北朝鮮3日間不眠で行軍
【ソウル時事】 3日間ぶっ通しの行軍、列車の屋根を走りながらの射撃-。韓国紙・中央日報などによると、同国軍当局者は14日までに、韓国の主要施設の破壊や要人暗殺などを任務とする北朝鮮特殊部隊の過酷な訓練の「実態」を説明した。
特殊部隊の要員は約20万人とみられ、うち約14万人が軽歩兵部隊。残りの約6万人は11軍団と偵察総局に所属する特殊作戦専門要員で、「人間兵器」と呼ばれている。女性だけで構成する偵察中隊もあるという。
訓練は、夏と冬に約2カ月ずつ行われる。後半は毎日、約35キロの装備を身につけ山岳地帯で襲撃、待ち伏せなどの訓練をしながら約20キロ行軍。目的地に到着後、格闘技の試合を行い、実戦感覚を養う。
高速で走行する列車の屋根の上を走りながら射撃する訓練や「3日間不眠不休」の行軍も実施するといい、韓国紙は「地獄の訓練」と書いている。
韓国軍の特殊部隊要員は2万人弱と、北朝鮮の10分の1に満たないことから、高性能の狙撃用小銃など先端装備を補強することで、人数の劣勢を挽回しようとしている。
非出会い系サイトの児童被害増加 大手携帯ゲームサイトが突出
産経新聞 2月17日(木)14時9分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110217-00000563-san-soci
平成22年に不特定の人と連絡が取り合えるゲームサイトやプロフィルサイトなど「非出会い系」と呼ばれるコミュニティーサイトを通じて犯罪の被害に遭った18歳未満の児童は前年より9.1%多い1239人に上り、増加を続けていることが17日、警察庁のまとめで分かった。半期ベースでも下半期が上半期を上回っており、事業者側の対策の効果が上がっていない実態が浮き彫りになっている。
まとめによると、被害の罪種別は、青少年保護育成条例違反が772人(6.2%増)、児童買春214人(8.5%減)、児童ポルノ180人(78.2%増)。年齢別では16歳が337人でトップ、17歳(278人)、15歳(262人)と続いた。12歳以下も34人いたという。
きっかけになったサイト別では、大手携帯ゲームサイトが378人(212人増)と突出。このサイトを含む被害児童数上位7サイトが、第三者機関のモバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)から「健全」と認定されており、認定サイトが全体の57.1%を占めた。
EMAによると、このゲームサイトは昨年秋からミニメールの内容の監視をスタートさせるなど、事業者側も対策を強化。EMAも認定基準の見直しを順次行っている。しかし、認定サイトから別の未認定サイトに誘導されるケースも目立つという。
警察庁は「事業者側も一定の取り組みを進めており、効果が現れるまでもう少し時間がかかるのでは」と指摘。今後は関係省庁と連携し、有害サイトをブロックするフィルタリングの100%普及促進や、会員同士のミニメールの監視強化など事業者の自主的取り組みを支援する方針。
一方、出会い系サイトに起因する事件は減少を続けている。被害に遭った児童は43.9%減の254人で、罪種では児童買春(151人)が最多。検挙した1025件(14.8%減)のうち404件が出会い系サイト規制法違反(禁止誘引行為)で、284件が児童からの誘引だったという。
「暗号」駆使して出会い系携帯サイトに書き込む少女たち
2010/12/20 10:35更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/476333/
17歳の少女に現金を渡してわいせつな行為をしたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで8日、東京都立国立高校教諭の大平健二容疑者(53)が埼玉県警に逮捕された。大平容疑者と少女が知り合ったのは、携帯電話の出会い系サイト。サイトには規制強化にもかかわらず、未成年者の書き込みが後を絶たない。「暗号」を駆使してまで売春相手を求める少女たち。浮かび上がるのは、「ライト感覚」で売春に手を染める姿だった。(塩塚夢)
「女性20歳 年齢はマイナス3 明日群馬県内で会える人いますか」。今年7月、少女が出会い系サイトに書き込んだコメントだ。実年齢は20歳から3歳からひいた17歳であることをほのめかしている。サイトには他の「暗号」も飛び交う。「61歳 年齢は逆です」。つまり、6と1をひっくり返した16歳という意味だ。
少女たちがこのような表現を使用するのは、出会い系サイト規制法をかいくぐるため。同法は児童(18歳未満の者)の書き込みを禁止しており、大平容疑者にわいせつ行為をされた少女も今年10月、同法違反の非行事実でさいたま家裁に送致されている。
同法は、出会い系サイトの利用に起因した児童買春事件の急増を背景に、平成15年9月に施行。20年5月の改正により、売春だけでなく、児童との交際へ誘う書き込みも禁止となった。だが、規制強化にもかかわらず、児童による相手を求める書き込みは19年61件、20年119件、21年222件(いずれも警察庁統計から)と増加傾向にある。
「少女たちのほとんどは常習」と捜査関係者は指摘する。少女らの書き込みからも、「別3」(ホテル代別で3万円)といった略語を駆使したり、制服の着用や車の送迎など細かく条件を指定したり、慣れた様子が伝わってくる。
少女による書き込みの特徴は、今日や明日会える相手を求めていること。「時間が空いたから売春をしようか、といった感覚では。2時間我慢すればお金が手に入るという気軽な気持ちで書き込むケースが多い」(捜査関係者)。携帯電話から手軽に書き込める上に無数の閲覧者がおり、街で声をかけるよりもはるかに「効率的」。顔が見えないのは怖いが、待ち合わせ場所で遠くから相手を見て、ヤバそうだったら逃げれば平気-。そんな「ライト感覚」が少女たちを書き込みに走らせる。
だが、不特定多数の異性との密室での接触は、危険が高い。捜査関係者は「一人だと思ってついていったら複数いて、行為を撮影されたりすることも。痛い目にあってからでは遅い」と警鐘を鳴らす。