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「かかし」が住民より多い名頃集落

2014年06月12日 | いろいろ
徳島県三好市の山あいにある名頃集落が今、海外の注目を集めています。そういえば先月、私も行きましたよ!

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三好市名頃集落は、住民40人ほどがひっそりと暮らす静かな山間部の集落です。
ここには、人間そっくりのかかしが、あちこちにいます。
畑作業をするおばあちゃん、ベンチで休む人たち、川べりで釣りをするお兄ちゃん、
道路工事のおじさん、木の枝にまたがる猟師、廃坑の学校で机に向かう子どもなど、100体以上です。

名頃集落は旧東祖谷山村に所属し、人口は4000人を超えた1970年代から急減し、現在は1500人余り。
高齢化が深刻です。
険しい地形の地域を結ぶ足は、市が運営するコミュニティバスのみ。


私は今年の5月にこの名頃集落から三嶺へ登りました。


その登山口にズラリと並んでいたかかしです。


昨日(2014年6月11日)の朝日新聞に、この名頃のかかしが紹介されていました。
ドイツ人留学生が名頃集落を動画サイトに紹介したところ、1ヵ月間に20万回以上のアクセスがあったそうです。

動画はこちら
ナレーションは日本語。とても美しい映像です。ぜひご覧ください。超おススメです!

2 コメント

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Unknown (Pearsword)
2014-06-13 13:47:05
すごいですね、これだけ作るのは、すでに芸術家の域に達しているのではないでしょうか。
 過疎化と高齢化のための村全体の寂寥を紛らわすために、作っていらっしゃるのかもしれないですが、すごいパワーだと思います。しかも、人形が三年持たないというのは、勿体無い。
 少しでも、作者の苦労が報われればいいのに、と思います。
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Pearswordさんへ (Repu)
2014-06-15 19:58:25
動画ご覧になりましたか?良いでしょう~
名頃集落に入った時、まるでおとぎの国に来ているようでした。
田んぼのあぜ道で草刈り機をもっている農家のおじさん:人形、
木に登って鉄砲を構えている猟師:人形、
「道路工事中」という柵の横に立つ工事のお兄ちゃん:人形、
ベンチに座りウトウトとしているおばあちゃん:人形、

素晴らしいけれど、ちょっぴり物悲しい。それはかつて栄えた集落を懐古するからなのかもしれません
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