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COP15(2):参加者たちの発言集

2009年12月09日 | 地球温暖化・地球高温化
COP15(国連気候変動枠組み条約第15回締結国会議)も2日目を迎え、実質的協議が始まっています。

会議に当たっての参加者の発言内容が、ロイターにより配信されています。
なかなか面白いので引用して紹介しますね。

(ここより引用)
COP15で議長を務めるデンマークのコニー・ヘテゴー気候変動・エネルギー相
 温暖化問題に対処する政治的合意を見出す必要性を強調したうえで、「問題を先延ばしにすれば解決が容易になると考えてはならない。今が行動すべき時だ」

イボ・デブア国連気候変動枠組み条約事務局長
 「今回の会議はすでに歴史に刻まれていると確信するし、そうなるだろう。だが、それは正しい歴史としなければならない」

小島嶼国連合のDESSIMA WILLIAMS議長
 「人類の生存が脅かされていることを考えれば、今回の会議で何も出てこなければ、われわれは大きな打撃を受ける。当然のことだが、われわれは自分自身や世界を焼死や溺死から救うためにここに集まっている。小島嶼国連合はテレビ向けの解決策を受け入れはしない」

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のラジェンドラ・パチャウリ議長
 「早期に行動すれば世界が大きな恩恵を受けることを示す証拠が数多く存在する。行動が遅れれば経済や人道的なコストがますます大きくなるだけだ」

米国のジョナサン・パーシング気候変動問題副特使
 「米国の提案は、一貫したものであるばかりか、積極的な合意の基準を満たすものだ」

中国のユ・キンタイ(於慶泰)気候変動大使
 「われわれは最終段階にきている。楽観的とか悲観的といった言葉で言い表すのではなく、目の前にある大きな課題に集中して取り組む必要がある。楽観的という言葉を使わない理由は、今日の動きから、特に重要な問題の一部について、各国に依然として大きな開きがあることが分かったためだ」

キム・カーステンセンWWFグローバル気候変イニシアチブ代表
 「各国はハードルを高く設定し、高いレベルの目標を示した。今からは、彼らが約束したことを実現する必要がある。合意を結ぶことは妥協点を見つけるようなものだが、多くの人々が貧困から抜け出しクリーンなエネルギーを利用し、環境に優しい仕事を生み出すチャンスにつながる」

国連工業開発機関のカンデ・ユムケラー事務局長
 「経済協力開発機構(OECD)諸国は、他の国々に対する思いやりを示さなければならない。途上国も成長し、近代化したいと望んでいる。21世紀には、片方がもう片方に『われわれが以前と同じことを続けられるように、あなた方の成長を遅らせ、森林を守れ』と求めるような2つの世界があってはならない」
(引用はここまで)

地球の未来を破滅的なものにしないよう、COP15で建設的な合意が図られることを期待しています。

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