今日仕事であった出来事です。
私の今の仕事は(大体3年~5年で異動するので)主に接客業です。
勿論中心はデスクワークなのですが、お当番で窓口に立つのです。
午前中が窓口だった私。
女性が突然私の視界に入ってきました。
「ねぇ、書き方がわからないんだけど」
……コレが第一発声。
そしてまた、
「書き方がわからないんだけど」と同じ言葉を繰り返しました。
さらに、ご自分で「〇〇が必要」と書いてある書類を持っているんですよ。
なので私は、書き方が分からないっていうので、
「記載台の所に書き方が書いてありますよ」と言いました。
それがお気に召さなかったのでしょう。突然怒り出しました。
「書いてあったって分からないから聞いているんでしょう? 去年も此処で教わってから書いたんだよ、急いでんだから早くして」
……はぁ
と思いました。(一瞬だけ)
私からすれば、去年教えて貰ったのならなんとなくでも、覚えているじゃないか、と。
そして、どういう風に書けばいいのかは、手に持っている書類で書けるじゃないか、と。
この場所で書いた記憶があるならば、分かる筈じゃないか、と。
自分の住所の書き方もわからないっていうのか、この人は。
……そう思ったんですよね。そして正直、その物の言い方に
ムカムカ、ムカムカ……
ときましたので、このお客さんは覚えようっていう気持ちがない馬鹿者なんだな、と
思う事で気持ちを切り替えました。
「しょうがないじゃん。馬鹿なんだから」
と思う事で気持ちを割り切らないと、この窓口はやっていられないのが私が2年間で学んだこと。
勿論、お客さんがみなさんこういう方ばかりではありません。
真逆の人もいます。
分からないけど、頑張って書いてみたという人もいます。
そういう人には微笑ましいと思うので、やっぱり教えるのにも丁寧になってしまう。
結局、そういう自分勝手な言い分をはなったお客さん。
分かる事は記載台で書くから、と今更な事を言ってきたので
「構いませんよ、他にお客さんはいないので、ここで書いてください。お急ぎなんでしょう?」
と言っちゃいましたよ、私。
そして、この欄には○○を、こちらの欄には○○を…と、説明し受け取りましたが…。
このお客さんは更に運がなくて、他の所にもいかないといけないことが分かりました。
その事を説明して、担当するところへと行って貰いました。
その帰り際は、とても素直な良い人に変わっていました。
人に対して高慢な態度はご法度だという事が良く分かりました。
分からない事は、日常あって当たり前だと思います。
分からないことがないっていう人は、まずいないと思うのです。
それだったら、お互いに気持ち良く対応した方がいいのにな、と今回の一件で思った私。
気を付けよう、と感じた瞬間でした。