不愉快なことを言われた時
その前に不愉快な言葉を引き出す
きっかけとなるコトがあったりする
そのきっかけの善悪には拠らないし
人によっても違う
逆に言えば
誰にきっかけとなる言葉をかけるかで
望む回答を選択することが可能かもしれない
もちろん予想外の回答の場合もある
けれど
それは日常的に無意識のうちに
やり取りしていることになるだろう
青春とか恋というものが幻想だったとしても、そういう季節が過ごしてみたかった。
憧ればかり先走りすぎて片想いはたくさんしてきた。
惚れっぽいのかもしれない。
けれど、それはいつも片想いだったから、友達として仲の良い人はいたとしても、両想いの恋として実ることはなかった。
だからまだどこかで憧れている。
そういう思い出があるかないかで人生の満足感は違うのではないだろうか。
人はひとりで生まれて
ひとりで死んで行くと言う
けれど
あとを任せる人がいないと言うのは
なんと寂しいことだろう
頑張ればいつか報われるなんて
遠い時代の幻想か
思い半ばでも人生は終わる
必要なものを揃えていたはずなのに
全てが不要なものとなる日がやってくる
物欲のなんと儚いことか
子供の頃に思い描いたことは
思いがけないことで実現したけど
だからどうだと言うのだろう
犠牲にしてきたことの大きさと
迷惑をかけてきたことの大きさに
押しつぶされそうになる
けれど
自分を欺き
押し殺したままでは
生きることは出来なかった
明るい未来はもう来ないとすれば
何に向かって歩こうか
孤独に幕を下ろす
その日まで
若き時代はいつ日か
遠い昔へ遠ざかる
何を為すべきか
どこへ行くべきか
迷ううちに朽ちてゆく
焦燥感も情熱も冷めたのか
踏み出す歩みもおぼつかず
夢は果てたか果たしたか
幕を下ろすはまだ少し
かすかな光の刺す道を
探して彷徨う霧の中