ブナの中庭で

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容器を考えよう(1)

2008年05月15日 | 3R・ゴミ・廃棄物
今から10年以上前に訪れたドイツ・フライブルク市。
そこで買った水の容器、ペットだけれど日本製よりはるかに肉厚で表面は傷防止のコーティングがかかっている。つまりリユースReuse(再使用)のリターナブル容器(繰り返し使用)です。

そしてデポジット料金が日本円で当時100円ぐらい。
デポジットdepositとは「預かり金」のことで、日本でもビール瓶や一升瓶をお店屋さんに戻すとお金が戻ってくる、あれです。
ドイツでは缶など使い捨て容器はほとんど見ることはありませんでした。しかもデポジット料金が100円、半端じゃありません。よって街にはポイ捨て容器が皆無。(もしこのボトルが落ちていたら拾いますね、なんせ100円ですよ!)



これは左からイギリスのウィスキー、ドイツのコカコール、スウェーデンのビール。どれもリターナブル容器でデポジット制。デポジット料金は国により違いますが、概ね50~100円、日本のように5円とか10円といった小額ではありません。

考えてみれば、私たちが欲しいのは容器ではなく中身。しかし高額な容器も一緒に買わされているのが現実。

例えばスーパーでお刺身を買おうとすると、容器がどうなっているか、思い出してみましょう。
見栄えのする立派なトレイに保冷剤や水吸収シートが敷かれ、その上に刺身。横にはプラスチック製の菊の花や葉っぱの飾り物、そしてケース入りのワサビ、最後にラップで覆われています。
食べた後には刺身の何倍ものごみです、もったいないなぁ。欲しいのは容器ではなく、刺身そのものなのに。

そこで解決策、自分が買いに行くときは容器持参で行きます。「お刺身、これに入れてください、ワサビいりません」です。そうすると100円以上割引です。ということは容器の値段は‥‥??

日本でも頑張っているところがあります。
サッカーアルビレックス新潟 。会場でビールを頼むと、この容器できます。
飲み終わって戻せば100円戻ってくるデポジット方式です。



ごみの減量はまず容器から。ヨーロッパのように軽量リターナブル容器を普及させることはできないのかな。

今日は長くなったので、続きは次回! (またご訪問くださいね )  


2 コメント

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初訪問です。 (内灘のハハ)
2008-05-16 14:48:06
こんにちは。
山梨県の「スペースふう」がリユース食器の始まりかも。http://www.spacefuu.net/
ここでも地元のサッカーチームがデポジットのコップを使ってます。
いろんな町のイベントで使われる紙皿や紙コップを何とかしたいですねえ。

これからもよろしく!!
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内灘からようこそ (Repu)
2008-05-16 20:14:36
初訪問と初コメントありがとうございます。
「スペースふう」HP見ましたが、すばらしいなぁ。
普段はごみ削減に注意していてもイベントの時には「まぁ今日ぐらいいいか」となりがちですが、そんな日にこそ新しい取り組みを考えるチャンスなのかもね。
私の職場でもみんなでアイディアを出し合って、使い捨て容器をやめることが出来ました。考えて意見を出し合ったとき、本当に楽しかったです。
また遊びにいらしてくださいね。


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