Blue Mountains National Park in Australia

オーストラリアに暮らす友人のKimさん。私がオーストラリアへ行くと伝えると、「仕事オフの日にはぜひブルーマウンテンへ来て」とのご招待。彼女はこの国立公園で世界遺産保護の仕事をしているのです。

仕事場のTerrigalの町からバスと列車を乗り継いでSydneyへ。この中央駅で落ち合って彼女の車で公園へ向かいました。

Blue Mountais National Parkは海抜約1000ｍ、一帯は堆積岩の高原で、そこを流れKedumba川など数本の河川が深い谷を形成しています。



砂岩とシルト岩、泥岩などからなる地層は約３億年前～の古生代に形成されています。この地域では石炭や石油も採掘されていたそうです。

見事な露頭。

Kimさんは公園内に多数ある自然観察路のうち、一押しのNational Passという道に連れて行ってくれました。（約４時間の行程）

自然保護センターからまずは急な階段を、200～300ｍ切り立った断崖の中腹まで下り、そこからはほぼ水平に道がつけられていました。途中、幾つもの滝を横切るのが楽しい楽しい。


見上げると見事に切り立った地層。地震でもあれば一発で崩れそうですが、オーストラリアは地震のない国、大丈夫。


この道は約100年前に、岩をツルハシやハンマーで切り開いて作られました。

この道も世界遺産登録の決め手になったそう。

見事な快晴に恵まれたこの日、午後になると次第に一帯が青みを帯びてきました。

下手な写真ではあの青色を表現できません‥‥、残念！
一帯に多いユーカリの木が陽を浴びて出す揮発性のオイルにより、光が反射して青く霞んで見られることから、Blue Mountaisと名付けられたそうです。


観察路から戻った後は、公園のシンボルであるThree Sisters（三姉妹）という奇岩を見に行きました。

一日ガイドしてくださったKimさん、ありがとう！
素晴らしい景観のBlue Mountais National Parkでした。
そのスケールの大きさと感動の深さは、私の写真と拙文ではとても伝えられません。
みなさま、ぜひいつの日か、現地を訪れてください！