霊的故郷ブログ

正しい「霊的真理」の普及を目指しています!

君の脱皮はいつだ

2010-10-20 23:23:23 | 霊的真理
私のマイミクさんの中に、アフリカのガーナで日本からの援助プロジェクトの管理をされている方がいらっしゃるのですが、その方の新しい日記が素晴らしかったので、こちらでも御紹介をさせて頂きます。

―――

君の脱皮はいつだ



「人間は自分のために生きて、自分のために死ぬことでは満足できない。」
「なにかのために生きて死ぬのである」

これは、作家で武士思想家の三島由紀夫が、武士としての死のチャンスを求めていた時に話した演説の一部である。

別に私は三島由紀夫の崇拝者ではない。しかし、彼の言葉には学べるものがある。彼の思想には理があり、そして彼の生きざまにはひとつの美学がある。

彼は死をかけて自衛隊を前に、「自分を否定する憲法をなんで守るんだ」とこれに立ち上がる同志を探したが、反応空しく、日本に武士道が無くなってしまったことを嘆いて、腹をきって自決した。 武士道に男の美学を求めた、最後のサムライの自分の命をかけた訴えだった。


これは極端な例かもしれないが、最近読んでいる本の中にも、「人間は利己主義から利他主義へと成長していくようになっている」、というのが強く残っている。

つまり自分のために生きて自分のために死ぬというのは、動物レベルの生き方であり、人間は、人のため、社会のため、大義のために、生きて死んでいくのが本来の生き方なのである。これは多くの宗教、思想、哲学にでてくる究極の理論である。この生き方を実践できた時に、我々はこの世の人生を卒業できるのかもしれない。

いかにエゴイズムを克服し利他心を育て、人のため社会のためになる仕事をやれるようになるのか、これが人間としての卒業テーマなのである。
 
多くの偉大な歴史の人物やおおきな企業の創立者などに共通して見られることは、この利他精神である。 我々が彼らのような自分を忘れた社会的な考えかたをもつようになるには、何度か人生をやり直さなければならないのかもしれない。

我々のこの世の人生とは、羽を広げ広い大空を飛びまわれるようになるのを目標に、長い年月を土の中で生きていく蝉の幼虫に似ているのかもしれない。

本当の自分になるためには、長年使ってきた古い殻を脱ぎ捨てて脱皮し、リスクを冒して太陽の下に飛び出していかなければならない。

エゴイズムと、そしてこの自由の効かない肉体から脱皮できるように、我々は本来の自分の姿を知らなければならない。それは、縛られるものがなく、自由に飛びまわれる魂である。

でなければ、人生を卒業できずに、いつまでも土の中で過ごしてしまう蝉の幼虫で終わるかもしれない。

―――

この「自分」には、「自分の家族」も含まれると、私は思います。

なぜなら、「家族の為に生きて、家族の為に死ぬ」のも、動物レベルの生き方と大差が無いからです。



※多くの方にブログに御訪問頂けるよう、よろしければ1日1クリックをお願いいたします。

下のバナーから入り、ランキング内にある「霊的故郷ブログ」をクリックして下さい。

精神世界ランキング 人気ブログランキングへ

霊的故郷