ブナの中庭で

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脱クルマに成功した町づくり(独フライブルク市ヴォーバン)

2009年07月30日 | 交通・交通システム
ヴォーバン地区の人口は5500人、全世帯の70%は車を所有していません。ここに移り住む人々は車を手放して引っ越してくるそうです。

地区のほとんどは車乗り入れ禁止で、公道は子どもたちの遊び場として活用されています。(冒頭写真)
車の所有はできますが、自宅ガレージの設置には厳しい規制がかかる上、町のはずれにある駐車場の区画を400万円で購入しなければなりません!

「日本で郊外の町なら車は必需品だけど、車なしで大丈夫なの?」

フライブルク中心への路面電車が引かれ、運賃が安く便数も多くたいへん便利。


また自転車道が整備されているうえ、商店・銀行・レストランなどが住宅街に混ざって建てられているため、自転車と徒歩で用事が足せます。大型ショッピングセンターはありません。つまり「コンパクトシティー」なんですね

日本の地方では、これとは全く逆行する形で町が変化してきました。その結果は、ご存知のように車のないお年寄りや子どもには、非常に暮らしにくい町になってしまいました。

私たちは「ビジョンの無い町づくり」を反省し、ヴォーバンに見習いたいものですね。

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