とうとう7ヶ月続けることが出来ました。 これからもぼやくことになりそうです。

年を重ねるということは経験が豊富になる。
それが良い事か邪魔する事か。
そんな思いで、綴りたいと思います。

子供は・・・・・・

2010年06月18日 | 日記
少し重い話しになるが許していただきたい。また これはあるテレビのドラマの感想なので見ておられた方は分かるがそうでない方は分からないかもしれない。このこともお許しいただきたい。

このドラマは、九話で完結となっていて、中年男女7人の中学校時代の同窓会から始まる。夫々に事情を持つ7人、会場ではきれい事の話で終始するが、その帰りに男女2人が家庭を捨てて駆け落ちすることから展開が始まる。
この2人の他に学生時代にお互いに好意を抱いていた2人がいた。女性は夫と2人の子供の4人暮らし。
夫はリストラに遭い失業中なのに職を探そうともせず、家でぐずぐず言っているダメ亭主。男性の方は仕事(刑事)のため家庭を顧みないため、妻、子供にストレスを与えている。この2人は逃避行した2人を探す過程でだんだんと引き寄せられ、気持ちはどんどん接近するばかり、両家にもそのことがばれて各々の家庭は冷え切っていく。しかし2人とも、家庭を捨てきれず、自分の夫、妻に決別を言い切れなくている。
そして最終章、2人は橋の上で「今すぐには無理、家庭で話がつけば1年後ここで会おう、1年でだめなら2年後・・・」といって別れる。ラストシーンはこの2人が夫々この橋に向かう。そして2人は姿を見つけ歩み寄ろうとする。

この話、非常にロマンティックに描かれているが、これでめでたしめでたしですか。
夫、妻はともかく子供はどうなったんだろうか、と思いませんか。愛の前には子供の犠牲はどうでもいいんかよ。
最近良く新聞紙上に載る子供虐待の話。連れ子をして男と一緒になり、その男が連れ子を虐待する。それを見ぬ振りをする女、更には一緒になって女も自分の子供を虐待する。その女、惚れた男の為なら子供はどうなってもいい、そう思うんだろうか。
このドラマを見て、かっこいい様には描かれているが、虐待する女、男と共通するものがあるように思えてならない。そうじゃないというなら、この作者は子供達を誰もが納得いく様、どう始末したのかを聞かせて欲しい。
私には後味の悪い夜でした。