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RPS法という法律、知ってます?

2010年09月24日 | エネルギー
RPS法(RPS:Renewables Portfolio Standard)とは、「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法」のこと。

電力会社などの小売電気事業者に、新エネルギー等から発電される電気(新エネルギー等電気)を一定量以上利用することを義務づけたもの。
電力分野における新エネルギーの導入拡大が目的です。

対象となるエネルギーは、次の5つ。

 1 風力
 2 太陽光
 3 地熱
 4 水力(水路式で1000kW以下):つまりダム発電など大規模でないもの
 5 バイオマス(動植物に由来する有機物)

この法の施行を受けて、新エネルギーの導入量は着実に増えています。

(経済産業省 発表資料より)

RPS法できめた最大量(導入目標値)を新エネルギーがオーバーした場合、翌年に持ち越しできることにもなっています。



このグラフを見ると、最大量の設定が事実上無意味と感じますねぇ‥。
(持ち越し量が異常に多いよ)
RPS法で定めた最大量(目標値)が、かえって新エネルギーの活用にブレーキをかけているという批判も多いのです。


私たちの市民風車「のとりん」の電力も、このRPS法によって北陸電力に買ってもらっています。
ただし買い取り価格は太陽光発電より遥かに安い‥‥。

はやくこのRPS法が改正されるといいのにな。

2 コメント

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Unknown (Pearsword)
2010-09-29 22:50:03
面白い法律ですね。
義務量の設定と持ち越しは、電力会社への緩和措置なのでしょうが、あまり持ち越しして欲しくないですね。前年それだけクリーンエネルギーを作れているなら、翌年はもっとつくれるでしょうし。
いずれにせよ、電力改革の日は近いですね。
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そのとおり (Repu)
2010-10-03 06:36:14
Pearswordさんのコメント通り、持ち越しはだめですよね。
制定された当時はともかく、現在はこの法律が日本での自然エネルギー普及を阻害しています。
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