
長年登りたいと思ってきたピークへ!
***
11年前、初めて錫杖岳でのクライミングは前衛フェース左方カンテルート。ゴールして烏帽子岩の下を歩いてラビーネンツークから下山。
その時に仰ぎ見た烏帽子岩のそそり立つ姿が、強く心に刻まれました。
そして2年前から何度か烏帽子岩クライミングを計画し、天気に恵まれなかったり時間切れで下山したりを4回。
今回は烏帽子岩に過去5回登頂した経験のあるIさんに懇願して案内をお願いしました。
天気予報が微妙に変わる中、晴天を信じて総勢4名で出発。前夜は上宝の駅でテント泊。
朝5時、まだ暗い中を出発。思い違いでアプローチで少々ルートミスし、左方カンテ下から北沢へ出てしまった。トラバースし急斜面を何とか降りて右俣沢へ降り立つ。
右俣沢を詰め中央稜の最上部を横断して、ようやく烏帽子岩を仰ぎ見る。西肩から基部を横断して東肩の取り付きへ。ここまで4時間40分もかかってしまった。
ようやく10時、2人2パーティに分かれ登攀スタート。私はIさんと。
Iさんは通常の1P目(4級ー)と2P目(4級ー)を繋いでどんどん登っていく。フェース下を歩いてトラバース、そして凹角の核心ピッチへ。
「せっかく来たんだからリードがんばれ」
ルンゼスタートでチムニー状になり、ハングしている!ムムム・・・。テンションし苦労しながらも何とか乗り越えました。
その後は藪を越え易しいフェース、ここもリードさせて頂き烏帽子岩山頂へ!360度素晴らしい大展望に感激。念願が叶いました。
2ピッチ懸垂で取り付きへ戻った後、歩いて左方カンテルートのゴール地点へ行き、「注文の多い料理店」ルートを懸垂し戻りました。
槍見温泉到着は予定通りの17時。ずっと晴天に恵まれ、素晴らしい一日となりました。
Iさんはじめ同行のみなさん、ありがとうございました。
暗い中、槍見温泉を出発。錫杖の前衛壁に朝日が当たり始める。ここで武者震いです。

思い違いで少々ルートミス。でも無事に右俣沢に降り立つ。

「錫杖のレジェンド」Iさん(右)と国際ガイドのNさん(左)。なんて心強いメンバー!

右俣沢はなかなか厄介。甘く見ていました。

ヌルヌル滝もなんとか登山靴で登る。

ようやく烏帽子岩が見えてきた!

中央稜最上部を横断して微妙な下りで西肩へ。

基部をトラバースして、ようやく東肩へ。なんて遠い、ここまで出発から4時間40分かかってしまった。

登攀スタート。

1ピッチ目終了点でのN・Eペア。

しかしIさんは通常の2ピッチ目も繋げてロープを伸ばした。最初は傾斜が強くチョット苦労。

その後は歩いてトラバースし、核心ピッチ。凹角からルンゼ、その先にはハングが見えている。
「ここを登るために来たんだろう。リードせ~よ」Iさんに背中を押していただき、リードしました。
しかし残念、ここの写真はありません・・・。ヌルヌルのルンゼとハングを必死で登っていました・・・。
藪を抜けて最終ピッチはキレイなフェース。ここもリードして、終了点は山頂でした!
後続の2人も無事到着。

