歴史の足跡

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『歴史研究会』第30回全国福井若狭大会

2014-10-19 12:48:22 | 例会・催事のお知らせ
『歴史研究会』創立56周年記念・第30回全国大会が平成26年10月17日から19日に福井県はユアーズホテルフクイで
盛大に開催された。
★と  き 平成26年10月17日(金)・18日(土)・19日(日)=二泊三日
★第一日目 式典・記念講演・祝宴=[会場]ユアーズホテルフクイ
★第二日目 見学会①中世の越前・福井を体感する=一乗谷朝倉氏遺跡(復原町並)、養浩館庭園ほか
★第三日目 見学会②古代の若狭・福井を歩く=国宝・明通寺、若狭三方縄文博物館ほか
●19日式典当日は各種団体の御代表の祝辞の後、記念講演が行われた・「幕末福井伝~松平春嶽をめぐる人々~」角鹿尚計先生(福井県立郷土歴史博物館副館長)・「越前から皇位に就いた継体天皇の伝説ロマン」青木豊昭先生(元福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館館長)記念式典の後、アトラクション「馬鹿ばやし」が地元馬鹿ばやし保存会の皆様で行われた。
●■見 学 会
【二日目】見学会①=10月18日(土)貸切バス=ユアーズホテルフクイ前集合・出発→一乗谷朝倉氏遺跡(復原町並)(記念撮影予定)→福井市立郷土歴史博物館→養浩館庭園→福井の文化「魚屋」で昼食→丸岡城(日本最古の天守閣)→称念寺(新田義貞公墓所)→大安禅寺(越前松平家菩提寺)など→ユアーズホテルフクイ(午後6時着予定)
【三日目】見学会②=10月19日(日)貸切バス=ユアーズホテルフクイ前集合・出発→(北陸道・7月全線開通の舞若道)→国宝明通寺→熊川宿→三方五湖近くの「水月花」で昼食→若狭三方縄文博物館→水月湖など
→解散①=敦賀駅(午後4時30分着予定)→解散②=福井駅(午後5時30分着予定)

 福井県は、日本海に面する越前国と若狭国の両国をもって県域としています。越前国は越の国と呼ばれた古代から数多くの歴史の舞台になりました。中でも福井が最も輝いた時代が継体天皇と幕末の時代です。
 継体天皇は50年あまりを越の国で過ごした後、57歳で都に上り第26代天皇として即位しました。即位するまで越の国では越前漆器の奨励や福井平野の治水、笏谷石採掘に貢献するなど数々の伝説を残しました。
 また、激動の幕末維新期において徳川家門筆頭であった越前福井藩の第十六代藩主松平春嶽(慶永)は、橋本左内、横井小楠、由利公正などを指導者として人材登用、殖産興業にいち早く取組み藩政改革に成功するなど福井藩は「雄藩・智藩」として知られ、将軍継嗣問題で安政の大獄に散った橋本左内の「近代国家構想」は坂本龍馬など多くの志士にも影響を与えました。
 若狭国は古くから神に供え天皇に捧げる食物である「御贄(みにえ)」を供給する「御食国(みけつくに)」であったことから奈良や京都との繋がりが深く多くの古社寺・仏像があります。また鯖街道をはじめとした若狭の食に関する歴史・伝統・文化に触れることができます。縄文人のタイムカプセルといわれた三方五湖周辺の鳥浜貝塚や水月湖の湖底堆積物「年縞(ねんこう)」なども注目です。魅力たっぷりの福井県への歴史探訪がご満足いただけるよう努め、心より歓迎申し上げます。