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GW前半は好天、一転して後半は悪天に見舞われた日本列島。北アルプスでは痛ましい遭難事故が多発し、関東では竜巻も発生しました。
5月6日6時の地上天気図では、日本海に低気圧が発生しています。
しかし中心気圧(日本に近い側)は1000hPaと高く、前線も伴っていません。
一見すると「そうたいしたことがなさそうな低気圧」と判断しがち‥‥。
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ところが同日の高層天気図(500hPa)では、日本列島の上空に顕著な気圧の谷がかかり、寒気の流入が示されています。
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(図の右下方向が日本列島)
上空に寒気が入れば、大気不安定になり積乱雲が形成。
私も5月5日の午後、穂高岳西側斜面尾根にいましたが、激しい雷と霰でした。
(でも事前に高層天気図を見ての入山であり、装備や服装は準備済)
これは高層天気図を時系列に表示化した図です。
(正確には、500hPa面高度と緯度とを時系列表示したもの)
特に5700mのライン(太線)に注目して下さい。
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連休前半は北へ(N40°付近まで)上がっていますが、後半にはぐっと南下しN30°まで降りてきています。これは北側の空気が南下しているということ。
この図では右側を見て予報もできるため、私は山に入る前には必ず参考にしています。
高層天気図の知識を身につけると、より安全な登山ができますよ。
私が参考にしている高層天気図のページは、こちらの週間予報支援図です。
入山の前にはぜひご覧ください。
5月6日6時の地上天気図では、日本海に低気圧が発生しています。
しかし中心気圧(日本に近い側)は1000hPaと高く、前線も伴っていません。
一見すると「そうたいしたことがなさそうな低気圧」と判断しがち‥‥。
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ところが同日の高層天気図(500hPa)では、日本列島の上空に顕著な気圧の谷がかかり、寒気の流入が示されています。
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(図の右下方向が日本列島)
上空に寒気が入れば、大気不安定になり積乱雲が形成。
私も5月5日の午後、穂高岳西側斜面尾根にいましたが、激しい雷と霰でした。
(でも事前に高層天気図を見ての入山であり、装備や服装は準備済)
これは高層天気図を時系列に表示化した図です。
(正確には、500hPa面高度と緯度とを時系列表示したもの)
特に5700mのライン(太線)に注目して下さい。
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連休前半は北へ(N40°付近まで)上がっていますが、後半にはぐっと南下しN30°まで降りてきています。これは北側の空気が南下しているということ。
この図では右側を見て予報もできるため、私は山に入る前には必ず参考にしています。
高層天気図の知識を身につけると、より安全な登山ができますよ。
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入山の前にはぜひご覧ください。