烏帽子岩トップからは360度の大展望。

振り返ると錫杖本峰。かつて登った「見張り塔」ルートも良く分かります。

景色を堪能したのち、懸垂へ。

帽子を振り返る。あの右側ラインを登ったんだ!
大満足~♪

歩いて左方カンテ終了点へ。

そして「注文の多い料理店」ルートを懸垂、合計4ピッチ。
本日は我々含めて3パーティのみ、静かな錫杖でした。

念願ルートを登ることができて幸せでした。
レジェンドIさんはじめ、同行のみなさま、ありがとうございました。
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11年前、初めて錫杖岳でのクライミングは前衛フェース左方カンテルート。ゴールして烏帽子岩の下を歩いてラビーネンツークから下山。
その時に仰ぎ見た烏帽子岩のそそり立つ姿が、強く心に刻まれました。
そして2年前から何度か烏帽子岩クライミングを計画し、天気に恵まれなかったり時間切れで下山したりを4回。
今回は烏帽子岩に過去5回登頂した経験のあるIさんに懇願して案内をお願いしました。
天気予報が微妙に変わる中、晴天を信じて総勢4名で出発。前夜は上宝の駅でテント泊。
朝5時、まだ暗い中を出発。思い違いでアプローチで少々ルートミスし、左方カンテ下から北沢へ出てしまった。トラバースし急斜面を何とか降りて右俣沢へ降り立つ。
右俣沢を詰め中央稜の最上部を横断して、ようやく烏帽子岩を仰ぎ見る。西肩から基部を横断して東肩の取り付きへ。ここまで4時間40分もかかってしまった。
ようやく10時、2人2パーティに分かれ登攀スタート。私はIさんと。
Iさんは通常の1P目(4級ー)と2P目(4級ー)を繋いでどんどん登っていく。フェース下を歩いてトラバース、そして凹角の核心ピッチへ。
「せっかく来たんだからリードがんばれ」
ルンゼスタートでチムニー状になり、ハングしている!ムムム・・・。テンションし苦労しながらも何とか乗り越えました。
その後は藪を越え易しいフェース、ここもリードさせて頂き烏帽子岩山頂へ!360度素晴らしい大展望に感激。念願が叶いました。
2ピッチ懸垂で取り付きへ戻った後、歩いて左方カンテルートのゴール地点へ行き、「注文の多い料理店」ルートを懸垂し戻りました。
槍見温泉到着は予定通りの17時。ずっと晴天に恵まれ、素晴らしい一日となりました。
Iさんはじめ同行のみなさん、ありがとうございました。
暗い中、槍見温泉を出発。錫杖の前衛壁に朝日が当たり始める。ここで武者震いです。

思い違いで少々ルートミス。でも無事に右俣沢に降り立つ。

「錫杖のレジェンド」Iさん(右)と国際ガイドのNさん(左)。なんて心強いメンバー!

右俣沢はなかなか厄介。甘く見ていました。

ヌルヌル滝もなんとか登山靴で登る。

ようやく烏帽子岩が見えてきた!

中央稜最上部を横断して微妙な下りで西肩へ。

基部をトラバースして、ようやく東肩へ。なんて遠い、ここまで出発から4時間40分かかってしまった。

登攀スタート。

1ピッチ目終了点でのN・Eペア。

しかしIさんは通常の2ピッチ目も繋げてロープを伸ばした。最初は傾斜が強くチョット苦労。

その後は歩いてトラバースし、核心ピッチ。凹角からルンゼ、その先にはハングが見えている。
「ここを登るために来たんだろう。リードせ~よ」Iさんに背中を押していただき、リードしました。
しかし残念、ここの写真はありません・・・。ヌルヌルのルンゼとハングを必死で登っていました・・・。
藪を抜けて最終ピッチはキレイなフェース。ここもリードして、終了点は山頂でした!
後続の2人も無事到着。

烏帽子岩トップからは360度の大展望。

振り返ると錫杖本峰。かつて登った「見張り塔」ルートも良く分かります。

景色を堪能したのち、懸垂へ。

帽子を振り返る。あの右側ラインを登ったんだ!
大満足~♪

歩いて左方カンテ終了点へ。

そして「注文の多い料理店」ルートを懸垂、合計4ピッチ。
本日は我々含めて3パーティのみ、静かな錫杖でした。

念願ルートを登ることができて幸せでした。
レジェンドIさんはじめ、同行のみなさま、ありがとうございました。