捜』が放送されていた当時はファンクラブにもはいっていて、東映の撮影所、またロケ先などで何回か撮影を見学したことがあります。
更に、他の熱心なファンの方たちにくっついて、夏さんを囲んでお話しさせて頂いたこともありました。
ファンサイトやネットの掲示板には、昨夜から驚きと悲しみの声が溢れていますが、そんなわけで、自分としても今は何を言っていいか判らない状態です。
正直言って「ご冥福をお祈りいたします」と申し上げることさえ苦しい気持ちで、今はただ「安らかにお休み下さい」とだけ言わせて頂きます。
夏夕介オフィシャルホームページ
東映ビデオ | 特捜最前線DVD-BOX
DVD-BOXセットもついにVol.9まで出るんですね。リンクをVol.4にしたのは「番外刑事」が収録されているからです。
ああ、Vol.8に「二人の夫を持つ女」がはいっている……これは刑事さんのキャラクターに思い入れを持って観ると、非常につらいエピソードなんですが、シリーズ刑事物でここまで「描いてしまった」のは『特捜』だけだと思います。
長期シリーズの中で、これだけいろいろな意味で実験的先鋭的な試みをなしたドラマはそうないでしょう。
実は購入したのはVol.1、2のみなのですが、叶刑事や夏さんのことはさておいて、やはりその先も買うべきか、という気持ちになってきました。
この先、ちょと伏せます。かつての特捜ファンの方のみ、もし「ろーれんす」という名前にお心当たりがあれば、お知らせ下さい。
特捜最前線 BEST SELECTION BOX Vol.4【初回生産限定】 [DVD]東映ビデオこのアイテムの詳細を見る |
このところショッキングな訃報が続いていましたが、自分としては、昨夜伝えられた俳優の夏夕介さん死去のニュースが最も衝撃的でした。
テレビ版『愛と誠』の……と伝える記事が多いようですが、私にとっての夏さんは『特捜最前線』の叶旬一刑事です。
「特捜最前線」俳優・夏夕介さん死去
『テレビドラマ「特捜最前線」などで知られる俳優の夏夕介さん(本名・田浦久幸)が27日、胃がんのため死去した。59歳だった。通夜は30日午後7時、告別式は31日午前11時、東京都国分寺市並木町2の33の13の鳳林院で。喪主は妻のめぐみさん。
夏さんは熊本県出身。昭和44年に芸能界デビュー。テレビドラマ「純愛山河愛と誠」でヒロインの相手役をつとめて人気を集めた。その後も「宇宙鉄人キョーダイン」「特捜最前線」などのドラマに出演、映画や舞台などでも活躍した。妻のめぐみさんは元女優。長女は宝塚歌劇団の娘役、愛花ちさきさん。』
同じ『特捜最前線』で桜井刑事役だった藤岡弘、さんの談話も出ています。もちろん放送当時、藤岡さんのお名前に「、」などはついていませんでした。
「夏夕介さん死去は映像界の損失」藤岡弘、さん
『俳優の夏夕介さん(59)が27日、死去したという知らせを受けて刑事ドラマ「特捜最前線」で共演した俳優の藤岡弘、さん(63)は「あんないい俳優が亡くなるなんて…。経験を積んだ俳優の死は、映像界にとって大きな損失」と語った。
2人はともに刑事役で出演。藤岡さんは「歴史的な番組(特捜最前線)でご一緒できたが、熱心な俳優でした。お互いに番組に愛着を持ち、ものすごく真剣に台本を読み、よく意見交換したことが今でも、目に焼き付いています」としんみりとした様子。
「知人から悲報を聞いたときは、私より若かったのに、これからじゃないか…と胸がつまった。番組を終えた後はお会いするご縁はなかったが、特捜最前線のころのイメージしか浮かんできません」と言葉を詰まらせた。』
桜井さんにそう言って貰えて、叶さんとしても少しは浮かばれたかも、などと思ってしまいました。
本日の読売新聞朝刊にも記事が出ていましたが、使われた写真がいつのものであるかは、一目で判りました。
それこそ叶刑事として特捜にレギュラー入りした(それ以前にも数回ゲスト出演したことがあります)、1980年1月「警視庁番外刑事」のスチール写真です。
このエピソードをリアルタイムで観たことはなく、だいぶ後になって、他のファンのかたからビデオテープで見せて頂きました。
あの頃、夏さんはまだ20代だったはずです。もう30年も前のことなんですね。
一度大病をされてからは、テレビや映画のお仕事はあまりなさらず、舞台や美声を活かしたナレーターなどを中心に活動されていたようですが、それでも公式サイトを拝見しては、お元気そうなお姿に安心していたのですが……
実は『特捜』が放送されていた当時はファンクラブにもはいっていて、東映の撮影所、またロケ先などで何回か撮影を見学したことがあります。
更に、他の熱心なファンの方たちにくっついて、夏さんを囲んでお話しさせて頂いたこともありました。
ファンサイトやネットの掲示板には、昨夜から驚きと悲しみの声が溢れていますが、そんなわけで、自分としても今は何を言っていいか判らない状態です。
正直言って「ご冥福をお祈りいたします」と申し上げることさえ苦しい気持ちで、今はただ「安らかにお休み下さい」とだけ言わせて頂きます。
夏夕介オフィシャルホームページ
東映ビデオ | 特捜最前線DVD-BOX
DVD-BOXセットもついにVol.9まで出るんですね。リンクをVol.4にしたのは「番外刑事」が収録されているからです。
ああ、Vol.8に「二人の夫を持つ女」がはいっている……これは刑事さんのキャラクターに思い入れを持って観ると、非常につらいエピソードなんですが、シリーズ刑事物でここまで「描いてしまった」のは『特捜』だけだと思います。
長期シリーズの中で、これだけいろいろな意味で実験的先鋭的な試みをなしたドラマはそうないでしょう。
実は購入したのはVol.1、2のみなのですが、叶刑事や夏さんのことはさておいて、やはりその先も買うべきか、という気持ちになってきました。
この先、ちょと伏せます。かつての特捜ファンの方のみ、もし「ろーれんす」という名前にお心当たりがあれば、お知らせ下さい。
夏さんが亡くなってもう6年以上もの年月が流れたのですね…わたしにとっても、この人のイメージはいつまでもあの頃の叶刑事のままです。
我が家でスカパーは観られませんが、再放送をきっかけに、また新たに特捜や叶さんを好きになってくれる人が増えれば…と思います。
スカパーで再放送を見ながら、この人がもういないなんてと残念を通り越して恨めしい気持ちです。
純粋で熱い叶刑事、一生忘れません。