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里山再生と生物多様性ワークショップ

2010年02月08日 | 生物多様性
2月7日(日)午後、金沢市の石川県生涯学習センターで開催されました。
正式な名称は「北陸における里山保全等による生物多様性保全に関するワークショップ」と長~いもの。

発表は3件あり、
・富山市ファミリーパーク園長の山本茂行氏:「地域社会と学校と、動物園をつなぐ“くれは悠久の森”事業」
・金沢大学地域連携推進センターの小路晋作氏:「能登里山マイスター養成プログラム:里山資源を活かす地域再生リーダーの育成」
(もう1件はわたくし

山本さんの発表のなかでは、在来家畜の文化を継承する取り組みが面白かったです。
農耕馬が田んぼを耕し山羊を飼って家畜と共存する文化があった日本。
しかし家畜はトラクターなど農業機械に取って代わられ、家畜文化と家畜技術もあっという間に失われてしまいました。
日本在来の動物を飼育する富山市ファミリーパークでは、園の木曽馬で田起こしをするなど、家畜文化の発掘と継承に取り組んでいます。

富山市ファミリーパークのHPはこちら

金沢大学の発表は、能登半島先端の珠洲市で行なっている里山資源を活かす地域再生リーダーの育成についてでした。
能登半島は急激な過疎化高齢化が深刻です。一方で豊かな自然と深い文化が残る地域です。
ここで地域再生を担う人材育成のプログラムが行なわれています。
すでに1期生は卒業し、農林業、自治体、エコツーリズムなどの担い手として活躍中だそうです。
金沢大学「能登里山マイスター」養成プログラムのHPはこちら

発表の後はパネルディスカッションがあり、大変活発な意見交換がなされました。
「勉強になったな~」

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