ブナの中庭で

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「美女とネズミと神々の島~かくれていた日本」(秋吉 茂 著)

2014年08月05日 | いろいろな本
今年いちばんの面白さ!!! でも昭和40年発行なので、図書館でさがしてみて下さいね。

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鹿児島県、屋久島の南から奄美大島に続くトカラ列島。
行政区画では、鹿児島県十島村です。

この十島村について調べていた時に出会った1冊。
最寄の図書館(金沢海みらい図書館)には無く、検索結果、石川県立図書館の書庫から見つかりました。

‥‥そして、とにかく面白い!

こんな日本があったのか‥‥

トカラ列島のひとつ、悪石島へ取材で訪れた新聞記者の著者が、見聞し体験した島生活を語ります。
米を食べられず芋を喰う生活、現地妻、裸足の子ども達、海を渡るネズミ軍団、洗骨の歌、そしてボゼ祭‥

これが本当に昭和30年代の日本?

記録としても民俗学の貴重な一冊と思います。

「美女とネズミと神々の島」(秋吉 茂 著)
 河出書房新社、昭和40年8月発行

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