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愛媛県:東赤石山(1707m)~西赤石山(1626m)縦走

2014年05月22日 | 山登り
確かに名前通りに山全体が赤色。スリルある岩稜歩き、そこにツツジも彩りを添え、最後は別子銅山の遺構と、フルコースで楽しめた充実の縦走コース。(山行日:2014年5月18日)

前日に笹ヶ峰と寒風山を登った後、移動して東赤石山の筏津登山口(別子山)で車中泊。
翌朝は5時10分に出発。


最初は瀬場谷を右手に見ながら登り、やがて道は二手に分岐。私は右の直登ルートに入りました。


最初は結晶片岩だった地質も、途中から変わりました。
カンラン岩、およびそれが変質した蛇紋岩。大量に含まれている鉄分で岩が赤色です。
ナルホド~、これが「赤石山」の名前の由来なのですね。


赤色がステキ~!


3時間で東赤石山の山頂に到着。しかし誰もいません‥‥、静寂そのもの。


ここからは稜線を辿って、物住頭から西赤石山へと向かいました。

この岩稜歩きがなかなかスリルがあって、楽しかったです。



振り返って。ピークをトラバースするところもありました。


西赤石山の狭い山頂は人で賑わっていました。


今年のツツジは、ホント美しい。


昔、人々は銅の鉱石を担いで峠越えしたという「銅山越」。


銅山関連の遺構もたくさん残されていました。
江戸から昭和まで掘られてきただけあり、大規模な掘削口も保存されています。


ダイヤモンド水で身体を潤した後、下山。
下山口と私の車をおいてある筏津とは、約6kmの距離。1.5時間の車道歩きを覚悟していたのですが、山で仲良くしていただいた高松からのグループの方に送っていただけました。
感謝~!ありがとうございます。

四国の人はお遍路さんにとても親切と聞いていましたが、登山者にも優しいです。
前日の寒風山でも「石川から来ました」といったら、「愛媛の美味しい蜜柑をどうぞ」とご馳走になりました。

下山後、大歩危温泉に入り、翌日の三嶺の登山口の名頃へ向かいました。

4 コメント

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Unknown (Pearsword)
2014-05-23 06:26:24
東赤石山から西赤石山にいたるまで、気持ち良さそうですね。でも、ふらついたら奈落の底に落ちるくらい、ナイフリッジなのでしょうか? 桃色のツツジが綺麗ですね。レンゲツツジは見たことはありますが、この色のツツジは初めてお目にかかります。
 僕は、大分頚椎症が良くなって来たので、もうしばらくしたら、また山に登ってみようかと考えています。もう往年のパワーはありませんが……。

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赤石山 (gbrain)
2014-05-23 10:20:35
こんにちは
赤石山の石は確かに赤いですね。
結晶片岩の山からカンラン岩の山への縦走、雄大です。
中央構造線を越えたのでしょうか。
岩の表面にクラゲの様な白い模様が見えます。
化石ではないでしょうが、塩の結晶?それとも菌類?
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Pearswordさんへ (Repu)
2014-05-23 21:28:06
そこそこのナイフリッジです。クライミングを経験していれば、問題ありません。むしろルーファイが核心。
アケボノツツジです。優しい桃色がキレイでしょう。
身体が回復されて良かったですね。山に入ればさらによくなりますよ!
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gbrainさんへ (Repu)
2014-05-23 21:31:44
3日間歩いた三山は、いずれも中央構造線近辺の山だったので、登山道を歩いていると劇的に地質が変わって行って、実に面白かったです。
クラゲのような白い文様は、なんと鉱物。石英か?
至るところにみられました。いずれも円形。登山道を示すためにペンキで丸印を描くことが多いのですが、それとそっくり。騙されて道迷いしそうでした‥(^^ゞ。
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